恵文社一乗寺店 スタッフブログ

恵文社一乗寺店の入荷商品やイベントスケジュール、その他の情報をスタッフが発信いたします。

「DARUMAの編みものフェア」「編み物はじめてワークショップ」のご案内

11月1日(木)よりスタートする編み物ミニフェアとイベントのご案内です。

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「DARUMAの編みものフェア」
11月1日(木)- 11月15日(木)
10時 - 21時
恵文社一乗寺店 生活館

今年の冬は何を編もう?ニッターにはわくわくする季節が巡ってきます。今年から当店でもお取り扱いがはじまった「DARUMA PATTERN BOOK」は、ダルマ糸でお馴染み、手芸材料を取り扱う横田株式会社が出版するニットの本。今年のvol.3、昨年のvol.2ともに好評です。

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www.keibunsha-books.com

「DARUMAの編みものフェア」では、今年のvol.3に掲載されたものから4点の作品を展示、毛糸も販売します。気になる作品を、実際に手で触れてご覧頂け、鏡にあわせて試着して頂くことも出来ます。その他、編み物がまったく初めてという方におすすめの「はじめてBOOK 棒針編み」や「はじめてKIT 棒針編み」、ケーブル模様の帽子型をした編み針キャップも並びます。店頭のフェアでは、期間中に1500円以上お買い上げの方に、フォークランドウールで編むケーブル模様のカウルの編み図をプレゼント。ご希望の方は、生活館レジにてお申し付けくださいませ。


<フェア展示作品・4点>
「DARUMA PATTERN BOOK 3」より
・冬のケーブルカーディガン(デザイン:風工房)
・クロスグリスリーブのセーター(デザイン:野口智子)
・ニットキャップ(デザイン:YOKOTA)
・スクエア&ボーダーのストール(デザイン:YOKOTA)

www.keibunsha-books.com

 

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また、期間中の11月12日には当店コテージにてイベント「編み物はじめてワークショップ&DARUMA PATTERN BOOK作品展示」も開催されます。

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「編み物はじめてワークショップ&DARUMA PATTERN BOOK作品展示」
11月12日(月)
DARUMA PATTERN BOOK作品展示:11時~20時
編み物はじめて ワークショップ:(1回目)13~15時 (2回目)17~19時
恵文社一乗寺店 COTTAGE

イベントの詳細・お申込みはこちらから

この日は「DARUMA PATTERN BOOK 2」の掲載作品を8点、「DARUMA PATTERN BOOK 3」の作品を8点展示、毛糸を販売します。こちらに加えて、普段手芸店では買えない毛糸の見本帳や、廃盤のため入手しにくくなっている「DARUMA PATTERN BOOK 1」も少数販売します。探されていた方は、ぜひこの機会をお見逃しなく!

そして、同じ日に開催の「編み物はじめてワークショップ」では、「編み物が気になっていたけど、どうやって始めてよいのかわからない?」という初心者さんに向けたワークショップも行われます。編みものをはじめるきっかけ作りに、ぜひご参加ください。


<COTTAGEイベントでの展示作品>
「DARUMA PATTERN BOOK 2」より
・シェットランドウールのセーター(デザイン:YOKOTA)
・冬の編み込みセーター(デザイン:すぎやまとも)
・リバーシブルニットキャップ(デザイン:くげなつみ)
・ゆるりシルエットのカーディガン(デザイン:野口智子)
・ハイネックセーター(デザイン:野口智子)
・好きな模様で編むマフラー(デザイン:YOKOTA)
・鳥とすずらんの編み込みミトン(デザイン:YOKOTA)


「DARUMA PATTERN BOOK 3」より
・冬のケーブルカーディガン(デザイン:風工房)
・クロスグリスリーブのセーター(デザイン:野口智子)
・ニットキャップ(デザイン:YOKOTA)
・スクエア&ボーダーのストール(デザイン:YOKOTA)
・ボーダーセーター(デザイン:YOKOTA)
・ハンドウォーマー(デザイン:YOKOTA)

 

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編み物好きも、編み物が初めての方も、ぜひお気軽にお越しくださいませ。

 

 

はしもとゆか個展「朝のけはい」

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ギャラリーアンフェールでは、イラストレーターはしもとゆかさんの個展「朝のけはい」を開催中です。
2017年の春、拠点を東京から京都に移されてすぐの頃に個展を開催いただきました。この時は、世界各地を旅して描かれた大きな風景画を多く展示していただきました。旅の中の風景が優しい目線で描かれていて、一緒に旅をしているような心地よい展示でした。(前回の展示

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今回は、前回とはまた少し雰囲気がかわって、日常のひとこまや、絵本のような物語を感じる構図のイラストがたくさん並びます。

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版画のような風合いですが、こちらは「余白をだいじにしたい」というはしもとさんが独自に考えた、紙を当てながらオイルパステルを塗って描かれています。輪郭がぼんやりするオイルパステルに紙をそえることで境界がくっきりして独特の雰囲気に仕上がっています。

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オイルパステル独特の柔らかい質感の色合いに、余白と境界がくっきりすることで、逆みたいですが、なぜかどこか夢の景色のような不思議な感覚がします。

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今回はグッズもたくさんご用意いただきました。この時期にぴったりのカレンダーや、人気のポストカードの他、手描きのトートバッグも!京都に拠点を移したはしもとさんが描いてくれた鴨川の風景は、鴨川好きさんにぜひ持っていただきたい一品です。

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毎日やってくる朝の気配、あっという間に過ぎる朝の瞬間のひとこまが切り取られて、小さな額にひとつひとつ収められました。さわやかな朝、ちょっとだけ憂鬱な朝、楽しみな朝、楽しい朝、いろんな朝を感じながら、どうぞゆっくりお過ごしください。はしもとさんは全日在廊予定なので、ぜひ作品についてお話もお楽しみください。ご来場をこころよりお待ちしております。

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はしもとゆか個展「朝のけはい」
開催期間:2018年10月23日(火)-10月29日(月)
開催時間:10:00-21:00(最終日は18:00まで)
開催場所:ギャラリーアンフェール

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「あたらしい朝の光に包まれて
 なにかが始まりそうな予感
 ゆっくりと、今日も歩きだす―――」

イラストレーターのはしもとゆかによる、朝をテーマにした個展です。
オイルパステルのやわらかな筆致で描かれた、さまざまな朝の情景をお楽しみください。
※作家全日在廊予定です。

はしもとゆか Yuka Hashimoto
絵描き、イラストレーター。神奈川県出身、多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。MJイラストレーションズ卒業後、2017年よりフリーランスとして活動。見た人が笑顔になれるような、良い空気の流れるイラストレーションを目指す。現在京都在住。
[instagram] @hashimotoyuka_art
[website] http://www.hashimotoyuka.com

 

(上田)

店頭フェアのご案内:「発酵」本フェア開催中 『ちゃぶ台 vol.4』発酵×経済号発売

 

店頭フェアのご案内。

 

おなじみ、ミシマ社が発行する文芸書サイズの雑誌『ちゃぶ台』。vol.4の特集は「発酵×経済」です。今回のテーマに「発酵」が選ばれるまで、ここ数年の出版、カルチャー界の蓄積があったように思えます。

 

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雑誌『Spectator』が「発酵のひみつ」特集を組んだのが2016年のこと。翌年、ここ数年の発酵ムーヴメントのバイブル的存在になった小倉ヒラクさんの『発酵文化人類学』が刊行されました。そのなかでレヴィ=ストロースの「ブリコラージュ」という概念が紹介されています。

 

「神話的思考の本性は、雑多な要素からなり、かつたくさんあるといってもやはり限度のある材料を用いて自分の考えを表現することである」

 

フランス語でブリコラージュはDIYを指すそうです。ヒラクさんは「神話」を「発酵」に置き換えることによって、ストロースの思考を「発酵」の土壌に落とし込みました。誰かにとっては残り物の食材でスープを完成させることもDIYであり、発酵的な発想が必要になります。

 

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発酵≒DIY?

以来、DIYによく似た文脈で「発酵」という言葉が使われる場面を目にしてきました。確かにDIY精神の基礎となった「ホールアースカタログ」やヒッピー文化にも通じるニュアンスを、この「発酵」というキーワードに見出すことができます。より手垢がついた、ディープなキーワードとして日常に取り入れてみたい、そんな思いが募るなか、今回の『ちゃぶ台』がやってきました。

 

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小倉ヒラクさんが秋田の酒蔵をたずね綴られた文章、『発酵文化人類学』とともに発酵ムーヴメントを牽引してきた一冊『田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」』を書いたタルマーリーの渡邊格さん・真理子さんへの聞き書き(聞き手は三島さん)。発酵世界への導入として、ちょうど良い文量とバランスです。今朝、常連のお客さんが「ちゃぶ台はご飯を食べながらでも読めるから元気が出る」と言って買っていかれました。

 

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興味がわくと物足りず、次の一冊に手をのばしたくなる。これぞ、雑誌の醍醐味。そこで次の一冊へと踏み込んでいただくために、「発酵」本フェアを企画しました。といいながら、純粋な「発酵」本ばかりというわけではなく、「発酵」的な発想の本を何冊かピックアップしています。これからスタッフが思いつくたびにごちゃごちゃと足されていく予定です。このコーナー自体が発酵し、旨味を凝縮していくことを願いつつ。ご来店の際はぜひ、ご注目ください。

 

続いて、関連イベントのご案内。

11月7日(水)。今回の『ちゃぶ台』にも寄稿されている『うしろめたさの人類学』の著者で文化人類学者の松村圭一郎さんとミシマ社代表・三島邦弘さんの対談「人間の経済を取り戻す!」を開催します。最貧国・エチオピアや中東でのフィールドワークを通じて、冨と所有の分配、貧困や開発援助などについて書いた『うしろめたさの人類学』も、発酵的発想の一冊です。当日は旧知の仲であるおふたりが考える経済のあり方を存分に語り合っていただきます。必読書を紹介するブックトークの時間も予定。紹介される本は随時店頭のフェアにも加わります。ご予約受付中。

mishimasha.com

www.keibunsha-books.com

 

(鎌田)

吉靴房の出張履物展

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ギャラリーアンフェールでは、西陣に工房を構えるハンドメイド靴「吉靴房(きっかぼう)」による展示受注会を開催中です。吉靴房さんは改装前のギャラリーアンフェールでも展示をしていただき、10年ぶりの当店での展示開催となりました。

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足袋のような形のもの、配色が美しくデザインされたものなど、おしゃれが楽しいこの季節に、思いきりファッションの想像を掻き立ててくれるような、楽しくて機能的で、素敵な靴が並びます。

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靴はどれもオーダー制。会場でご希望の靴のデザインやカラーを選んで、足のサイズを測って、一足一足丁寧にハンドメイドされます。同じ靴でも色の合わせ方でだいぶ印象が変わります。オーダーメイドの醍醐味、ぜひたくさん悩んで納得の配色をお選びください。

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吉靴房さんで使われている革は、主に牛革や豚革。聞けば、食肉として食べる動物の革をなるべく使うようにしているとのこと。人間がいただく動物の命を余すところなく、身につけるものや道具など人間の営みの中で使う、という革本来の価値を大切にされていて、そういうお話を聞くと、なおさらきちんと使いたくなりました。

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会場ではオーダー靴の他、小物や草履などすぐにお買い上げいただけるものも展示販売しています。靴で使った革の端材を使ったものなど、丈夫で美しく、楽しく生活の中で使える革小物たちが揃いました。

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オーダー受付は、吉靴房スタッフが在廊される【各日15:00-21:00(最終日は18:00まで)】となります。(お渡しは年明け頃を予定)在廊中は会場で公開制作も行われているので、制作の様子を見ながら、靴作りのことや革のこと、どうぞお気軽におしゃべりもお楽しみくださいませ。ご来場をこころよりお待ちしております。

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吉靴房の出張履物展

開催期間:2018年10月16日(火)-10月22日(月)
開催時間:10-21:00
※オーダー受付は15-21:00まで(最終日は18:00まで)
開催場所:ギャラリーアンフェール

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吉靴房(きっかぼう)は西陣で日本をテーマにオーダーメイドのハンドメイド靴の製作を行っています。京都での活動が10年を超え、そして10年ぶりにギャラリーアンフェールで展示を致します。
伝統文化の延長線上の未来へ続く履物の基本形を探求したデザインと、革製品の在り方について考えた物創りを展示致します。

会期中15:00-閉店時間まで在廊します。

吉靴房 http://kikkabo.jp/

 

(上田)

「緑雨手文庫」田中友絵

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ギャラリーアンフェールで開催中の、田中友絵さんによる「緑雨手文庫」展。大きな絵画と小さな本がいっしょに並ぶ、すてきな展示になりました。

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宮沢賢治、ゲーテ、佐々木信綱などの詩歌から生まれた絵画たち。大きなキャンバスは広い空のよう、そこに広がる色は形を変えて流れる雲のように、眺めるたびに景色が変わる気がします。

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詩を読みながら、詩から生まれた景色を眺める、それはそれは贅沢なひととき。うつろう秋空のように美しい空間がひろがります。ぜひお気軽にお立ち寄りくださいませ。ご来場をこころよりお待ちしております。

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「緑雨手文庫」田中友絵
開催期間:2018年10月9日(火)-15日(月)
開催時間:10:00-21:00(最終日は18:00まで)
開催場所:ギャラリーアンフェール

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詩人の綴った詩は 描けば そのあじわいを濃ゆくまし

いくつかの絵となりました

詩と絵を掛ける文庫を このたび開庫いたします
詩をよむ心は 森にふる雨の愉楽にも にて
みなさまに どのような雨が ふるのでしょうか 

田中友絵

 

[協力]
凸版印刷・りてん堂
製本・豆本屋おさが

 

(上田)

2018年9月書店売上ランキング

今回は、2018年9月の書店売上ランキングをご紹介します。

 

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1位『バウムクーヘン』谷川俊太郎(ナナロク社)

 

2位『気になる京都4 あの店・あの場所』(風の駅)

 

3位『わたしを空腹にしないほうがいい』くどうれいん(BOOKNERD)

 

4位『Spectator vol.42 新しい食堂』(エディトリアル・デパートメント)

 

5位『色の事典』新井美樹(雷鳥社)

 

6位『音楽のまわり』寺尾紗穂

 

7位『数学する身体』森田真生(新潮社)

 

8位『目の見えない人は世界をどう見ているのか』伊藤亜紗(光文社)

 

9位『STUDIO VOICE vol.413 いまアジアから生まれる音楽』(INFAS publications)

 

10位『本を贈る』若松英輔島田潤一郎矢萩多聞ら(三輪舎)

 

いくつかピックアップしてご紹介します。

 

1位は、谷川俊太郎最新詩集『バウムクーヘン』。木の年輪をバウムクーヘンに例えて、全編ひらがなで綴られた大人の詩集。言葉にならない感情を、音と文字で表現した詩の数々。無垢な心にかえり、声に出して読みたい一冊です。

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表紙の花はディック・ブルーナの絵です。装丁は名久井直子さん。ビビットな黄色の差し色、スピンも黄色。ひらがなのみで構成された本ながら、これだけ読みやすいということは、書体の選択、デザインが秀逸だからでしょう。ハードカバーというのも良い。持ち歩きたくなります。

 

3位は、盛岡の書店「BOOKNERD」が刊行した、盛岡の歌人・くどうれいんによる言葉と食をめぐる記録『わたしを空腹にしないほうがいい』。美味しい食べ方を知ったもの、CMで流れていたもの。食道楽とはまた違う、新しい食日記。こんな友人がまわりにいたら楽しいでしょうね。刊行以来、当店では人気の一冊。

 

4位は、おなじみの雑誌『Spectator』最新号「新しい食堂」特集。ロングインタビューが掲載された4店舗(ウナ・カメラ・リーベラ、按田餃子、マリデリ、なぎ食堂)は、それぞれ単著も出版されています。ローカルカルチャーの拠点は飲食店だと思うようになりました。本を読まなくても、音楽を聞かなくても、プロ野球が好きでも興味がなくても、美味しいものは皆好きです。私は本屋ですが参考になりました。

 

7位『数学する身体』

8位『目の見えない人は世界をどう見ているのか』

どちらも当店定番。それぞれの著者、森田真生さんと伊藤亜紗さんの対談が東京、「教文館ナルニア国」さんで開催されます。いつか京都でもお願いしたい、気になるマッチング。

www.kyobunkwan.co.jp

 

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森田さんが本文を手がけ、マリメッコ、SOU・SOUデザイナーの脇阪克二さんが絵をつけた絵本『アリになった数学者』が今朝、入荷しました。福音館書店「たくさんのふしぎ」シリーズから2017年9月号として刊行され、あまりの反響に、異例のスピードでハードカバーの絵本として再販。こちらもあわせておすすめです。

 

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伊藤亜紗さんの『どもる体』の出版社、医学書院がTwitter上で、オリジナルTシャツが当たるキャンペーンを開催しています。告知用に当店にも一着送っていただきました。非売品のようなので、気になる方は参加されてみては。

 

今回はこれまで。来月もぜひお楽しみに。

 

(鎌田)

四季の植物たち展 中山カホリ

ギャラリーアンフェールでは、中山カホリさんによる「四季の植物たち展」を開催中です。

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色鉛筆や水彩などで真っ白な画用紙の上に描かれるのは、四季折々の植物。散歩の途中で見かけるような小さな草花や、お家の台所にありそうなお野菜たち。

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じっと見てみると本当に細かいところまで緻密に表現されていて驚きます。写真のようだけれど、手で描かれたぬくもりがあって、まるで外国の古くて美しい植物図鑑の頁をめくっているよう。聞けば中山さんもいつか植物図鑑をつくることが夢だそうです。きっときれいな装丁の素敵な本になるだろうなと、絵を眺めながら私も夢が広がりました。

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会場では作品の他に、カレンダーとポストカードも販売されています。ぜひ手にとってご覧くださいませ。

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どこからか金木犀の香りが届く、お出かけが楽しいこの季節。散歩ついでに、いろんな植物たちに会いにぜひお立ち寄りくださいませ。ご来場をこころよりお待ちしております。


四季の植物たち展 中山カホリ
開催期間:2018年10月2日(火)-10月8日(月祝)
開催時間:10:00-21:00(最終日は18:00まで)
開催場所:ギャラリーアンフェール

季節それぞれの植物や野菜を、色鉛筆・水彩・墨彩で描きました
絵を基に作成した、ポストカードやカレンダーの販売もいたします

*作家は10/2,6,7,8在廊予定です(12-19:00前後)

instagram/facebook/twitter kahorin_mame

 

(上田)