雨のなか、連日ご好評いただいているイイダ傘店さんの受注会。新作の日傘と、雨傘は平成三十年春のシリーズが並んでいます。
いままでにも角食やバケットをモチーフにしたものはありましたが、こちらは新しく登場した「ぶどうぱん」。生地の淡い色味とも相まって、女性らしく目に優しい印象です。この新作テキスタイルにちなみ、活版印刷のぶどうパンカードも、会場には並んでいます。
同じく新作の、こちらは「ふきのとう」。春の息吹を感じさせる、ほころんだ花の姿を刺繍で表現しています。
イイダ傘店受注会の特徴のひとつはセミオーダー。お好みの生地と、手元の組み合わせを選んで頂けますが、今回は定番の手元に加えて、陶芸家・山野辺彩さんと制作された手元もご用意しています。鳥や花を細かに絵付けした陶器を、職人さんが手彫りした木に嵌め込み仕上げています。
また、イイダ傘店さんによる2019年版カレンダーも会場にて販売しています。四季折々のモチーフを描いた12枚。作家のスケッチブックを垣間見るような伸びやかなタッチ。季節の移ろいを掬い上げる細やかな視線から、テキスタイルのアイデアが生まれていることを伝えるようです。
年に2回の受注会、皆さまのご来場をお待ちしています。
平成三十年 秋 イイダ傘店 日傘・雨傘展
9月18日- 9月24日
恵文社一乗寺店ギャラリーアンフェール
(田川)