当店では初めましての「山の前製作所」さんによる展示を開催中です。
岐阜県各務原市に家具工房を構え、ご夫婦で製作をされている山の前製作所さん。元は鶏舎だったという建物で、四季折々の景色が美しい場所だそうです。たくさんの物語が生まれそうな、とてもすてきな佇まいですね。
一つ一つ表情の違うお人形。じーっと見つめ合って、お気に入りを連れて帰られるお客様がたくさん。どれも可愛らしくて、確かにこれは目移りします。
大きな帽子をかぶったようなこちらは、ダーニングができるお人形。お直しの方法のひとつ「ダーニング」は当店でもすこし前から関連書籍やキットが人気。お人形の頭に靴下などの穴が空いたりほつれてしまったところをかぶせて、ちくちく糸で繕うお直しができます。奥さんが実際にダーニングをされて考え出されたお人形なので、使いやすそうな大きさや形のものが揃いました。
くねくねした形が楽しいこちらは、木の幹に空いた穴「樹洞」から名付けられた本棚「kibora」。生き物が巣にしたりする大切な場所のように、大切な本をしまっておく場所になってほしいという願いが込められています。下の段にはたくさんの本を置けて、上の段にはお気に入りの本を飾って楽しめます。
kiboraの他にも、小さな本棚が展示されています。シンプルだけれどどれもとても愛らしくて、小さい頃から何度も何度もめくってぼろぼろになった宝物の絵本や、大切にしておきたい本の居場所として、いつも手の届くところに置いておきたくなる本棚ばかり。
山の前製作所のはじまりは、ご主人が、娘さんのために考えてつくった本棚、そして奥さんが、失敗した引き出しのつまみに絵を描いたのがきっかけで生まれたお人形。
家族のあたたかさと、木のあたたかさが相まって、ホカホカ幸せな気持ちにしてくれました。ご来場をこころよりお待ちしております。
山の前製作所の本棚と人形
開催期間:2018年8月21日(火)-8月27日(月)
開催時間:10:00-21:00(最終日は18:00まで)
開催場所:ギャラリーアンフェール
岐阜県で家具、小物の製作をしています山の前製作所と申します。
夫が家具を作り、妻が小物を作っています。
定番家具の中から、本棚と人形の展示を行います。
夫が作る本棚。
娘の絵本を収納するための本棚が始まりでした。
妻が作る人形。
作りかけの引き出しのつまみに絵を描いたのが始まりでした。
無垢の本棚の他、合板を曲げた「kibora」など本棚の展示です。
人形は、飾るためのもの、ダーニング用、一輪挿しやおひなさまも。
本棚と人形の展示を一緒に行うのは初めてです。
ぜひ見にいらしてください。
(上田)