恵文社一乗寺店 スタッフブログ

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華雪による書と篆刻の講座2017「筆遣い」の展開

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昨年に引き続き、2017年も書家・華雪さんによる講座を当店にて開催いたします。
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◆華雪による書と篆刻の講座2017「筆遣い」の展開

古代から字を書く(掻く)道具である毛筆や印を刻む鉄筆。
文字を読み書き覚え、正しく能率的に書き記るすことさえできれば問題のない現代を生きるわたしたちには筆という不自由さをともなう道具はもはや必要のないのかもしれません。
ただ、ひとびとが字を書いてきた歴史を振り返ってみれば、文字が生まれ、時代や文化が成熟する中で、ひとびとは筆の動きとそこから現れる筆跡により複雑な表現を求めてきました。そこにあるのは文字の「骨格」を書く手の動きを柔軟に受けとめ、筆致として表わすことのできる筆による表現に対するひとびとの好奇心であったように思えます。

今期は、書・篆刻ともにその“筆遣い”に着目し、ひとびとがこれまでどのような表現を行ってきたのか――前期は“筆遣い”が最もダイナミックに変化した古代中国の時代に焦点を当て、学びます。

“筆遣い”が様々に試行錯誤されてきた古代から文化の成熟を見る唐代までを、毎回ひとつの古典を取り上げ、観察・臨書(摸写)します。試行錯誤に満ちた様々な筆遣いを観察し、実際に臨書することを通じて、書における表現のあり方を学びます。

 

開催日:
奇数月の最終週日曜日に開催
2017年3月26日(日)/5月28日(日)/7月30日(日)/
9月24日(日)/11月26日(日)/2018年1月28日(日)

[篆刻]11:00-13:30 [書]15:00-17:30
※各回定員6名。1回ごとにご参加頂けます。

<各回の講座内容>
01 引っ掻く直線 古い肖形印「亞字印」/
  骨に刻まれた書「甲骨文字」・鋳込まれた書「金文」
02 整う丸み   古い肖形印「鳥印」/石碑の書「小篆」
03 起筆と収筆1 古印白文/木簡の書「隷書」
04 起筆と収筆2 古印朱文/木簡の書「隷書」
05 配置と調和1 漢印白文/漢碑の書「八分」
06 配置と調和2 唐印朱文/漢碑の書「八分」

 

受講料:
各回6,000円(材料費込)
※篆刻と書を通し受講の場合10,000円

会場:
恵文社一乗寺店 ワークルーム

持ち物:
筆記道具、メモ帳、古新聞(下敷き用の古紙・書に参加の方のみ)
※その他道具はこちらで用意します
※汚れてもいい服装でご参加ください

お支払方法:
郵便振込・店頭でのお支払 

問合・申込先:
恵文社一乗寺店ギャラリーアンフェール
tel 075-711-5919
enfer[at]keibunsha-store.com
※[at]を@に変えて送信してください。

※ご氏名、お電話番号、参加希望日、希望講座(篆刻・書)、お支払い方法をご選択の上、ご連絡ください。なるべくメールでお申し込みいただけると助かります。ご注文いただいた方には確認メールをお送りします。届かない場合は再度ご連絡下さいませ。
※料金はすべて先払いをお願いしております。また、キャンセルの場合の返金はご容赦いただいております。

 

皆様のご応募をお待ちしております。

 

(田川)