恵文社一乗寺店 スタッフブログ

恵文社一乗寺店の入荷商品やイベントスケジュール、その他の情報をスタッフが発信いたします。

「おやつのうつわ」京の色絵ユニット ごしょぐるま

美味しいものがいっぱいの季節。無事冬を越せるように栄養つけなきゃと言い訳しつつ、つい食欲旺盛になってしまいがちなこの頃です。そしてなぜか寒くなると甘いものが食べたくなるもので、ほっと一息ついて楽しむおやつタイムが楽しみでなりません。

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そんなひとときにぴったりの展示「おやつのうつわ」展がギャラリーアンフェールにて開催中です。清水焼「色絵」の陶芸家6人組「ごしょぐるま」さんによる展示。6人それぞれに遊び心溢れる色とりどりの楽しい器が並びました。

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色絵といえば、床の間に飾られているような、色鮮やかに華やかな絵付けが施された豪華な大皿を真っ先に思い浮かべます。丸いお皿にぐるりと描かれるまるで絵画のような美しさ。今回出展されている皆さんも、いつもは伝統工芸品を制作されていますが、今回の展示では日常使いの可愛らしい器をご用意いただきました。それでもやっぱり、色絵ならではの鮮やかで緻密なデザインの美しさが見られて、とても贅沢。

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動物やお花などの可愛らしい模様が器の上で踊っているよう。6人が思い思いに作られたんだろうなという感じが伝わってくる、美しくて楽しい器がところ狭しと並びます。実際におやつが盛り付けられた写真もちらほら展示してあって、おやつの時間の想像はふくらむばかり。

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ここに並ぶ器を使えば、いつも食べているおやつがより美味しく楽しくなる予感。ぜひじっくりお気に入りを見つけてください。ご来場をこころよりお待ちしております。

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「おやつのうつわ」京の色絵ユニット ごしょぐるま
開催期間:2017年11月14日(火)-11月20日(月)
開催時間:10:00-21:00(最終日は18:00まで)
開催場所:ギャラリーアンフェール

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わたしたちは京都で焼かれている陶磁器、京焼・清水焼の中でも特に代表的な「色絵」とよばれる華やかに絵付けされた器の制作に日々励んでいいます。
そんな6人組のユニット「ごしょぐるま」が今回、恵文社一乗寺店アンフェールにて楽しいおやつの時間に彩りを添えるうつわの展示会を開催いたします。

ふだん制作している伝統工芸品より、遊び心のある日常使いのうつわの数々が並びます。

食欲の秋、あなたのおやつの時間がより楽しくなるようなお気に入りのうつわを探しに、ぜひ恵文社にいらしてください。

【ごしょぐるま】
京焼・清水焼の色絵の世界で日々制作に励んでいる6人がユニットを組み、2016年から作品を制作・発表。
・2016年5/3〜5/5 「陶の華」 空・鍵屋にて
・2016年9/17〜10/20 「ときめきの器」 京都茶寮にて

 

 (上田)

ここに いられて わたしは うれしい

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文芸誌(unintended.) LIARS発行人・きくちゆみこさんと、『わたしが生きている世界はまるで球体です。』『上下巻』など数々の写真集を生み出してきた成重松樹さん。共に、近しい人々や身の回りの景色に目を向け、拾い上げている表現者であり、パートナーでもあるお二人の展示会を開催しています。

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壁面には成重さんの写真と、きくちさんの言葉、引用された一節が、コラージュのように貼りめぐらされています。一見、無造作に配されたようですが、点と点を結ぶ相関図のように作者の意図する、あるべき場所に位置したもの。その隠れた意味の解読は、会場に来ていただいた方に委ねられています。
それは壁面にとどまらず、ギャラリー全体にも言えること。卓上の作品集、そこに収録された言葉と写真、窓辺にある小さなキャンバス、オブジェ。空間内に散りばめられた欠片の結びつきを、自分なりに解釈し編み直してみてください。他者を写すと同時に、自分の視線も曝け出す写真の面白さ。イメージを如何様にも変化させることのできる言葉の自由さ。表現することの豊かさに触れる、展示会です。

 

きくちゆみこ 成重松樹
ここに いられて わたしは うれしい
11月11日〜11月24日
恵文社一乗寺店 生活館ミニギャラリー

 

(田川)

yumi uchida カレンダー原画展のお知らせ

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今月17日より書籍フロア一角にて、イラストレーター内田有美さんによる原画展を開催いたします。毎年オリジナルのカレンダーを制作されている内田さんですが、2018年版のテーマは「鉱物」。実際に石を見ながら描き上げたという緻密なイラストは、本物と見紛う程、硬度やその輝きを再現しています。カレンダーはご好評につき当店店頭、オンラインショップ共に完売していますが、展示にあわせて少部数、再入荷予定です。

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また、当フェアにあわせてポストカードもご用意頂きました。鉱石や、2017年版カレンダーのテーマ「白い食べもの」が描かれたカードは、これからの時期、ギフトに添えるアイテムとしてもおすすめです。是非これら繊細なイラストレーションを、直にご堪能くださいませ。
 

yumi uchida カレンダー原画展
11/17-11/30
恵文社一乗寺店 書籍フロア一角にて

◎ 数が限られていますので、カレンダー、ポストカードのお取り置き、お電話でのご注文はご遠慮頂いております。ご了承のほどお願いいたします。

 

(田川)

11/19(日)パク・ミンギュ×斎藤真理子トークイベント

日本翻訳大賞という文学賞があります。2015年に西崎憲、柴田元幸、金原瑞人、岸本佐知子らの翻訳者有志によって立ち上げられた、生まれて間もないこちらの賞は、一次選考を一般読者の手に委ねるという開けた性格をもっています。第一回大賞として選ばれた作品はなんと韓国文学作品でした。受賞作はパク・ミンギュの『カステラ』(クレイン)。翻訳は斎藤真理子さんです。同賞はその作品自体以上に、翻訳者への評価が重要になります。ブローティガンの翻訳が藤本和子でなければならなかったように、現在の韓国文学邦訳において斎藤さんの存在は欠かすことができません。この受賞以来、ミンギュさんの小説は次々に邦訳されました。ここ最近で、韓国はじめ、中国、台湾、他のアジアの国の文学に少しずつですが注目が集まっています。

 

11月19日(日)には、なんとパク・ミンギュさんと訳者の斎藤真理子さんをお招きしたトークイベントを開催。ミンギュさんは東京会場と当店でのトークイベントのために来日されます。

 

『三美スーパースターズ 最後のファンクラブ』(晶文社)刊行記念イベント

韓国の人気作家パク・ミンギュさんがやって来る!

【日時】11月19日(日)14:30open / 15:00start

【参加費】無料

詳細はこちらからhttp://www.cottage-keibunsha.com/events/20171119/

 

そして、いよいよ来週頭には、パク・ミンギュ新刊『三美スーパースターズ最後のファンクラブ』が犀のマークの晶文社より刊行されます。手元になく、まだ読めていないものをどう語ろうかと思案しましたが、イベントまで時間もないので思い切って書きます。

 

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三美スーパースターズというのは、80年代韓国プロ野球創世記にぶっちぎりの最下位の弱小チームとして君臨し、2007年にプロ野球から撤退し、現在は解散した野球チームです。このダメチームのファンクラブ会員だった二人の少年が大人になり、様々な困難に立ち向かうというのがこの本の大筋。「がんばれ!ベアーズ」的な話ではないのはもちろんですが、弱小チームのファンクラブ、しかもそのチーム自体が無くなるという憂き目に直面するという流れは、何か燃えるものがあります。届くのが楽しみでなりません。

 

『三美スーパースターズ…』は、晶文社から先月始まった「韓国文学のオクリモノ」シリーズの第二作。来年5月までに、ハン・ガン、パク・ミンギュ、キム・エラン、ファン・ジョンウン、キム・グミ、チョン・ミングァンの6名の作品が出揃います。シリーズを通じてのブックデザインは寄藤文平、鈴木千佳子のタッグによるものです。

 

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この企画を興した晶文社の斎藤典貴さんの偏愛がなければこのシリーズは始まりませんでした。今回の新刊に合わせて斎藤さんから、「宣伝に役立ててくれ」という名目で三美スーパースターズのTシャツをいただきました。スーパーマンが米国の強打者のようなスタンスでバットを構える、ナンセンスな魅力に溢れたデザイン。イベント当日はこちらを着て参加し、イベント後にはミンギュさんにサインを入れてもらい、スポーツチームのTシャツらしく店頭に飾りたいと思います。(非売品です。)

 

今回のイベントのために斎藤さんがミンギュさんに簡単なコメントを求めたところ、原稿4枚分ほどの分量のメッセージが返ってきたそうです。そのコメントが文章として非常に良いらしく、今回のイベントにご参加いただいた方々に限定で冊子としてお配りする予定です。その他にも、ちょっとした読み物として面白い韓国文学を紹介する冊子も何点か来場の方に差し上げます。ともあれ、今回のイベントは参加費無料です。ぜひお気軽にご参加下さい。

 

また店頭ではクオンから刊行されている〈新しい韓国文学のシリーズ〉や、ミンギュさんの著作を集めたフェアを開催しています。あわせてご覧ください。

(鎌田)

今週の新入荷、11月第2週

先日、レジをした外国の方から「僕の本を置いてくれてありがとう」と言われ、どなたかと尋ねればイラストレーターのNigel Peakeさんでした。国内版として発売されたものはまだないものの、我々スタッフの偏愛もあって彼の洋書作品集を数点店頭に並べています。京都で自分の本を見かけるとは思ってもみなかったそうで、思わず声をかけたと言っていました。クリスティやドイルの邦訳古書を10点ほど買った彼は、日本語は読めないものの、そのデザインに惹かれて少しずつその手の古書を買い集めていると教えてくれました。その日は自転車で京都を見て回っていたようです。自宅の庭や、アパートの一室から見た景色、身の回りに存在する様々な形を、端正な線で描く彼が覗く世界を、直接お話しして、少しだけ垣間見たような気がします。

 

それでは、今週の新入荷11月第2週をお知らせします。

 

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まずご紹介するのは、本日より、生活館ミニギャラリーで写真展がはじまった、きくちゆみこさんが発行する文芸誌『(unintended.) L I A R S』の最新7号。タイトルからわかるように、嘘つきたちのために作られているというこの冊子では毎号、頭の中で考えた、あるいは夢に見たような、白黒つけがたいあれこれがそのまま誌面に書かれている印象です。4月に子供が生まれたばかりのきくちさん、今号で行き着いたテーマは「生」です。おそらく、子を産んだ母親が真っ先にあじわう感覚は生命の豊かさとその不思議ではないでしょうか。今朝、きくちさんにお子さんを抱かせてもらいながら話していると、「体に中に自分と違う命が育っている」という感覚はやはり不思議なものだったと仰っていました。この本に直接、妊娠している際の体験や、子育て奮闘記のようなものが書かれているわけではありませんが、読んでいるだけで清々しい命の美しさが伝わってくる一号に仕上がっているのは、赤ん坊が持つ唯一無二の魅力によるものだと言って良いと思います。

 

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続いては、これまでの著作でも文学における書体の魅力を書いてきた正木香子さんの新刊『文字と楽園 精興社書体であじわう現代文学』に触れます。百年以上の歴史を持つ印刷所でつくられた書体、精興社書体は岩波書店をはじめとした出版社や、古くは夏目漱石、三島由紀夫、最近の作家では堀江敏幸、吉田篤弘、村上春樹の著作に用いられている書体です。こちらの本は正木さんの印象に残った精興社書体で書かれた本を挙げ、その本にまつわる書体をめぐるエピソードを綴ったエッセイ集です。普通、本の奥付に書体のことは書いていません。それゆえに、家で大切にしている本がこの書体によるものかどうか判断するのは素人目には難しいかもしれません。例えば、現代海外文学を扱ったシリーズとして際立った輝きを放つ「新潮クレストブック」。同シリーズを立ち上げた、今は作家としても活躍する編集者・松家仁之さんは精興社書体ありきで構想を練ったそうです。堀江敏幸、吉田篤弘、松家仁之というキーワードが出てきました。個人的な好みも多分にありますが、彼らはいずれもそれぞれの方法で言葉の美しさ、豊かさを伝える最前線に立つ三人だと言って良いと思います。そんな作家たちがこぞって使う書体についてだけ語った一冊。どうでしょう、興味が湧いてきませんか? 

 

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京都在住のコミックライター・ミシシッピさんが私家版として2015年に発行した絵本『パーちゃんのパーカ』があかね書房から全国発売されました。コミック、イラスト集としての性質が強かった私家版に比べて、色も増え、より絵本としての完成度を高めて再出発。着ると空を飛べるパーカ、舟にもなる帽子、かけると小さくなれるサングラス。さながら仮面ライダーのように、変身しながら、夜を飛び回る子供心をくすぐるお話です。編集を担当したのは、同じく京都に居を構えるnowakiの筒井大介さん。私家版も数冊ですが在庫しています。

 

その他にも、紀元前35万年に火を発見した人類が空を飛ぶまで。その途方もなく長い歴史の中で生まれた数々の発明を辿る仕掛け絵本『発明絵本 インベンション!』(アノニマ・スタジオ)や、『d design travel』(D&DEPARTMENT PROJECT)最新号群馬編など、諸々入荷しております。

 

それでは、今週はこのあたりで。

また来週もお楽しみに。

 

〈今回紹介した本〉

■『(unintended.) LIARS 7th ISSUE』(きくちゆみこ)

www.keibunsha-books.com

■『文字と楽園 精興社書体であじわう現代文学』正木香子(本の雑誌社)

■『パーちゃんのパーカ』ミシシッピ(あかね書房)

www.keibunsha-books.com

(鎌田)

てらおかなつみ 犬の絵展

おまちかね、イラストレーター寺岡奈津美さんの個展「てらおかなつみ 犬の絵展」がギャラリーアンフェールにて開催中です。やわらかい線と優しい色合いの心地よいイラストで、音楽アーティストのCDジャケットやグッズ、雑誌の挿絵などさまざまに活躍されている寺岡さん。大学は京都で、その頃から当店にもよく通っていただいたそうです。そんな場所で展示していただくことができて、私たちもなんだかとてもうれしくなりました。

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今回は、この一年で描かれてきた犬の絵を中心に、100点以上の作品を展示されています。壁一面に並ぶ小さな額の小窓をのぞけば、ころころ遊んだり、すやすや眠ったり、思わず抱きしめたくなるようなかわいらしい子犬たちが大集合。(ちょっとだけ猫もいます)ひとつ眺めるたびに、幸せな気分がふわっと舞い降りるよう。

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グッズも各種販売されています。(犬のふかふかポーチは品切れとなりました。ご了承ください)バッグやピンズ、お皿やポストカードなど、犬の絵が可愛らしいものばかり。来年の戌年にぴったりのカレンダーもおすすめです。

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テーブルに置かれたスクラップブックには、ラフイラストやらくがき、下書きのイラストがぎっしり。こちらも自由にごらんいただけます。額には入らなかったけれど、スケッチブックの上に生まれた小さな小さな作品は、どれもこれもついにっこりしてしまうほど楽しくて、時間を忘れてひとつひとつじっくり見ていたくなります。

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会期中は全日、寺岡さんご本人が在廊予定とのこと。描かれた子犬たちになんとなく似た雰囲気の、やわらかい空気感をまとった寺岡さん。ご来場の際はぜひお気軽におしゃべりしてみてください。

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ぐんと寒くなってきて、外に出れば鼻の奥でかすかに冬のにおいを感じるこのごろ。小さな陽だまりで子犬たちとふかふかの毛布にくるまってお昼寝をするような、しあわせな気持ちにしてくれる展示になりました。ほっとあたたかいひとときをどうぞお過ごしください。ご来店をこころよりお待ちしております。


てらおかなつみ 犬の絵展
開催期間:2017年11月7日(火)-11月13日(月)
開催時間:10:00-21:00(初日は12:00から、最終日は18:00まで)
開催場所:ギャラリーアンフェール

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イラストレーター寺岡奈津美の1年間描いてきました絵の展示、原画・グッズの販売を行います。
全日作家本人在廊予定です。

*初日11月7日(火)は12:00から/最終日11月13日(月)は18:00までとなります。

寺岡奈津美|Natsumi Teraoka
イラストレーター / デザイナー
1993年生まれ。現在フリーランスのイラストレーターとして活動中。
自らが描く柔らかな線が特徴のイラストを用いてデザインをしています。
主に音楽アーティストのCDジャケットやグッズ、雑誌の挿絵、お菓子のパッケージ等手がけます。
[web] http://teraokanatsumi615.tumblr.com/
[twitter / instagram] @teraoka_natsumi

≪関連イベント≫
カネコアヤノ弾き語りツアー2017秋 ”群れたち”京都公演~in collaboration with てらおか なつみ~
日時:2017/11/12(日)17:30 OPEN / 18:00 START
会場:恵文社一乗寺店 COTTAGE
http://www.cottage-keibunsha.com/events/20171112/
※当日券情報などはHPよりご確認ください。

 

(上田)

机の上の航空史~エアロベースの模型展

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ギャラリーアンフェールでは現在『机の上の航空史~エアロベースの模型展』を開催中です。当店で普段からお取り扱いしている手の平にのるほどの小さな飛行機の金属模型キットはすっかり定番の人気商品。完成見本も一緒に置いてあり、その緻密な細工の美しい飛行機に心奪われる方も毎日たくさんいらっしゃいます。

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そんなエアロベースさんが満を持して開催する当店での展示。飛行機博物館さながらに、航空史に残る名機の模型が美しく展示されています。一目見た途端に目を輝かせて近くに寄って行かれる方も多くて、うれしくなります。

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飛行機の他には、1/1000サイズのエッフェル塔も。

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元はこんな平たい金属板。ここからパーツを切り取って組み立てていきます。細かい細工は見れば見るほど引き込まれます。

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会場ではいろいろな模型のキットも販売。ケースに入っていない模型はご自由に手に取ってご覧いただけます。小学生のお子さんでも作れる模型、ぜひお家でも小さな飛行機作りをお楽しみください。

週末はエアロベース代表の岩見さんによる飛行機作りワークショップも開催。ちゃんと作れるか不安…という方も、岩見さんとお話ししながら楽しく制作していただけます。ぜひお気軽にご参加ください。

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ライト兄弟が初めて飛行機で空を飛んでからもうずいぶんと経ち、今では空を飛び越えて宇宙まで行ってしまうような時代。それでも、広い空を飛ぶ鳥や、遠くで空に線を描く飛行機を眺めては思う空への憧れは、今も昔もそう変わらないのかもしれません。表情豊かな雲が浮かぶ秋の空にぴったりの、すてきな展示になりました。ご来場をこころよりお待ちしております。

 

机の上の航空史~エアロベースの模型展
開催期間:2017年10月31日(火)-11月6日(月)
開催時間:10:00-21:00(最終日は18:00まで)
開催場所:ギャラリーアンフェール

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エアロベースの金属製模型飛行機の展示と、ワークショップ。
ライト兄弟、リンドバーグ、ツェッペリンなど航空史に残る名機を模型で再現。
ワークショップは、エアロベース代表の岩見慎一といっしょに手のひらサイズの飛行機を作ります。

ワークショップ「金属製模型飛行機を作ろう」
11月4日(土)、5日(日)両日同時間にて開催します。
詳細>http://www.keibunsha-store.com/gallery/5980


(上田)