恵文社一乗寺店 スタッフブログ

恵文社一乗寺店の入荷商品やイベントスケジュール、その他の情報をスタッフが発信いたします。

2019年3月書店売上ランキング

2019年3月の書店売上ランキングをお知らせします。

 

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1位『数学の贈り物』森田真生(ミシマ社)

 

2位『てくてく青空登山』安西水丸(ミューレン編集部)

 

3位『燃える水滴』若松英輔(亜紀書房)

 

4位『魔女のシークレット・ガーデン』飯島都陽子(山と渓谷社)

 

5位『あわいゆくこころ』瀬尾夏美(晶文社)

 

6位『わたしを空腹にしないほうがいい』くどうれいん(BOOKNERD)

 

7位『数学する身体』森田真生(新潮社)

 

8位『おとしどころの見つけ方』松浦正浩(クロスメディアパブリッシング)

 

9位『インドのけもの』ギータ・ウォルフ(エクスナレッジ)

 

10位『歪み真珠』山尾悠子(筑摩書房)

 

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TRAVELER'S FACTORY × KEIBUNSHA 『スタンプノート』発売のお知らせ①

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トラベラーズノート等を中心とした文具等のお店、TRAVELER'S FACTORYと当店によるコレボレーションリフィル、『スタンプノート』を3月28日より発売します!
京都市内と言いつつも、繁華街からは少し離れたところに位置する当店。わざわざ遠くからお越しいただくお客さまに、旅の思い出になるものを作れたらと考え、ご相談させていただきました。

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寺社や京都タワー、鉄道博物館など…京都観光で訪れる先には意外と設置されている記念スタンプ。なんとなく押したものでも、後で見返すと、旅の実感が思い起こされます。パスポートの入出国スタンプのように、増えるにつれて、集める嬉しさも。スタンプ以外に、訪れたり体験した場所のチケットやショップカードを貼ったり、コメントを添えたりと、自分だけの旅アルバムを作って頂けます。もちろん、そのまま単体でも使えますが、トラベラーズノート(レギュラーサイズ)にセットすることで、ノートやファイルなど、別タイプのリフィルとのカスタマイズもお楽しみいただけます。中紙は、万年筆でもにじみや裏抜けがしにくい、トラベラーズオリジナルのMD用紙です。

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イラストを描いていただいたのは、書籍『わたしがカフェをはじめた日。』装画も担当されたデザイナーの早川宏美さん。京都の名所、五山や鴨川などの景色、右上には叡山電車の700系車両、さまざまなモチーフが散りばめられています。知らない場所に行く、ワクワクと心躍る気分を喚起するような、デザインに仕上がりました。

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また早川さんには、当店のオリジナルスタンプも作成いただきました。こちら当店のアンフェールフロアに、3月28日より設置します。
ご自由に押していただけますので、ご来店の際にはポンと!

 

TRAVELER'S FACTORYサイトでもご紹介頂いています。
詳細は こちら

 

(田川)

いちろう個展「たまたまであう 展」

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ギャラリーアンフェールでは、イラストレーターいちろうさんの個展「たまたまであう 展」を開催中です。一昨年の冬に、当店ではじめて個展をしていただいたいちろうさん。ささやかな日常のひとこまをあたたかい目線で描いたイラストがとても好評で、お待ちかねだった方もいらっしゃるのではないでしょうか。(前回の展示

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今回の展示の案内ハガキを受け取ってから、音や匂いが伝わってきそうな楽しいイラストに展示を指折り楽しみにしつつ、何度近所のラーメン屋さんへ走ったことでしょう!

 

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今回は「であう不思議」をテーマに描かれた作品が並びます。

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ふわふわ上から浮かんで眺めるような構図や、ビー玉越しに見るようなぐにゃりとゆがんだ景色…よく見るとなんだかちょっと不思議な風景が描かれたいろんな四角形のキャンバス。道行く人とすれ違うように点々とたのしく、壁に広がりました。

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たまたまちょっと心にとまっていた事をふと思い出した時の、うろ覚えでぼんやりとして、でもなんだか柔らかくて心地よい気持ち。いつもの日常の中で起こる、ちょっとした冒険気分。たまたま出会った時のびっくりする気持ちや、小さく弾けるうれしい気持ち。

日常の中で、気にしなければどんどん過ぎ去ってうっかり消えてしまいそうなほんの一瞬、ささやかなかけらを丁寧に拾いあげて残してくれるような、そんなやさしさを感じるいちろうさんの作品。春の日だまりのような心地よい空間になりました。

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一乗寺もようやく春めいてきたこのごろ、お散歩がてらぜひお立寄りください。ご来場をこころよりお待ちしております。


いちろう個展「たまたまであう 展」
開催期間:2019年3月26日(火)-4月1日(月)
開催時間:10:00-21:00(最終日は16:00まで)
開催場所:ギャラリーアンフェール

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たまたまであった誰かや何か。生活はそんな出会いでちゃんと変わっていく。 であう不思議をテーマにした展示です。たまたま見つけてみていただけたら嬉しいです。

いちろう
1993年生まれ。大分県出身。京都府在住。
http://ichiro5.jimdo.com/

 

(上田)

森田真生『数学の贈り物』刊行、オリジナル冊子のご案内

独立研究者・森田真生さんが、5年間にわたって思考を巡らす日々を綴った随筆集『数学の贈り物』がミシマ社より刊行されました。

 

三ヶ月に一度、当店のイベントスペースCOTTAGEでは、森田さんによるトークライブ「数学ブックトーク」を4年以上定期開催しています。「数学ブックトーク」では、森田さんが選んだ何冊かの本を紹介しながら、過去から現在に至るまでの、数学者や哲学者の思考を紹介するイベントです。森田さん自身が好奇心の塊のような人です。傍で聴いていると、毎回刺激を受けますし、きっと「数学ブックトーク」にご参加いただいたことのある皆様も同じ感想をお持ちのはず。

 

森田さんの新刊刊行に際し、私たちも何か役立てないかと思い立ち、当店発の冊子の制作を企画しました。『数学の贈り物』がひとりでも多くの読者の方に届く小さなきっかけになればとこの一ヶ月間取り組んできたものがようやく形にできました。

  

ブックリスト:『数学の贈り物』と80冊

森田真生インタビュー「読書」について

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www.keibunsha-books.com

 

ブックリストとインタビュー、20頁。

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冊子の前半は、文中で直接言及された参考文献と、随筆の内容から連想される関連文献からなる80冊のブックリスト。『数学の贈り物』は、次の本へと手を伸ばしたくなる、好奇心を駆り立てる一冊です。19篇の随筆、それぞれに文章の裏に広がる膨大な読書の跡を垣間見ることができます。森田さん自ら選書された学びの80冊のリストです。

 

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冊子の後半は、森田さんへのインタビュー。6000字ほどのボリュームです。例えば、森田さんが一日にどれだけの本を読まれるか気になりませんか?森田さんは何を聞いても答えてくれるのではないかと思わせるほどの、果てしない知識があります。個々の知識や情報が、森田真生という身体を介して有機的な広がりを持ち、知性へと昇華される。なぜここまでの読込みとインプットが可能なのか。かねてから気になっていた疑問から、読書へ取り組む姿勢を中心におうかがいしました。また、小学四年生までの幼少期を過ごされたアメリカでの生活についてもお話いただいております。森田さん自身の普段の読書や、幼少期のことが書かれたインタビューはこれまでにあまりなかったように思えます。終始笑いに満ちたインタビューでした。

 

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冊子単体購入で200円。『数学の贈り物』とセットでのご購入で100円です。『数学の贈り物』を手にとっていただける一助になれば幸いです。どうぞよろしくお願い致します。

 

最後に、ブックリストの選書、インタビューなど、こちらの提案を快く引き受けてくださった森田さん。インタビューの場として、オフィスを貸してくださったミシマ社さん、ありがとうございました。

 

(鎌田)

平成三十一年春 イイダ傘店 雨傘・日傘展

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昨日より、イイダ傘店さんの春の受注会が始まりました。
今回の「雨傘」は新作のテキスタイル。
ほぐし織りの「椿」「かけら」
ジャカード織の「ケーキ」「色えんぴつ」
プリント生地「サファリ」「オリーブ」
いずれも個性的な絵柄が並びます。
ほぐし織りによる椿の絵柄は、縦糸を椿模様の版で染めて、その後に緯糸をくぐらせて布に仕上がります。複数の職人さんの手を介して作られる、その過程については書籍「イイダ傘店のデザイン」に詳しいので、会場にお越しの際は、あわせてご覧くださいませ。傘やグッズとあわせて、それぞれのテキスタイルの原画もご覧いただけます。水彩で描いたり、ちぎり絵のものも。

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4月には、イイダ傘店を主催する飯田純久さんのスケッチ集も発売されます。図案のアイデアスケッチをまとめたもので、12月7日 - 20日の日程で、当店でもフェアを開催予定です。身近にあるものへの観察から始まり、そのイメージが膨らんで傘になる、そのはじまりの記録。少し先ですが、こちらもどうぞお楽しみに。

 

平成三十一年春 イイダ傘店 雨傘・日傘展
3月19日 - 3月25日
恵文社一乗寺店 ギャラリーアンフェール
※最終日は16時までですので、ご注意ください。
イイダ傘店 instagram

 

(田川)

飯島都陽子『魔女のシークレット・ガーデン』(山と渓谷社)刊行記念原画展

ただいま書店奥の壁面にて『魔女のシークレット・ガーデン』刊行記念のちいさな原画展を開催中です。

 

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著者の飯島豊陽子さんは、横浜元町でハーブと魔女グッズの専門店「グリーンサム」を営む筋金入りの魔女通な人。いえ、「通」なんて俗な表現は適当ではないかもしれません。現代において魔女の世界をよみがえらせ、そのスピリットを忘れないでおこうという、魔女界への案内人とでも言えるでしょうか。先の著書『魔女の12ヶ月』では、魔女の暮らしと知恵を豊富な知識と共に楽しいコラムで紹介、そこに描かれた魔女ライフは多くの人々を魅了しました。

 

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新作であるこの『魔女のシークレット・ガーデン』でも、魔女の暮らしを伝える興味深い内容は健在です。今回は庭や森を舞台とした、魔女と植物との付き合いについてが主なテーマ。魔女の秘密の庭、それだけでもそそられる気がしませんか。そこには「パワーをあげる夏至のハーブ」や「異界との境界にある植物」「秋のメランコリーを吹き飛ばすハーブ」など、奇妙で面白そうな項目がたくさん。

 

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 自然のパワーをもらって月夜を闊歩する魔女ならではの世界観がこの本には詰まっています。もちろん魔女をモチーフとした面白さ、というだけではなく、実際に私たちの日々の生活にも役立つ知恵も豊富に授けてくれます。自然の声を聴きながら自身の体に耳をすませば、これらの植物がより身近に感じられ、魔女の暮らしに一歩近づけるかもしれません。

 

 描かれたイラストの、古い植物図鑑を思わせる独特の存在感も素晴らしく、この展示ではその原画を間近に見ることができます。そして、飯島さんが手作りで制作された魔女人形(非売品)も一体展示され、よりいっそう雰囲気を盛り上げてくれます。

 

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 ほか、魔女の庭・魔女の森の2つにわけてそれぞれの四季を描いた鳥瞰図も販売中。鬱蒼とした魔女の庭と森が不思議な雰囲気を醸し出しています。同じく販売中の魔女の庭の塗り絵とともに。

 

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著者の飯島さんによれば、もともと魔女は森と村の境界にいた、つまり、異界と現実との境目にいた存在とのこと。そんな魔女は異界の入り口でもあると同時に、日常をほんの少し変えてくれる素敵な力を貸してくれるのかもしれません。この展示は、飯島さんが唱える魔女の様々な魅力の一端に触れられるユニークなものとなっています。この機会にぜひご覧ください。

 

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飯島都陽子『魔女のシークレット・ガーデン』(山と渓谷社)刊行記念原画展

2019年3月13日-3月31日

恵文社一乗寺店 書籍フロアにて

 

 

余談ですが、ちょっと古い世代にとっては、子どもの頃は占い本や魔法使い入門など、物語以外にも魔女的な本がいろいろ周りにあった気がします。古今から人々を、特に女性たちの心を捉えてきた魔女なるもの。ある日魔法が使えたら、と夢想した女の子の心を思い出しながら、どこか懐かしい気持ちでこの本を開いてみてはいかがでしょうか。内に眠る魔女の心が知らないうちに目覚めるかもしれません。

 

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『魔女のシークレット・ガーデン』

飯島豊陽子 / 山と渓谷社 

1600円+税

www.keibunsha-books.com

 

(テキスト:能邨 / 撮影:韓)

KINOTTO FAIR 2019

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現在ミニギャラリーでは、アパレルブランドKINOTTO(キノット)のフェアを開催しています。新しい季節の訪れを感じさせる、色とりどりのアイテムが並ぶ会場です。
まずは鮮やかなカラーバリエーション、KINOTTOのロゴタイプに目が行きますが、Tシャツやノースリーブ、アイテムのデザインは至ってシンプル。体の動きに柔軟にフィットし、肌触りを追求した国内生産の衣類です。シーズンごとにラインナップを入れ替えるのではなく、季節を問わず着れるものを。使い倒しても、また同じものを購入できる”道具”としてのものづくりを行なっています。

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こちらは綿100%素材のボートネックシャツ。内側に、サイズ番号を表すナンバータグがついています。お洗濯を重ねることにも耐えうる袖口や襟元、首回りも開きすぎず、幅広いコーディネイトをお楽しみ頂けます。

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人気のリバーシブルソックスも全色揃えています。パイル地とスウェット地、表裏で表面の違うこちら。サイクリングやピクニック、外に出かける機会の多いこれからのシーズンこそおすすめです。素材は綿90%で吸湿性が高く蒸れにくく、弾力のある履き心地は、他にはないもの。ぜひお試しくださいませ。


KINOTTO FAIR 2019
3月16日 - 3月29日
恵文社一乗寺店 生活館ミニギャラリー