生活館ミニギャラリーでは、手しごと「民藝のある暮し」展を開催中です。5年ほど前にも展示をしていただき、今回久しぶりにご紹介させていただきます。
今回も数ある民藝の中から厳選された品々が並びました。どれもこれもやっぱり手にとって思うのは、人の手で作られた暮らすための道具はあたたかくて、美しい。いつまでも手のひらにおさめて愛でていたくなる可愛らしさや、ほっとする懐かしさが伝わってきます。
こちらは小鹿田(おんた)焼。今回たくさんご用意いただきました。削って描かれる流れるような模様が美しい器です。
沖縄のやちむん。秋冬の食卓に映えそうな絵柄が揃いました。
手のひらサイズの小さなお鍋のようなこちらは島根・湯町窯の「エッグベイカー」。卵を割り落として、直火で目玉焼きがつくれる可愛らしい台所道具です。
岩手・鈴竹細工の「豆腐カゴ」。いろんな編み方が一つになったとても美しいカゴ。豆腐屋さんの行商のラッパは最近ではあまり耳にしませんが、どんなふうに使おうか考えるのも楽しいですね。
こちらは倉敷緞通(だんつう)。モダンな模様が美しい敷物です。今回はテーブルセンターを各種ご用意いただきました。
沖縄や秋田などから集まったガラス器たち。淡い色から深い色、色とりどりのガラスが並びます。
こちらはパフェグラスとアイスクリーム鉢。眺めるてるだけでもワクワクしてしまいます。お家で喫茶店気分が味わえます。
ころんとした形が可愛らしいたるグラスや、深いブルーが美しい大きなお皿も。
もうご紹介しはじめるとキリがないくらい、楽しくて美しい品々が日本各地から集まりました。
日々の暮しのために作られた民藝。自分の食卓と重ね合わせたり、この器でこんな料理が食べたい!と想像をふくらませながら、手にとってじっくり眺めたい展示になりました。ご来店をこころよりお待ちしております。
手しごと「民藝のある暮し」
開催期間:2018年10月27日(土)-11月9日(金)
開催時間:10:00-21:00(最終日は18:00まで)
開催場所:生活館ミニギャラリー
東京・尾山台にある「手しごと」では、「民藝」という日本の手仕事《陶磁器/手吹きガラス/かござる/染織/木工など》を扱っています。
今回は、九州・沖縄の陶磁器を中心に、各地の手仕事をさまざまにご紹介いたします。
土地と人の手から生み出されたものは、暮しによろこびと安らぎを与えてくれることと思います。
(上田)