恵文社一乗寺店 スタッフブログ

恵文社一乗寺店の入荷商品やイベントスケジュール、その他の情報をスタッフが発信いたします。

ふくら舎 展示販売会「琉球の風」

沖縄クラフトのふくら舎さんによる展示販売会が今年もやってきました。海の向こうから届く箱には、いつもいっぱいのやちむんやガラス、お菓子などが詰まっていて、毎年開けるたびにうれしくなります。

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当店での開催も5年目。沖縄といえば夏!のイメージでいつもは夏に行っていたのですが、今回は初のGWに合わせての開催となりました。今年は10連休ということもあって、初日からたくさんの方にご来場いただいています。

 

毎年好評の陶器「やちむん」。沖縄の伝統工芸のひとつで、馴染みのある形のものから、沖縄の生活に寄り添った形の特徴的なものなどいろんな種類があります。

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今回は窯が開いたちょうどいいタイミングでの入荷となり、ふくら舎さん選りすぐりの品々がずらりと並びました。

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会場には、やちむんの形の由来を案内するパネルも。読んでいると、優しい心遣いや伝統や習慣を大切にする心が伝わってきて、目の前に並ぶやちむんがより愛おしく見えてきます。

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やちむんを実際に使っていて何よりうれしいのは、気軽に普段遣いができること。今日はたらふく食べたい!という時は決まってやちむん。どっしりと懐が深く、土のあたたかい風合いが心地よくて、どんなお料理にも合ってしかもより美味しそうになる気がするから不思議。ぐるっと大胆に絵付けされた大きなお皿は、普段の食卓が途端に華やぎます。

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沖縄のガラス器は、まるで海のしずくがぽってりと形づいたようにシンプルで優しいシルエットが魅力的。ひとつひとつ手にとって、自分の手にしっくりくるものを選びたくなります。


やちむんなどクラフトの他にも毎回好評なのが、沖縄のお菓子。おなじみ平輪ちんすこうや黒糖、沖縄の塩は今年も入荷しています。伊江島小麦で作られたケックンチップスは、パリッと軽いスナックで、おつまみにおやつにどんどん手が伸びます。今回は待望のミニサイズも新登場!塩、スパイシー、黒糖シナモン、3つの味をそれぞれ一袋ずつお試しなんかもしやすくなりました。

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こちらも人気の黒糖ピーナッツ。毎年リピートされる方も多く、今回はいつもよりたくさん届けてもらいました。ピーナッツの香ばしさとこっくりとした黒糖の甘みにほどよい塩加減…こうして書いているだけで食べたくなってくるほど!ぜひご賞味くださいませ。

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ころころ色とりどりに可愛らしく並ぶのは玩具ロードワークスさんの琉球張子人形。一つ一つ手作りされていて、よく見ると全部表情がが違います。シーサーなど沖縄らしいものから、鬼や金太郎など馴染みのあるものまで、楽しい人形が賑やかに並びます。琉球張子は子どもの成長と出世を願う縁起物だそう。大らかでユーモアたっぷりの玩具はお子さまにもきっと喜んでもらえるはず。

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沖縄ならではのパパイヤや人参のおろし金、沖縄の食堂で定番の赤塗箸(完売しました)などの雑貨も並んで、沖縄のマーケットさながらの雰囲気です。

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小さなスペースに沖縄の魅力がぎっしり詰まった見応えのある展示になりました。沖縄の賑やかで優しく、心地よい風を感じていただけますように。どうぞお気軽にお立寄りください。ご来場をこころよりお待ちしております。

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お買上げ商品は配送も可能です。ご旅行中など、持って帰るのは大変という方はぜひお気軽にお声かけくださいませ。

送料500円(一万円以上お買上げで送料無料)
北海道、沖縄、山間部へのお届けは別途送料がかかります。
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ふくら舎 展示販売会「琉球の風」

開催期間:2019年4月27日(土)-5月10日(金)

開催時間:10:00-21:00(最終日は16:00まで)

開催場所:生活館 ミニギャラリー

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今年は10連休の京都に、沖縄クラフトのふくら舎がやってきます。恵文社への出張を初めて5年目は、ついにG.W.の開催。いつにも増してたくさんのやちむん、琉球ガラスや食品他が店頭に並びます。日々の食卓に馴染む民藝のうつわは、暮らしに彩りを与えてくれます。夏が来る前に、いちはやく琉球からの風を感じていただける機会です。ご来店を心よりお待ちしております。

 <出展(順不同)>
横田屋窯、照屋佳信、陶藝玉城、工房十鶴、菅原工房、風香原、上江州茂生、宮城正享、與那原正守、與那原工房、井口工房、常秀工房、大海、松田共司、松田米司、国吉春子、ガラス工房てとてと、ガラス工房清天、白鴉再生硝子器製作所、玩具ロードワークス ほか


(上田)

LAVVO『Trekking Holidays』

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海と森のコーミング(拾いもの集め)による標本函や、北方民族にまつわる品々を制作している結城伸子さんによるプロダクトブランド『LAVVO』のミニフェアを開催いたします。アンフェールフロア内の一角を会場に、森のなかを歩くのがたのしくなるようなサーミスタイルのトナカイ革小物、オブジェとしても机に置いておきたくなる王冠の針山などが並ぶ予定です。

LAVVO『Trekking Holidays』
2019年6月1日(土)- 6月14日(金)
恵文社一乗寺店アンフェールフロア内

 

また、当フェア初日の6月1日には、ワークショップも開催致します。
詳細は以下をご覧くださいませ。

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LAVVO ワークショップ
【開催日】6月1日(土)
【会場】恵文社一乗寺店COTTAGE
『ピューターグラスコード』と『サーミのピューターブレスレット』の2種のワークショップを開催します。

 

▶ピューターグラスコード
【時間】10時 - 12時
【参加費】4,500円 
【定員】8名(必要であれば指貫をお持ちください)

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 サーミのピューターブレスレット
【時間】13時30分 - 16時30分 
【参加費】5,800円 
【定員】8名(必要であれば指貫をお持ちください)

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【ご予約方法】
当店の以下メールアドレス宛に、
お名前/参加人数/電話番号/メールアドレス/ご希望のワークショップ/参加人数をご記入の上、お申込みをお願いいたします。
seikatsukan@keibunsha-books.com
*ご予約申し込みメール受信後、2日以内に受付確認と、お支払い方法をご返信いたします。お支払いは先払いにてお願いしております、ご了承くださいませ。

 

(田川)

えみおわす 春夏の服①

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今年もえみおわすの春夏の服展がはじまりました。
涼し気な定番カレンシャツ、今回は柘榴で染めた辛子色、丁字(クローブ)の灰色、赤色、藍色と色鮮やかに揃えています。トップスの新作は三角襟のシャツ。古い洋裁の本からインスピレーションを得て生まれたかたち。首周りをすっきり、小さな襟が特徴です。白、紺、黒の3色を当店ではご用意していますが、それぞれ生地感が異なりますので、ぜひご試着して見比べていただきたいところ。

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また、今年はボトムスがよく売れています。なかでも気温が上がってきたせいか、薄手のものがよく動いています。シルエットが特徴的なボンタンパンツ、先の秋冬展で大変ご好評いただきましたが、今回は綿生地なので、季節を問わず活躍することでしょう。

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写真上はタックパンツのグレー。足のシルエットが引き立ちます。
ご来場の際は、ぜひご試着ください。えみおわすの服のかたちや着心地へのこだわり、着て頂いて気づくところも多いことと思います。

 

えみおわす 春夏の服
4月23日 - 5月6日
10 - 21時 ※最終日は16時まで
恵文社一乗寺店ギャラリーアンフェール

 

(田川)

ブックフェア「記録集『はな子のいる風景』をめぐる、15の書籍」と同名冊子刊行のお知らせ

 

69年間の169秒、

と、その残像、

と、15の書籍。

 

来園者はなぜ、象の前で写真を撮ったのか。

来園者が象の前で写真を撮ったその日、飼育員は何を日誌に記したのか。

象の死を悼む来園者が、失ったものは何だったのか。

 

時間的/空間的な隔たりを埋めようとする時、

人とモノ、読者と本は、イメージを運ぶメディアとして、ともに働く。

 

本書を形づくった15の書籍、もうひとつの「はな子のいる風景」。

 

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書籍フロアでは、記録集『はな子のいる風景 イメージを(ひっ)くりかえす』の企画・編者である AHA![Archive for Human Activities/人類の営みのためのアーカイブ] の松本篤さんの選書によるブックフェア「『はな子のいる風景』をめぐる、15の書籍」を開催中です。

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武蔵野市吉祥寺美術館の展覧会の一環として制作された本書は、日々の飼育日誌、訪れた人々が記念に撮影した写真、当時の新聞記事の複製など様々な公的/私的記録を通じて、戦後の日本に生きた一頭の象「はな子」の69年間に光を当てたアートブックです。また本書では、様々な記録の集積とともに、写真提供者たちに「失ったもの」を問いかけるインタビュー冊子を併録することで、一枚の写真、一頭の象、個別の記憶から広がるイメージの連鎖や反射、繋がりや隔たりを読み手に想起させながら、記憶と記録の不可思議な関係性、象と人々が生きた時代の生活や歴史、喪われたものとともに存在することなど、「時間」をめぐる様々な思考、感慨へと読み手をいざなう構成が取られています。

(本書に関しては以下の記事にて詳しくご紹介しています)

 

 

 

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様々な文脈を織り込んだ構成、必然性を感じさせるユニークな造本。刊行より二年近くを経てもなお、新たな読者へと静かに波及し続ける一冊の本は、いったいどのような考え方、方法論のもとに生まれたのか。本フェアでは、本書を形づくっていくうえで企画・編者が参考とした15の書籍を『はな子のいる風景』とともに並べています。

『はな子のいる風景』の背景に存在した様々な先行する試みや思考をそれぞれに綴じた書籍群を手に取り、たどっていただくことで、一頭の象が生きた時間を丹念に追いそこに紐づけられた無数の記憶を想起させる構成の本書さながら、目の前にある一冊の本がどのように他の本と重なり、関係しあっているのかを感じ取っていただければ幸いです。

 

また、本フェアにともない、企画・編者の松本篤さんによるテキストを収めた冊子「記録集『はな子のいる風景』をめぐる、15の書籍」も当店にて制作しました。f:id:keibunshabooks:20190423171438j:plain

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保坂和志、レオポルド・ショボー、ロラン・バルト、国木田独歩、ポール・オースター、スーザン・ソンタグ、牛腸茂雄…。小説や絵本から、アートブック、写真論、社会学や人類学的アプローチに至るまで、15の書籍と『はな子のいる風景』との関係性を論じたテキスト群は、独立したそれぞれの書籍という「点」を『はな子のいる風景』という文脈を通じ「線」で結んでいきます。多くの方に手に取っていただいている本書をお客様とともにより多角的に理解できれば、という当店の投げかけに快くテキストを寄せてくださった松本さんに感謝いたします。

デザインは、当店スタッフの高橋知花と韓千帆が担当。紐づけられた15の書籍すべてを並列に扱うのではなく、それぞれの独立した関係性と存在感を伝えられるように、あえて多様なレイアウトを採用したデザインは視覚的にも楽しんでいただけるのではないかと思います。また、『はな子のいる風景』には収録されなかった一対の家族写真を松本さんよりご提供いただき、表紙と裏表紙に使用させていただきました。

 

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ぜひ『はな子のいる風景』と本冊子を扉として新たな書籍群に触れてみていただければと思います。

 

こちらの冊子は単体で300円+税、『はな子のいる風景』とあわせてのご購入で250円+税での販売となります。

一枚の写真や古いアルバムが時に、異なる境遇や世代間に新たに生まれるコミュニケーションの媒介物として機能するように、戦後の復興期から平成までを生きた一頭の象を追った『はな子のいる風景』もまた個々の記憶の交換や継承の糸口として手にしていただける本です。近しい人や親族への贈り物としてもおすすめしたい一冊ですので、すでにお持ちの方もこの機会に冊子とともにぜひお買い求めください。

 


 

本フェアは5月末日まで開催予定ですが、フェア期間中には、今回の15冊に含めることのかなわなかったいくつかの関連書籍も古書として販売予定です。こちらもぜひお楽しみに。

 

 

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ブックフェア「記録集『はな子のいる風景』をめぐる、15の書籍」

2019年4月15日-5月31日

恵文社一乗寺店 書籍フロアにて

 

 

(涌上)

 

音楽雑誌『ラティーナ』寄稿掲載のお知らせ

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20日に発売された世界の音楽情報誌『ラティーナ』5月号の特集は「アルゼンチン音楽を聴こう」。タンゴやジャズ、フォルクローレはもちろん、ロックやダンスミュージック、ヒップホップなど多様なジャンルの作品が生み出される豊饒なアルゼンチン音楽の世界を、座談会や様々な選者の選盤を通じて紹介した意欲的な特集です。

 

特集内の記事「これからアルゼンチン音楽を聴く人のための〈私の5枚〉」では、岸田繁さん、コトリンゴさん、古川麦さん、中川理沙さんら音楽家はもちろん、音楽ライター、DJ、レコード店のバイヤー、カフェ店主など様々な肩書の方々による推薦盤を紹介。ピアソラに代表される独自のタンゴや、アカ・セカ・トリオを中心に広く聴かれるコンテンポラリー・フォルクローレの潮流、2000年代以降日本でも人気を博したアルゼンチン音響派など、彼の国の音楽が内包する様々な要素と表情を知り楽しむことができる企画となっています。こちらの特集にて、5枚の選盤と400字ほどのテキストを寄稿させていただきました。初めて触れたアルゼンチン音楽について、その印象や、一リスナーとして愛聴してきたアルゼンチン音楽を選んでみました。ご一読いただけますと幸いです。

 

また、本特集に準拠したプレイリストもストリーミングアプリ「Spotify」にて公開されています。ぜひテキストとともにお楽しみください。

https://open.spotify.com/playlist/349NP8lACaV33CYLg0Hkg5?si=tlA5nvuyRBKKqgDWlccoDQ

 

音楽で世界をめぐるように、古典はもちろん同時代の様々な国や地域の音楽を紹介する『ラティーナ』。ストリーミング時代の音楽についてなど、その意欲的な企画編集は毎号楽しく興味深く、ここ数年、当店でも実際に最もよく手に取っていただいている音楽雑誌です(音楽で世界をめぐる、というのは現在の当店の音楽CD棚の裏テーマでもあります)。

 

初めて知る方も、ぜひ本誌を通じて旅するように世界中の音楽に触れてみてください。

  

(涌上)

nimai-nitai 展示会

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インドの伝統的なファブリックで服作りを行うnimai-nitai(ニマイニタイ)。今年もミニギャラリーで展示会を開催中です。昨年は、白地や藍染の生地にブロックプリントを施したドレスワンピースや、手織り生地による薄手のトップス類が印象的でしたが、今回はさらに色幅とラインナップも増えたコレクションです。

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鮮やかな青色が目をひく、スタンドカラーのロングシャツ。軽やかな手紡ぎ、そして手織りの生地です。パンツやスカートと合わせて、サイドのスリットから覗かせても。

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当ブランドでは珍しく、金色の染料を使い、木版を手捺しして仕上げたバッグ。版による、繊細な模様に驚きます。

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また衣類以外にも、ハギレを繋ぎ合わせたポジャギのような大判布や、インド・ビハール州Ramnagar出身のデザイナーArchana Kumariによるクッションカバーも揃えています。カバーの手刺繍は「スジャニ」と呼ばれ、もともとは子どもたちのキルトを作る技法として、この周辺の村の女性に受け継がれてきました。絵を描くように自由な針の運び、細かな模様を、ぜひこの機会に。

 

SPRING EXHIBITION by nimai-nitai
4月13日〜4月26日
恵文社一乗寺店ミニギャラリー
※土日はnimai-nitaiスタッフさん在廊予定

 

前回の展示会の様子は こちら
nimai-nitai instagram

 

(田川)

小谷康弘 陶展「一隅の光景」

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ギャラリーアンフェールでは、小谷康弘 陶展「一隅の光景」を開催中です。当店ギャラリーではおなじみの小谷さん。毎回展示を楽しみにしてくださる方も多く、今回もすてきな器をたくさんご用意いただきました。

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滋賀県高島に工房を構え、京都と滋賀を行ったり来たりしてよく当店にも立ち寄ってくださる小谷さん。長年通っていただいて当店をすっかり知り尽くした小谷さんならでは、いつもすてきな空間を演出していただいています。

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今回は小谷さんの絵画作品がお目見え。漆喰に、コラージュも取り入れてご自身の陶器作品をモチーフに描かれた作品が小窓のように壁を飾ります。展示されている器とのコントラストが美しく、だまし絵のような面白さも。

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丸いシルエットのしのぎ模様がかわいらしい印象の白い器。

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金属のような風合い、宇宙みたいな模様にも見えるシックな器。

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小谷さんの器は、外国の古い絵画から抜け出てきたような美しい佇まいながら、シンプルでどんなお料理にも合わせやすくてとても使いやすいのです。普段のちゃちゃっと作ったおかずも、小谷さんの器にのせたら、なんだかちょっと外国のおしゃれなブランチみたいな雰囲気になるから不思議です。

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今回も、当店での展示の後、滋賀県高島市『旧今津郵便局』に巡回も予定されています。ヴォーリズが設計した古い建物で、きっと小谷さんの器と絵画がぴったり馴染みそう。当店とはまた違った雰囲気でお楽しみいただけると思います。よろしければぜひお運びください。
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[巡回展]ヴォーリズ 旧今津郵便局(滋賀県高島市今津町今津194)
会期:2019年5月3日(金)-5月6日(月) 11:00-17:00
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日常のほんの一隅の光景を、まるで絵画や古い外国映画の一場面にしてくれるような、すてきな器が並びました。ご来場をこころよりお待ちしております。

 

小谷康弘 陶展「一隅の光景」
開催期間:2019年4月16日(火)-22日(月)
開催時間:10:00-21:00(最終日は16:00まで)
開催場所:ギャラリーアンフェール

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今年は自分の作った器をモチーフにした絵を描きました。
絵の題名は「一隅の光景」です。
器と合わせて御高覧下さい。
この展示は滋賀県高島市にあるヴォーリズ今津郵便局(5月3日~6日)に巡回します。


(上田)