ギャラリーアンフェールでは、京都在住のキムラトモミさんと、長野在住の馬場剛史さんによる二人展「ほんとの本との気持ちです。」を開催中です。今回のテーマは、お二人がライフワークにされている「BOOKART」。ミシン目が入っていて半分に切ると栞になるという楽しい趣向が凝らされたDMハガキも好評でした。
京都精華大学に通われていたお二人。在学当時も当店に来てくださっていたそうで、学生時代の思い出の場所で、初めての二人展。そんなすてきな出来事の場所に選んでもらえたのがとてもうれしく思いました。
京都を拠点に画家として活動されているキムラトモミさん。
ミクスドメディア、版画、コラージュに雑貨制作など、さまざまな技法をつかって、たくさんの作品をご用意いただきました。可愛らしいモチーフに色合い…女の子が大好きなあれこれがちりばめられていて、心躍ります。
お人形の家みたいな小さな棚の中には、いろんなブローチやマトリョーシカ。
天井にゆらめくのは、版画やコラージュで作られたモビール。
こんな小さな額に収められた小さな銅版画。
これらの作品や雑貨は、どれもいくつかの自作の本にまつわるものばかり。本から飛び出してきたようなとても楽しい展示になりました。
キムラさんは、会期中毎日在廊される予定。在廊中は、似顔絵ならぬ「猫に変身似顔絵」も描いてもらえます。猫になりたい人が猫になれちゃう一味ちがう楽しい似顔絵!ご希望の方はお気軽にキムラさんにお声かけください。
可愛らしい童謡が聴こえてきそうな、どこか懐かしくてやさしい雰囲気の馬場剛史さんの作品。
お申し込み時の資料で拝見して印象に残っていた可愛らしい豆本も展示いただいています。手のひらサイズの小ささを生かしたデザインでページをめくる楽しさも一際。とても可愛らしい物語に添えられた、馬場さんのイラストに自然と頬が緩みます。
北信濃新聞の挿絵の原画作品。
12ヶ月をテーマに描いたイラストは「おはなし12ヶ月」という本になりました。
豆本「なわとび」。中村智子さんの文に添えられた馬場さんのイラスト。なわとびから始まる不思議な物語が小さな本に詰まっています。
こちらは豆本「すてきなひも」と、もう片面は「箱をあけたら」。あさだりんさんの楽しい文に、じゃばら折りを生かしたイラストデザインがとてもかわいらしい一冊です。
本の無限大の楽しさが形になって、本屋の片隅のギャラリーがいっぱいになった、まるで夢のような空間。どうぞゆっくりお過ごしください。ご来場をこころよりお待ちしております。
キムラトモミと馬場剛史「ほんとの本との気持ちです。」
開催期間:2019年5月7日(火)-5月13日(月)
開催時間:10:00-21:00(最終日は16:00まで)
開催場所:ギャラリーアンフェール
長野県在住の馬場剛史さんと京都市在住のキムラトモミは京都精華大学在学中に出会いました。
オリジナルの本「BOOKART」をライフワークにしております。
馬場さんは 回文とイラストをあしらった豆本や原画
キムラは新作の絵本BlueSmokeと原画など展示します。
めくるめく世界をお楽しみください。
あなたをイメージして双方向性イラストをお描きします。
ハガキお一人3000円(キムラ)30分
(上田)