恵文社一乗寺店 スタッフブログ

恵文社一乗寺店の入荷商品やイベントスケジュール、その他の情報をスタッフが発信いたします。

えみおわす 秋の展示会のおしらせ

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世界を旅し、心惹かれた手仕事をルーツに服作りを行う、えみおわす。
岡山にあるアトリエ兼ご自宅で開催された展示会を13日に終えたばかりですが、来週11月20日より当店にて、秋冬衣類の展示会を開催いただきます。昨年の展示会同様に、山梨の横編み機で作ったヤクやベビーアルパカのセーター、ヒマラヤの手編みニットに加えて、新しい商品もいくつか登場します。

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なかでもおすすめは今季の新作、ボンタンパンツ。ボンタンといえば…男子の変形学生服。腿部分にゆとりのある、独特のシルエットが思い浮かびますが、えみおわすならではのこちら、美しい形に仕上がっています。生地を贅沢に使い、包まれているような着心地のよさ。背面はトリップパンツに似た、深めのポケットなのも嬉しい。

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また、えみおわす初めての帽子も並びます。プリムの角度や幅にこだわった、山と丘の2種類。こちらもぜひ、お試しくださいませ。

 

えみおわす 秋冬の服
11月20日〜11月26日
恵文社一乗寺店 ギャラリーアンフェール

宮田織物 わた入れはんてんフェア

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前回ご好評いただいた、宮田織物さんの「わた入れはんてん」が、今年もミニギャラリーに並びます。熟練スタッフが二人一組でわたを入れ、ひと針ひと針を手でとじる、多くの手間をかけて作られている商品です。はんてんと聞くと、昔懐かしいイメージを抱きますが、宮田はんてんは、袖が短く動きやすいベストやポンチョタイプなど、用途にあわせて、現代の暮らしに上手くフィットするデザインです。


炊事、自宅での机仕事などに加えて、本を読むときにも、おすすめです。
寒い夜こそ読書がはかどりますが、没頭しすぎて気づけば体が冷えている、ということも…。宮田はんてんは、羽織るだけで布団の中にいるようなあたたかさです。今回、ご近所の書店店主さんにも「わた入れはんてん」を着用いただきました。
マヤルカ古書店さん

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ホホホ座さん

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お三方、初めて着用いただきましたが、みなさんお似合い。
本とはんてん、しっくり馴染むから不思議です。

 

宮田織物 わた入れはんてんフェア
2018年11月10日-11月23日
恵文社一乗寺店 生活館ミニギャラリー

 

(田川)

島本契司の工作室

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兵庫にアトリエを構え、木や土、鉄など様々な素材から器やオブジェを制作されている島本契司さんの個展が今年も開催となりました。毎年展示していただいていますが、毎回「来年はこんなふうにしたい」と次々構想が更新されていく島本さん。今回もまた楽しい展示になりました。

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その名も「島本契司の工作室」。島本さんのアトリエにあるいろんな素材があれこれいろんな形になってやってきました。

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こちらは「アフリカンマスクダンス」。台のペダルのような部分を指で連打すると、なんと人形がカタカタ足音をたててタップダンスを踊りだします。

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河原で集めた石で作られた魚の形のペーパーウェイト。

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こちらは、ついつい手が伸びる焼き鳥(木製)!

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子どもの頃、ジェット機と上手く発音できなかった島本さんのつくった「ゼット機」や、散歩の途中に散歩がもっと楽しくなる想像をして作られた「人工飛行機」。

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素材の形に合わせて、答えのないパズルを楽しむように作られたという「宇宙人」。

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自由自在な発想で造形された作品は、小さな頃なら普通に抱いていた思いっきりワクワクする感覚を呼び覚ましてくれます。

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少年の心を持った、穏やかでとてもすてきなおじさまの島本さん。まだ今年の展示が始まったばかりですが、次はどんな展示になるのか今からついつい楽しみになってしまいます。ご来場のお客様にも笑顔が弾ける楽しい展示になりました。どうぞ思い思いにお楽しみください。ご来場をこころよりお待ちしております。

 

島本契司の工作室
開催期間:2018年11月6日(火)-11月12日(月)
開催時間:10:00-21:00(最終日は18:00まで)
開催場所:ギャラリーアンフェール

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子どもの頃、いろんな事を空想するのが日課のひとつだった。テレビアニメの登場人物のように空を飛んだり海に潜ったり、、、スーパーカーや宇宙船を操縦したり。
空想は頭の中だけで終わるものや、時には絵に描いたり工作物にしたりした。どれも現実のものになることはなかったが、空想することが楽しくて仕方がなかった。 
今回の作品展は、そんな懐かしい子ども時分のように、遊び感覚で楽しみながら作ったオーナメントを展示します。素材は主に加工(工作)しやすい木や金属片を使っています。
また同時にカップや皿などの陶器、スプーンやアクセサリーなど木の小品も並べます。

 

(上田)

2018年10月書店売上ランキング

2018年10月の書店売上ランキングをご紹介します。

 

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1位『マムアンちゃん』ウィスット・ポンニミット(マーマー)

 

2位『バウムクーヘン』谷川俊太郎(ナナロク社)

 

3位『アリになった数学者』森田真生 脇阪克二(福音館書店)

 

4位『犬(きみ)がいるから』村井理子(亜紀書房)

 

5位『わたしを空腹にしないほうがいい』くどうれいん(BOOKNERD)

 

6位『こどもべやのおともだち アンナとビイプ』こみねゆら(講談社)

 

7位『気になる京都4 あの店・あの場所』(風の駅)

 

8位『生き物としての力を取り戻す50の自然体験』カシオ計算機株式会社(オライリー・ジャパン)

 

9位『ten to sen の模様刺繍』岡理恵子(グラフィック社)

 

10位『決定版 からだの教養12ヶ月』若林理砂(晶文社)

 

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今回の1位はタイの漫画家、タムくんの4コマ漫画『マムアンちゃん』。ホームレス状態の方の自立を支援する、路上でのみ販売される雑誌「ビッグイシュー」にて、10年以上連載された70もの作品をまとめた一冊です。某アプリで友人が頻繁にこの子のスタンプを送ってくることもあって、なんだか親近感が年々増してきました。前向きでキュートなマンゴー頭の女の子。店頭にはタムくんの「ヒーシーイット」シリーズもご用意しております。

→ビッグイシューについてはこちらから。

www.bigissue.jp

 

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3位は、絵本3位『アリになった数学者』。独立研究者・森田真生さんが文章を書き、マリメッコ、SOU・SOUデザイナーの脇阪克二さんが絵をつけた一冊。昨年、福音館書店の月刊誌「たくさんのふしぎ」にて発表された作品が、早くも書籍化されました。こちらでは、私たちが当たり前のように使っている「1」という概念について考えます。数学の分野で「1」は無定義語とされています。かつてフレーゲという数学者がその定義に挑んで以来、すべての根幹にあたる「1」を誰も定義できずにいるのです。では、考えるだけ無駄なのか。森田さんの文章を読むとそんなことはないと、子どもに胸を張って伝えることができるはず。これから何かを学びだす子どもたちへ、おすすめの一冊です。

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8位は『生き物としての力を取り戻す50の自然体験』。「身近な野あそびから森で生きる方法まで」を紹介したこちらの一冊。"自然の音に歌詞を付けよう""世にもかわいい毒きのこを探しに行こう""寒さが好きになる発想転換をネイティブアメリカンに学ぼう""身体に「ものさし」をインストールしよう"などの項目を挙げ、自然と楽しみながら付き合うヒントを提案します。福岡伸一らの寄稿も。

 

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発行元のオライリージャパンは、主にIT関連の書籍を出版している版元ですが、「メイカーフェアトウキョウ」というイベントの主催者としても知られています。メイカームーヴメント、DIYなどを扱った良書も数多く出版されているので、ぜひご注目ください。当店でも何冊も取り扱っています。

 

今月はここまで。また来月もお楽しみに。

 

(鎌田)

PUENTE 体をあたためる衣服展

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現在、ギャラリーアンフェールでは、「PUENTE(プエンテ)」による展示会を開催しています。南米のアンデス山脈-標高4500mに生きるアルパカの毛を素材に、ボリビアとペルーの先住民系の人々を作り手として、体をあたためる衣類を提案しているブランドです。レッグウォーマーや手袋などの小物類から、当店では初めてのご紹介となるベストやセーター、ニットコート等、全ラインナップをご用意いただきました。

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手紡ぎイカベスト

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当ブランドにおいてベストだけでも、丸首、タートルネック、カシュクールタイプと様々ですが、特におすすめしたいのがイカベスト。ハンガーにかけた状態ではわかりにくいのですが、襟元や袖口に余裕をもたせたシルエット。背面の切り返しがなんとも可愛いのです。こちらはペルーにて、手紡ぎの糸を手編みで作られたもの。目の均一さに、機械編みに思いがちですが、棒針で編んでいます。

 

手編みショール(ボタンタイプ)

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かのこ編みによるでこぼこした生地に、くるみボタンが10個ついています。そのまま巻いたり、羽織る以外に、ボタンの留め方次第で袖を作り、ボレロやカーディガンのようにもお使い頂けます。こちらはボリビアで生産。ぜひ会場でも着こなしをお試しくださいませ。

ボリビアでNGO活動を手伝っていた際に、現地の手仕事の素晴らしさに触れ、この仕事を志したという、主宰の落合さん。現在はご出産を終えたばかりで、頻度は少なくなったそうですが、これまでは年に2度2ヶ月ずつ、現地を訪れていました。どんな環境に生きるアルパカの毛を刈り、紡ぎ、編んでいるのか、PUENTE商品をより深く知る「お話会」を展示会中には開催しています。30日、1日の会を終えて、最後の会は4日(日)の14時~15時(会場:当店コテージ)を予定しています。ご予約、参加費は不要です。お気軽にお立ち寄りくださいませ。

 

PUENTE 体をあたためる衣服展
10月30日-11月5日(※最終日は18時まで)
恵文社一乗寺店ギャラリーアンフェール

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(田川)

手しごと「民藝のある暮し」

生活館ミニギャラリーでは、手しごと「民藝のある暮し」展を開催中です。5年ほど前にも展示をしていただき、今回久しぶりにご紹介させていただきます。

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今回も数ある民藝の中から厳選された品々が並びました。どれもこれもやっぱり手にとって思うのは、人の手で作られた暮らすための道具はあたたかくて、美しい。いつまでも手のひらにおさめて愛でていたくなる可愛らしさや、ほっとする懐かしさが伝わってきます。

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こちらは小鹿田(おんた)焼。今回たくさんご用意いただきました。削って描かれる流れるような模様が美しい器です。

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沖縄のやちむん。秋冬の食卓に映えそうな絵柄が揃いました。

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手のひらサイズの小さなお鍋のようなこちらは島根・湯町窯の「エッグベイカー」。卵を割り落として、直火で目玉焼きがつくれる可愛らしい台所道具です。

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岩手・鈴竹細工の「豆腐カゴ」。いろんな編み方が一つになったとても美しいカゴ。豆腐屋さんの行商のラッパは最近ではあまり耳にしませんが、どんなふうに使おうか考えるのも楽しいですね。

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こちらは倉敷緞通(だんつう)。モダンな模様が美しい敷物です。今回はテーブルセンターを各種ご用意いただきました。

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沖縄や秋田などから集まったガラス器たち。淡い色から深い色、色とりどりのガラスが並びます。

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こちらはパフェグラスとアイスクリーム鉢。眺めるてるだけでもワクワクしてしまいます。お家で喫茶店気分が味わえます。

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ころんとした形が可愛らしいたるグラスや、深いブルーが美しい大きなお皿も。

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もうご紹介しはじめるとキリがないくらい、楽しくて美しい品々が日本各地から集まりました。

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日々の暮しのために作られた民藝。自分の食卓と重ね合わせたり、この器でこんな料理が食べたい!と想像をふくらませながら、手にとってじっくり眺めたい展示になりました。ご来店をこころよりお待ちしております。


手しごと「民藝のある暮し」
開催期間:2018年10月27日(土)-11月9日(金)
開催時間:10:00-21:00(最終日は18:00まで)
開催場所:生活館ミニギャラリー

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東京・尾山台にある「手しごと」では、「民藝」という日本の手仕事《陶磁器/手吹きガラス/かござる/染織/木工など》を扱っています。
今回は、九州・沖縄の陶磁器を中心に、各地の手仕事をさまざまにご紹介いたします。
土地と人の手から生み出されたものは、暮しによろこびと安らぎを与えてくれることと思います。

 

(上田)

冬物入荷のおしらせ①

 いよいよ、ニットキャップやマフラーを手放せなくなる季節がやってきました。今シーズン当店でご用意した品々を、こちらでは順次ご紹介していきたいと思います。

PUENTE リストウォーマー

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アルパカ素材による、体をあたためる衣服を提案しているPUENTE。毎シーズン定番の手紡ぎ「アンクルウォーマー」「ヘアーバンド」に加えて、今年は「リストウォーマー」も入荷しています。何よりの魅力はそのアルパカ毛糸の肌触り、滑らかさ。アンデス高地の標高4500mに生きる動物ですので、寒さから身を守るための保温性がとても高いのです。是非お手にとって実感いただきたいもの。

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一見、機械編みのようですが、すべて職人さんによる手編みです。糸色も染めたものではなく、アルパカの毛色そのまま。PUENTE代表の落合さんが、直接ボリビアやペルーを訪ね、作り手さんとやり取りを重ねて生まれる品々です。これまで当店では小物中心のご紹介でしたが、10月30日(火)より7日間、展示会を開催します。衣類や大判布をご用意して、皆さまのご来場をお待ちしています。
写真はDMより。編み手さんの笑顔が眩しい。


PUENTE 体をあたためる衣服展
10月30日 - 11月5日 (最終日は18時まで)
恵文社一乗寺店 ギャラリーアンフェール
※10/30,31,11/4 各日14時-15時 当店コテージにて、
PUENTE主宰・落合裕梨さんによるお話会も開催

 

TWEEDMILL リサイクルラグ ブランケット(150 × 120cm)

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スコットランドウールのラグメーカーとして、英国ウェールズを拠点に高品質なブランケットを生産している「TWEEDMILL」。ここ数年にわたり、当店ではタータンチェックのブランケットを扱っていますが、今期は新しく、リサイクルウールラグも入荷しました。こちらはブランケット製造時の残糸など、羊毛100%の回収品を合わせて作られた、環境にやさしい品。マット代わりにはもちろん、ソファーやベッドにかけて、またピクニックの際に芝生に広げてと、多様にお使いいただけます。ざっくりとした織りの素朴さが、何とも魅力的です。
 
いずれも当店生活館にて販売しています。
(PUENTE商品のみ、展示期間中はアンフェールフロアにて販売)

 

(田川)