恵文社一乗寺店 スタッフブログ

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辻和金網~手仕事の暖かさが伝わる暮しの道具~フェア

” 御所から南に延びる堺町通。変わりゆく町並みの中で、「辻和金網」は創業以来八十余年の技を今も変わることなく守り続けています。”

 
当店では、はじめてとなるフェアのご紹介です。昭和8年創業。京の金網細工、辻和金網さんの商品が揃います。金網細工は釘を打ち付けた台と指先の感覚だけで、細い針金を編みあげて仕上げていきます。ひとつひとつ手で編まれる網目はまさに職人技そのもの。

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長い間、作業台に使われている木材には無数の穴が開いていて、作る商品の工程にあわせて目印の釘を刺しては進め、また刺しては次の工程の作業へ進めていきます。

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丸い部分を形づける作業はこのパイプ。「これにはこれを…」と、自然に作業道具に手を伸ばしては仕上がりに近づけていきます。数えきれない工程を経て、ようやく完成です。

 

こちらは亀甲編みと呼ばれる六角形の網目。目印は後ろに貼られた紙のマス目のみ。職人の経験と勘をたよりに丁寧に仕上げられていきます。

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手作りだからこそ用途に応じて針金の太さや網目の大きさを変えることができるそうです。長年使ってほころびができた時は修理も可能。

 

この日は私自身が約6年間愛用している、銅製茶こしを持参。こし網の部分が目づまりしてきたので張り直しをお願いしました。新しいものと比べると全く別の商品のようです。「銅がなかなかいい色になっている」と言っていただきました。また「洗うときはこし網の折り目にそって洗うと折り目が立たない」など使い方のアドバイスも。きれいに張り直された茶こしは、これからも大切に使い続けていきたいとおもいます。

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料理研究家やスタイリストさんにもご愛用者の多い、人気の焼き網。目の細かい焼き網受が直火を和らげ、ふっくら香ばしく焼き上げます。お正月はお餅に、普段遣いはパンや野菜などにおすすめです。

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辻和金網さんの商品は現在、二代目、三代目、四代目の三人で、ひとつひとつ手作りで生産されており、一日に限られた量しか作ることができません。手仕事ならではの暖かさが伝わる、洗練された職人の技。是非お手に取ってお選びください。

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商品ラインナップ(予定)
手編みコーヒードリッパー、丸形水切りかご、茶こし、足付焼き網、焼網受、手付き焼網、おとしぶた、丸網足付、ゆどうふ杓子、万能網、はしたて、胡麻いり

・アイテムによっては数量に限りがございます。場合によりご購入数に制限をかけさせていただく場合がございます。ご了承のほど、よろしくお願い申し上げます。

 

・昭和レトロな黄金色の台所シリーズ「小伝具(こでんぐ)」アルマイト加工のなべ、おせち料理や日常の調理に重宝する台所道具も合わせてご紹介させていただきます。

 

辻和金網~手仕事の暖かさが伝わる暮しの道具~フェア
2019年12月21日〜2020年1月3日(最終日は14時まで)
恵文社一乗寺店 生活館ミニギャラリー

http://www.keibunsha-store.com/gallery/8107

(萩原)