恵文社一乗寺店 スタッフブログ

恵文社一乗寺店の入荷商品やイベントスケジュール、その他の情報をスタッフが発信いたします。

【重要】「KIYATAサーカス2018」台風21号接近に伴う初日日程変更のご案内

※ご来場予定のお客様は必ずご確認ください※

当初、9月4日(火)初日開催を予定しておりました「KIYATAサーカス2018」につきまして、台風21号が上陸する可能性が極めて高く、お客様およびスタッフの安全を考慮し、
【9月4日は一乗寺店を終日休業】させていただく運びとなりました。

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<変更内容>

◎展示会初日を「9月4日(火)」から【9月5日(水)】に変更いたします。

◎事前抽選エントリーにて取得いただいた【入場番号はそのまま9月5日(水)に移行】いたします。※事前抽選にエントリーいただいた方には、個別に詳細メールをお送りしております。

◎【受注品】は、抽選での販売となります。
その場でご購入確約ではなく、会期中にお申込みいただき、会期後に抽選にて上限数まで販売させていただきます。

◎【在庫販売木工作品(即売品)】および【プロダクト商品】は、制限数まで会場にてご購入いただけます。

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<初日【9月5日(水)】ご来場予定のお客様へ>

▼抽選エントリーにて入場番号を取得されたお客様

先日ご案内した入場番号のままの番号で【9月5日(水)】にご入場いただきます。

▼入場番号を取得されていないお客様
すべての入場番号のご入場が終わってからのご案内となります。
だいたい18時頃を予定しております。それまでの時間は観覧のみの場合もご入場は不可となります。誠に恐れ入りますが、何卒ご了承ください。

・受注品は、抽選での販売となります。ご希望のお客様は、会場にて申込書をご記入ください。

・「在庫販売木工作品」および「プロダクト商品」は、在庫限り、購入上限数まで会場にてご購入いただけます。

 

<「受注品」について>

今回の台風でご来店できないお客様も多くいらっしゃるため、受注品については、会期中に会場でお申込みいただき、会期後に抽選にてご購入可否を決めさせて頂きます。当初の予定から販売方法が急遽変更いたしますが、何卒ご理解のほどお願い申し上げます。

[抽選申込期間]

 展示会期中 2018年9月5日(水) - 9月17日(月) ※最終日の16:00まで

[抽選結果]

 2018年9月19日(火)以降順次ご連絡
(お申込みいただいた方全員に結果をお知らせします。)

[ご注意]

 ・会場で申込書をご記入、ご提出ください。(いかなるご事情に関わらず、ご来店以外の受付は一切不可とさせていただきます)

 ・受注品のお申込みは【お一人様一点まで】【同一住所へのお届けは二点まで】
複数お申込みいただいた場合は、全ての申込書が無効となります。くれぐれもご注意ください。

 ・抽選に当選したお客様には別途お支払い方法をご案内いたします。

 ・抽選結果が出た後のご購入キャンセルは一切お断りいたします。

 

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予定している商品ラインナップはこちらでご案内しております。
http://www.keibunsha-store.com/gallery/6633

※転売目的の購入、その他マナーを欠く行為は固くお断り致します。
過去の個展で把握している転売の方、その住所への販売、受注受付は一切お断りしております。

2018年8月書店売上ランキング

今回は、2018年8月の書店売上ランキングをご紹介します。

 

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1位『こけし時代vol.14』(コケーシカ鎌倉)

 

2位『季節の記録』小幡彩貴(commune Press)

 

3位『ATLANTIS 創刊号』(BOOTLEG)

 

4位『庄野潤三の本山の上の家』(夏葉社)

 

5位『数学する身体』森田真生(新潮社)

 

6位『目の見えない人は世界をどう見ているのか』伊藤亜紗(光文社)

 

7位『WORKSHOP BOOK アルフェテ工作室の本』アルフェテ工作室

 

8位『バウムクーヘン』谷川俊太郎(ナナロク社)

 

9位『アルテリ6号』アルテリ編集室/橙書店

 

10位『日本の小さな本屋さん』和氣正幸(エクスナレッジ)

 

1位は、当店でも長い人気のインディペンデント雑誌「こけし時代」、2年ぶりの新刊vol.14。沼田元氣さんが編集を手掛けるサイケな魅力に満ちた本誌ですが、発行元曰く、今号が「たぶん最終号」の一冊になる予定。その歴史を振り返るために、入手可能なバックナンバーを揃えた「こけし時代」フェアを開催中。

 

漫画でいうと最終巻。津軽、遠刈田、鳴子…、こけしといえば温泉があり、観光の楽しみがある。「こけし時代」はこけし愛に溢れた雑誌であると同時に、こけしの名産地が集中している東北への旅のすすめです。フェアの準備段階で初期の号から続けて読んでいると、また違った面白さが見えてきました。バックナンバーカタログもご用意しておりますのでぜひ参考に。

www.keibunsha-books.com

 

2位は、イラストレーター・小幡彩貴さんの作品集『季節の記録』。書店の一角にて開催しているフェアの会期もあと僅か。フェアの様子についてはこちらのブログもご覧ください。

keibunshabooks.hatenablog.com

 

3位は、先月に引き続き、雑誌『NEUTRAL』『TRANSIT』を制作してきた編集者、加藤直徳さんによる新雑誌『ATLANTIS』創刊号。「境界|ボーダー」という普遍的なテーマを扱った今号は、あらゆる思索のヒントになること間違いなしです。

www.keibunsha-books.com

 

4位は、個人出版社夏葉社の新刊『庄野潤三の本山の上の家』。小島信夫、小沼丹らとともに“第三の新人”として活躍した小説家、庄野潤三の作家案内。自宅写真や家族のスケッチ、長女・今村夏子ら家族の寄稿、佐伯一麦、岡崎武志をはじめとする愛書家の文章が添えられ構成された一冊。家族について考えるとき、庄野潤三の小説はきっと役に立ちます。こんな時代だからこそ、読むべきは庄野潤三。同じく夏葉社から刊行されている選集『親子の時間』もあわせておすすめです。

www.keibunsha-books.com

 

5位は、毎度おなじみ、独立研究者・森田真生さんの『数学する身体』です。9/15(土)の昼には、定例のトークライブ「数学ブックトーク」も開催されます。数学を起点に思想、哲学、技術など、あらゆる分野の古典から先端のトピックを扱う刺激的な3時間。ド文系の当店スタッフも毎回心から楽しんでおります。数学が苦手な方も安心してどうぞ。

mishimasha.com

 

6位は、伊藤亜紗さんの『目の見えない人は世界をどう見ているのか』。昨年から途切れることなく人気が続く一冊。ヨシタケシンスケさんとともに作った絵本『みえるとかみえないとか』が刊行されたこともあり、先月からカバーがヨシタケさんのイラストになりました。

 

7位は、“こどもと遊ぶ場”をつくることを目的としたワークショップを提案するアルフェテ工作室の活動を紹介した冊子『WORKSHOP BOOK アルフェテ工作室の本』。8/19には当店にてアルフェテさんのワークショップを開催しました。テーマは「魔女の工作室」。毒りんごのマラカスをつくったり、ワックスペーパーで魚をつくったり、コンクリートで鳥のブローチをつくったり。こどもたちの楽しそうな顔が印象的でした。また次回のワークショップも計画中です。ぜひお楽しみに。

www.keibunsha-books.com

 

8位は、谷川俊太郎さんの新詩集『バウムクーヘン』。表紙の花の絵はブルーナ。こっそりサイン本が入荷しております。ご希望の方はお早めに。

 

9位は、熊本・橙書店が発行する文芸誌『アルテリ6号』。今年亡くなった詩人・作家の石牟礼道子さんを追悼する、石牟礼さんの詩に始まり、石牟礼さんの文章に終わる一冊。

www.keibunsha-books.com

 

10位は、本屋をもっと楽しむポータルサイト「BOOKSHOP LOVER」を運営する和氣正幸さんが著者としてまとめた『日本の小さな本屋さん』。サラリーマン時代から書店巡りを自ら楽しみ、生業へと昇華した著者だからこそまとめ得た内容に。当店もご紹介頂いております。

www.keibunsha-books.com

 

今月のラインナップはいかがでしたか?また来月もお楽しみに。

 

(鎌田)

ソク・ピーター個展「Jesus as Barista」

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ギャラリーアンフェールでは現在、韓国のイラストレーター、ソク・ピーターさんによる個展を開催中です。「もし今日、聖書の中のイエスがバリスタになって来たら私にどんなコーヒーを入れてくれるのか」という問いから創作が始まったという作品群。聖書の一節と共に展示されています。

 

イエスがバリスタやサーファー、寿司職人になって活躍する様子が描かれたイラスト。こちらはご存知、最後の晩餐!

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白と黒だけで描かれるイラストは力強く、でも描かれる線や登場人物の表情がとても柔らかく優しい。

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日々の生活は楽しいことばかりではなく、誰しも辛いこと悲しいことも抱きながら生きていて、描かれる人もどこか憂いを帯びた表情。けれど誰かが淹れた美味しいコーヒーを飲んで、誰かと楽しいおしゃべりをしたら、それだけでも心が晴れたりする。人と人の優しい関係。イラストの中の皆の優しい表情に、なんだか少し心が軽くなるようです。

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入口では、お一人一枚ずつポストカードもお土産にお持ち帰りいただけます。ほっと美味しいコーヒーを楽しむみたいに、どうぞのんびりお過ごしください。ご来場をこころよりお待ちしております。

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ソク・ピーター個展「Jesus as Barista」
開催期間:2018年8月28日(火)-9月3日(月)
開催時間:10:00-21:00(最終日は18:00まで)
開催場所:ギャラリーアンフェール

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「もし今日、聖書の中のイエスがバリスタになって来たら私にどんなコーヒーを入れてくれるのか」

この質問から僕の創作の旅が始まった。
僕が日本で旅をしている時、自分の腕を磨いていた匠たちを見かけた。

彼らが自分の技術を通して辿り着こうとした頂点はどこなのか?

匠たちは神の領域に辿り着くために腕を磨いてきた。そして神の領域に辿り着いた人が伝えようとした物語はとても単純なものだ。

全ての技は人を愛するためのものだ。
(新約聖書マルコ12:31「あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ。」

 


(上田)

季節を綴る イラストレーター小幡彩貴の世界 夏篇

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雨が通過したバス停、バックパックのなかのサイダー、早朝に収穫するトマト、冷房の効いたしずかな図書室、勝手口に届く山からの風、横並びですする素麺、日暮れの田んぼの水路の音、背の高い雑草の匂い、ベランダから見える打ち上げ花火、電話越しに聞こえる声、いつの間にか選ばなくなるアイスコーヒー

 

イギリスの雑誌『MONOCLE』をはじめ、国内外の雑誌や書籍のカバーなど様々な媒体で多岐に活躍するイラストレーター小幡彩貴さんは、個人作品で季節をテーマにしたイラストレーションを描き続けています。

シンプルでスマートな描線から生まれるモノトーンの世界、映画のワンシーンのように美しい構図、現実やフィクションを通じて幾度も迎えては過ぎ越してきた四季の情景。明確なストーリーは示されないままに切り取られた日常の断片は、登場人物たちの小さな心の変化や繰り返す季節のなかで生まれた記憶を想起させるような情趣をまとっています。

 

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これまでに発表してきた作品を厳選した作品集『季節の記録』。当店でもロングセラーとなっている本作の第2版リリースを記念したフェアを現在書籍フロアにて開催中です。

 

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作品集の発行元である東京・渋谷の出版レーベル/ブックギャラリー commune Press と小幡さんが共同で制作する活版ポストカード、ミニグラス、トートバッグ、シールなどの各種プロダクト、「夏」をテーマにあらたに制作された作品「夜の市営プール」「働いてきた逞しい二の腕が輝く朝」のリソグラフプリント、かち割り氷やホトケノザなど季節を感じさせる食べ物や花を手にして歩く人々を描いたシリーズのシルクスクリーンプリント4作品などを展開中です。

リソプリント、スクリーンプリントはいずれもナンバリング/直筆署名入り。

また壁面では、額装付きプリント作品とあわせて、小幡さんより直接お送り頂いた一部にカラーを用いた原画「夜の市営プール」「上田の高校生(男子)」の展示も。こちらも額装付きでご購入いただくことが可能です。ぜひ店頭でご覧ください。

 

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また会期中には、東京・代田橋の立ち飲み居酒屋「しゃけスタンド」と小幡さんのコラボレーションにより生まれたTシャツとグラスも追加入荷しました。

 

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しゃけとビール、夏らしい取り合わせは晩酌にもぴったりです。

 

関西ではこれまでご覧いただく機会の少なかった作品やプロダクトがずらり揃いました。この機会にぜひご覧いただければ幸いです。

 

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季節を綴る イラストレーター小幡彩貴の世界 夏編

2018年8月9日 - 9月2日

恵文社一乗寺店 書籍フロア

 

■『季節の記録』小幡彩貴(commune Press)

 

 

(涌上)

 

Nigel Peake『SIDES』刊行記念ポスター展示販売 

 

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現在、書籍フロアではアイルランド出身パリ在住のアーティスト、Nigel Peake(ナイジェル・ピーク)の新作『SIDES』出版記念ポスター展示販売フェアを開催中です。

 

都市や田園、建築物や植物、地平線からの眺めなど、世界中を旅しながら様々な風景に個別の構成要素を見いだし、ミニマルかつシンプルに描き出す Nigel Peake。小屋、鳥、競技場、階段、ファサード、窓、橋、地図、ポケットの中から取り出されたレシートなど風景からランダムに取り出されるオブジェクト、緻密なドローイングやカラフルなペインティングなど連作ごとに自在に変化する技法。

ときに無機質で時間が静止したようにすら感じられる無人の作品世界には、フリーハンドの描線がもたらす豊かなレイヤー、あたたかな色調や多彩な視点の変化が生み出す軽やかさのようなものも内包されています。

 

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パリのギャラリー Yvon Lambert での展覧会にあわせて制作された今作『SIDES』は、パリ、東京、上海、ニューヨークなどで観察した風景を描いた連作を収録し、彼のこれまでに培ってきたバリエーションに富んだ作風や視点を存分に楽しむことができる一冊。

都市のなかに存在する意図されざるパターンや文様などの技術や意匠の美しさ。鳥や虫、ドローンなど人間ではないものにパースをあずけたような視点の運動。異なるレイヤーとエレメントが混じりあうランドスケープ。空港の滑走路から繁茂する植物まで、その物質性にかかわらず目の前に現れた風景という共通点から抽象的に取り出された世界。そのフィルターを通過し、あらためて一見ありふれた景色に目を向けてみれば、風景に潜むさまざまな未知の領域が見えてくるかもしれません。

 

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本作や過去作にあわせ、店頭フェアでは Yvon Lambert での展覧会にあわせて制作されたポスターを展示販売中です。

日本滞在時、国東半島にある友人の自邸の庭を台風が通過した際の風景を描いたシリーズ "GO GO" からの一作は、本展覧会にあわせて出版された本作『SIDES』にも収録されています。クリーム地の紙に描かれたのは奥行きや風景の密度を感じさせる日本庭園の緑。ラフなスタイルの中に複雑さをそなえる彼独特の作風はいつ見ても新鮮な驚きがあり、インテリアとして日々眺めるのにもぴったりです。

比較的お求めいただきやすい価格ですのでこちらもぜひ店頭でご覧ください。

 

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Nigel Peake『SIDES』刊行記念ポスター展示販売

2018年8月1日 - 8月31日

恵文社一乗寺店 書籍フロア



※作品集、ポスターいずれもオンラインショップでもお取り扱いがございます。

遠方の方はこちらをご利用ください。

 

■『SIDES』Nigel Peake(Yvon Lambert)

■‘SIDES’ POSTER by Nigel Peake(Yvon Lambert)

 

(涌上)

KIYATAサーカス2018 作品紹介①

いよいよ会期も迫ってきました『KIYATAサーカス2018』!
KIYATAさんより、作品のお写真をいただきましたので、ブログで少しご紹介。
(商品ラインナップは こちら でも掲載しています)

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今回の展示会では、高知県のリース作家・アハナベックさんとのコラボリースも販売します。高知城の傍にあるアハナベックさんのお店には、ヨーロッパの食器やランプ、海外でみつけたビーズを繋いだアクセサリー、天井からはたくさんのドライフラワーなど…あらゆるものが垣根なく並び、一言では言い表せない魅力に溢れています。個人的におすすめしたいのは店内奥にある秘密のスペース。海外で買い付けた古着、店主が仕立てたワンピースやスカート。異国の少女のクローゼットに迷い込んだような、わくわくする空間です。

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今回はKIYATAさんによる木彫り人形を組み合わせた、壁掛け、もしくは吊り下げタイプのリースを5点ほどを制作いただきました。野山の草花を編んだ作品だからこそ、自然のおおらかさが伝わる作品です。

どうぞお楽しみに!

 

※作品ラインナップは変更する場合もございます、ご了承ください。
※作品のお電話でのご注文、お取り置きはお受けできません。

 

KIYATAサーカス2018
9月5日-9月17日
恵文社一乗寺店 ギャラリーアンフェール

 

(田川)

 

 

山の前製作所の本棚と人形

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当店では初めましての「山の前製作所」さんによる展示を開催中です。

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岐阜県各務原市に家具工房を構え、ご夫婦で製作をされている山の前製作所さん。元は鶏舎だったという建物で、四季折々の景色が美しい場所だそうです。たくさんの物語が生まれそうな、とてもすてきな佇まいですね。

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一つ一つ表情の違うお人形。じーっと見つめ合って、お気に入りを連れて帰られるお客様がたくさん。どれも可愛らしくて、確かにこれは目移りします。

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大きな帽子をかぶったようなこちらは、ダーニングができるお人形。お直しの方法のひとつ「ダーニング」は当店でもすこし前から関連書籍やキットが人気。お人形の頭に靴下などの穴が空いたりほつれてしまったところをかぶせて、ちくちく糸で繕うお直しができます。奥さんが実際にダーニングをされて考え出されたお人形なので、使いやすそうな大きさや形のものが揃いました。

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くねくねした形が楽しいこちらは、木の幹に空いた穴「樹洞」から名付けられた本棚「kibora」。生き物が巣にしたりする大切な場所のように、大切な本をしまっておく場所になってほしいという願いが込められています。下の段にはたくさんの本を置けて、上の段にはお気に入りの本を飾って楽しめます。

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kiboraの他にも、小さな本棚が展示されています。シンプルだけれどどれもとても愛らしくて、小さい頃から何度も何度もめくってぼろぼろになった宝物の絵本や、大切にしておきたい本の居場所として、いつも手の届くところに置いておきたくなる本棚ばかり。

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山の前製作所のはじまりは、ご主人が、娘さんのために考えてつくった本棚、そして奥さんが、失敗した引き出しのつまみに絵を描いたのがきっかけで生まれたお人形。
家族のあたたかさと、木のあたたかさが相まって、ホカホカ幸せな気持ちにしてくれました。ご来場をこころよりお待ちしております。

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山の前製作所の本棚と人形
開催期間:2018年8月21日(火)-8月27日(月)
開催時間:10:00-21:00(最終日は18:00まで)
開催場所:ギャラリーアンフェール

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岐阜県で家具、小物の製作をしています山の前製作所と申します。
夫が家具を作り、妻が小物を作っています。
定番家具の中から、本棚と人形の展示を行います。

夫が作る本棚。
娘の絵本を収納するための本棚が始まりでした。

妻が作る人形。
作りかけの引き出しのつまみに絵を描いたのが始まりでした。

無垢の本棚の他、合板を曲げた「kibora」など本棚の展示です。
人形は、飾るためのもの、ダーニング用、一輪挿しやおひなさまも。

本棚と人形の展示を一緒に行うのは初めてです。
ぜひ見にいらしてください。


(上田)