兵庫にアトリエを構え、木や土、鉄など様々な素材から器やオブジェを制作されている島本契司さんの個展が今年も開催となりました。毎年展示していただいていますが、毎回「来年はこんなふうにしたい」と次々構想が更新されていく島本さん。今回もまた楽しい展示になりました。
その名も「島本契司の工作室」。島本さんのアトリエにあるいろんな素材があれこれいろんな形になってやってきました。
こちらは「アフリカンマスクダンス」。台のペダルのような部分を指で連打すると、なんと人形がカタカタ足音をたててタップダンスを踊りだします。
河原で集めた石で作られた魚の形のペーパーウェイト。
こちらは、ついつい手が伸びる焼き鳥(木製)!
子どもの頃、ジェット機と上手く発音できなかった島本さんのつくった「ゼット機」や、散歩の途中に散歩がもっと楽しくなる想像をして作られた「人工飛行機」。
素材の形に合わせて、答えのないパズルを楽しむように作られたという「宇宙人」。
自由自在な発想で造形された作品は、小さな頃なら普通に抱いていた思いっきりワクワクする感覚を呼び覚ましてくれます。
少年の心を持った、穏やかでとてもすてきなおじさまの島本さん。まだ今年の展示が始まったばかりですが、次はどんな展示になるのか今からついつい楽しみになってしまいます。ご来場のお客様にも笑顔が弾ける楽しい展示になりました。どうぞ思い思いにお楽しみください。ご来場をこころよりお待ちしております。
島本契司の工作室
開催期間:2018年11月6日(火)-11月12日(月)
開催時間:10:00-21:00(最終日は18:00まで)
開催場所:ギャラリーアンフェール
子どもの頃、いろんな事を空想するのが日課のひとつだった。テレビアニメの登場人物のように空を飛んだり海に潜ったり、、、スーパーカーや宇宙船を操縦したり。
空想は頭の中だけで終わるものや、時には絵に描いたり工作物にしたりした。どれも現実のものになることはなかったが、空想することが楽しくて仕方がなかった。
今回の作品展は、そんな懐かしい子ども時分のように、遊び感覚で楽しみながら作ったオーナメントを展示します。素材は主に加工(工作)しやすい木や金属片を使っています。
また同時にカップや皿などの陶器、スプーンやアクセサリーなど木の小品も並べます。
(上田)