恵文社一乗寺店 スタッフブログ

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9/23 華雪『字をまなぶ・字をかく』第2回のご案内

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今年は3回にわたり、書家・華雪さんによる講座『字をまなぶ・字をかく』を開催します。
お手本通りの整った文字を目指すのではなく、当講座で学ぶのは、より大らかで自由な文字のあり方です。書を構成するのは、線と余白。その「線」は、書き手の心情を表す”運動”の軌跡でもあります。筆の持ち方、その動きの緩急、抑揚によっていかようにも変化するもの。文字のバランスの上手下手ではなく、線の表情、時には言葉以上のものを伝える字の在り様を考えます。前回7月の講義では、「手」をテーマに、その漢字の成り立ちや、まつわる古典を学びながら、各自考え、筆をとって頂きました。

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講座終了後の公開講座にて、華雪さんが書いた「手」。
掴む、握る、手の力強さが伝わるようです。

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今週末9月23日(日)には、いよいよ第2回目。今回のテーマは「目」。
たくさんのご参加をお待ちしています。
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第2回「目」9月23日(日)
ワークショップ10:30-13:30 /公開制作14:30-15:30
漢字の成り立ちを探っていくと、そこには古代中国の社会が浮かび上がってきます。古代社会を生きた「誰か」がつくりあげた漢字からは、「誰か」の眼差しが感じられます。「目」の字は、目を象ったかたちに由来します。ただし、漢字がつくられた古代社会における”目”は、現在わたしたちが思い浮かべる”目”とは異なる機能を担っていました。”目”のあり方の変遷といったお話を通じて、「目」の字を学び、書きます。

 

申し込み詳細は こちら 

 

(田川)