恵文社一乗寺店 スタッフブログ

恵文社一乗寺店の入荷商品やイベントスケジュール、その他の情報をスタッフが発信いたします。

SNOW SHOVELING presents 「BLIND DATE WITH A BOOK」FAIR

 

本との新しい出会い方を提案するインスタレーションです。

カヴァーもタイトルも著者名もすべて非表示し、印字された言葉のインスピレーションで本を選んでみる。

運試しのようにおみくじを引くような楽しさと、言葉と本の因果関係を探るのも読んだ後の楽しみ。普段なら自ら選ばないような本を読んでみる新しい読書体験。たまにはムダを楽しもう。

 

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昨年12月より書籍フロアで開催中の”Blind Date with a Book“フェア。東京、世田谷、駒沢のブックストア「SNOW SHOVELING」店主が、普段とは少し違った本との出会いかたを提案するユニークな試みです。茶封筒に包まれ、カヴァーもタイトルも著者名もブラインド(非表示)にされた様々な古書の文庫本、それぞれの封筒の表面にはその本をシンプルに、的確に、筋道だった説明とは異なる方法で絶妙に表現した短いコピーのような言葉が印字されています。(「知的なジャーニー」、「オルタナ処世術」、「スピーチ入門」、「街場の教養論」、「18歳のころ、または墓標」、etc…)

 

何か本を読みたいけれど何を読めばいいかわからない、自分が知らない世界を新たに覗いてみたいけれどそのきっかけが掴めない、身近な人に本を贈りたいけれど少しハードルが高い…。本屋に赴くことが好きな方でも、いつでも自分や誰かに贈りたい本や言葉があらかじめ決まっているわけではないでしょう。短い言葉が喚起するインスピレーションから、これまで手にすることのなかった本を手に取ることには、いろんな可能性が眠っています。

 

本を作る仕事や本を売る仕事はいつも、訪れ、手に取り、読む方にとっての既知ではなく未知への扉を開けるきっかけを作る役割を担っていますが、軽やかでウィットと創意に溢れたこのような試みもまた、本を通じた未知との出会いを演出するヴァリエーションとして大いに有効で楽しんでいただけるものなのだと、多くの方に店頭で手に取っていただきながら感じています。新年のおみくじを引くような心持ちで言葉に出会う、テキストを読む。そんな本との出会い方。

ご来店の際はぜひ手に取ってみてください。

 

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また、本フェアでは「SNOW SHOVELING」店主がブルックリンやマンハッタンなどNYの書店で買い付けてきたブックトートなどの雑貨や、アメリカの伝説的な編集者・ジャーナリスト、ラルフ・ギンズバーグが手掛けた『Eros Magazine』『Avant Garde』『fact:』、アメリカのヒッピームーブメントを牽引した『Whole Earth Catalog』など貴重な古書も展示販売しています。

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「SNOW SHOVELING」によるアパレルやブックマッチ、蚤の市から持ち帰ったアンティーク雑貨なども展開していますので、こちらもぜひこの機会にご覧ください。 

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SNOW SHOVELING presents「BLIND DATE WITH A BOOK」FAIR

2018年12月5日 – 2019年1月14日

恵文社一乗寺店 書籍フロア

 

 

※「SNOW SHOVELING」店主がニューヨークの本屋をたずねた際の個人的記録としての2冊のガイドブック『NEW YORK BOOKSTORE NOTE』マンハッタン編とブルックリン編は当店オンラインショップでもお取り扱いがございます。

遠方の方はぜひこちらをご利用ください。

 

■『NEW YORK BOOKSTORE NOTE Manhattan』中村秀一(SNOW SHOVELING)

■『NEW YORK BOOKSTORE NOTE Brooklyn』中村秀一(SNOW SHOVELING)

 

 

(テキスト:涌上 / 撮影:韓)

2018年年間書籍売上ランキング

今年も実感が湧かないまま、一年が終わろうとしています。今日は一年を振り返る日。数日前、プロ野球の好プレー集を見て思い立ち、2018年、当店で多くの方の手に取られた本をランキングとしてまとめました。

 

1位『数学する身体』森田真生(新潮社)

 

2位『観察の練習』菅俊一(NUMABOOKS)

 

3位『わたしを空腹にしないほうがいい』くどうれいん(BOOKNERD)

 

4位『あおいよるのゆめ』ガブリエーレ・クリーマ(WORLD LIBRARY)

 

5位『はな子のいる風景 イメージを(ひっ)くりかえす』松本篤/AHA!(武蔵野市立吉祥寺美術館)

 

6位『手繪京都日和』Fanyu(啟動文化)

 

7位『季節の記録』小幡彩貴(commune Press)

 

8位『バウムクーヘン』谷川俊太郎(ナナロク社)

 

9位『色の辞典』新井美樹(雷鳥社)

 

10位『発酵文化人類学』小倉ヒラク(木楽舎)

 

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第1位は、森田真生さんの『数学する身体』文庫版でした。

当店のハイライトとして文句なし。森田さんの専門はもちろん数学ですが、その論は哲学や宗教、技術、教育などあらゆる分野に跨ります。古代の哲学者たちが当然のように数学を嗜んでいたように、本来分岐できない道を束ねて、私たちに紹介する森田さんの論を象徴する一冊として、これからも多くの方に届けたい一冊です。

 

自由にジャンルを横断して、己を突き詰めていくために、森田さんは特定の研究機関に属さず個人で研究をすすめる独立研究者の立場をとられています。昨年の刊行ながら、10位に入った『発酵文化人類学』の著者、小倉ヒラクさんも似た立場に身を置かれている書き手です。

 

「発酵」という現象そのものを対象にするヒラクさん曰く、発酵の分野を研究しようと思うと多くの場合が納豆や酒など、特定の食品にフォーカスをしないと研究機関では予算が出ないそうです。『発酵文化人類学』が面白いのは、発酵というテーマを下地に哲学やその他さまざまなことを学べるからでしょう。この数年は森田さんやヒラクさんのように分野をまたいで活躍する書き手の本が活躍しています。また、森田さんがミシマ社のウェブマガジンで連載してきた『数学の贈り物』が3月に書籍化予定です。こちらもお楽しみに。

 

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第2位は、映像作家・菅俊一さん初の単著『観察の練習』。

「観察とは、日常にある違和感に、気づくこと。」無意識に見逃してしまう身の回りの道端の風景を切り取り、考察する一冊です。取るに足らないものを疑問に思う、面白がる。それを繰り返すことで、自分がこれまでに気づきもしなかった新たな認識が可能になるかもしれません。その導入にまずはここから。文章を書く、絵を描く、写真を撮る、何にせよヒントを与えてくれる一冊です。

 

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第3位は、盛岡の若き歌人、くどうれいんさんの食日記『わたしを空腹にしないほうがいい』。

食べることからはじまる感情の連鎖。日記という表現方法の性質か、過ぎ去るものへの切なさと、日常の豊かさが綴られた一冊です。雑誌『POPEYE』などでも取り上げられた注目の新人。今後の著作刊行が期待されるひとりです。

 

みなさんの今年の読書生活はいかがでしたか。良い本には出会えましたか。本年も格別のご愛顧を賜り、誠に有難う御座いました。新年は1月2日からの営業です。2019年も恵文社をどうぞよろしくお願いいたします。

 

(鎌田)

 

〜おまけ〜

書店スタッフの私的2018年の3冊

 

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鎌田

『さよなら未来』若林恵(岩波書店)

『落としもの』横田創(書肆汽水域)

『サザンと彗星の少女』赤瀬由里子(リイド社)

 

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涌上

『ひとり空間の都市論』南後由和(筑摩書房)

『自然なきエコロジー』ティモシー・モートン(以文社)

『HE LAND IN BETWEEN』Ursula Schulz Dornburg(MACK)

 

恵文社 冬の大古本市

気がつけばすっかり冬。

今朝、ついに一乗寺にも雪が降りました。現在、ギャラリーアンフェールでは、年末年始の恒例となりました「恵文社冬の大古本市」を開催中です。店中の棚をかき集めて、スタッフ総出で設営する年末の大仕事。おなじみの店舗から新しい顔ぶれまで。今回も京都だけでなく、東京、名古屋、大阪など、他の都道府県の古書店さんにも出品いただいております。

 

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恵文社冬の大古本市

12/25(火)—1/7(月)18時まで

 

参加店

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ありの文庫

えほんやるすばんばんするかいしゃ

古書玉椿

古書フローベルグ

古書柳

固有の鼻歌

SUNNY BOY BOOKS

ジグソーハウス

シマウマ書房

徒然舎

BOOKS 青いカバ

迷子

マヤルカ古書店

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昨年よりもぎっしりと本をご用意できました。個性もそれぞれ。

寒い日に読書が捗るのはなぜでしょう。雪が降っていればなお良いのですが。新年を迎えて、最初に読まれる一冊は何でしょうか。ぜひ当店の古書市も、真冬のブックハンティングルートに。

 

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今年のフライヤーはブックマーク型です。絵は「ぽかん」などで表紙画を描かれている片桐水面さんにお願いしました。暖炉の前で仲睦まじく座って読書。こんな年末年始が理想ですね。

 

なお、年末年始は今年も元旦のみ休業とさせていただき、他は休まず営業いたします。

 

年末年始営業スケジュール

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2018年

12月29日まで 通常営業

12月30日~12月31日 19時までの短縮営業

▼元旦 休業

2019年

1月2日~3日 19時までの短縮営業

1月4日より 通常営業

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(鎌田)

 

 

 

shiro solo exhibition 「prologue library」

当店での展示は三度目となるシロさんの個展「prologue library」。今回も連日好評いただいています。

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日本画と刺繍作品を制作されているシロさん。作品一つ一つは手の内におさまるほどの大きさなのに、そのひと針、ひと筆が生み出す、想像を超えた迫力と無限に広がる世界観に、毎回毎回圧倒されています。

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木の枝、古い本の紙片、見たこともない植物や、とりどりの色を纏った表情豊かな動物たちが賑やかに。

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目が離せなくなるくらい惹き込まれてしまう不思議な絵。とてつもなく不思議な風景なのに、なんだか本当に何処かにありそうな気すらしてしまうのは作品の持つ力でしょうか。

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会場で流れている音楽は、今回の展示に合わせて制作されたもの。ハープやアコーディオンで奏でられる心地よいメロディは、作品の世界へ一層深く誘ってくれます。

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時間も時空も越えた何処かに在るこの世界に迷い込んで、物凄くわくわくして、少し怖い、壮大な冒険がはじまるよう。まるで分厚い幻想小説を一気に読んだみたい。作品の持つ強烈な印象はギャラリーを後にしても醒めやらず、いろんな物語を紡いでくれそうです。

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シロさんは会期中全日在廊予定です。ぜひお話してみてください。ご来場をこころよりお待ちしております。

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初日のみ、入場及び購入制限を設けさせていただきました。
たくさんのご来場、ご協力をいただき、誠にありがとうございました。


shiro solo exhibition 「prologue library」
開催期間:2019年12月18日(火)-24日(月)
開催時間:10:00-21:00(最終日は18:00まで)
開催場所:ギャラリーアンフェール

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巨大樹のメトセラから語られる様々な物語の序章を記した紙を働き者のキツツキ達が毎日木に打ち付けている。

この場所の名は「prologue library」

ここに来た者達は自分の好きな物語を見付けて、その物語の続きを紡いでいくのだ。

http://shironiji710.webcrow.jp/nijiiro_hp/index.html

 

(上田)

菓子工房ルスルスのシュークリームをお正月の京都で食べようの会

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菓子工房ルスルス『くわしくて ていねいな お菓子の本』刊行記念
菓子工房ルスルスのシュークリームをお正月の京都で食べようの会
日時:2019年1月5日(土) 11:00~15:00
場所:恵文社一乗寺店コテージ
※当イベントの事前予約は不要です。当日に整理券を配布します。詳細は下記をご参照ください。

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東麻布、浅草、松屋銀座に店舗を構える、菓子工房ルスルス。ひとつひとつの工程に気を配り作られた焼菓子は、シンプルかつ素直においしいと感じるもの。このたびは、今春に刊行された『くわしくて ていねいな お菓子の本』の出版を記念したイベントを、当店で開催いただけることになりました。

ルスルスさんと、中目黒にあるカフェファソンさんをお招きしての1日だけの出張カフェ。書籍の表紙にもあるシュークリーム2種(プレーン・キャラメル)と、ドリップコーヒーをお楽しみいただけます。プレーンは実店舗でも販売されていますが、キャラメルクリームのシューは、お菓子教室内でしか味わえないものなので、この機会に是非。

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整理券に関して:
当日会場内では、【シュークリーム2種(プレーンとキャラメルの各1個ずつ)とコーヒーのセット】を販売予定です。こちらをご希望の方対象として5日午前10時より、当店向かって左側、アンフェールフロアのレジカウンターにて、整理券を配布します。希望のセット数をスタッフまでお伝えください。
・11時に開場後、整理券順の入場となります。
・お支払いは開場後、会場内にてお願いいたします。
・シュークリームのお持ち帰りはできません、ご了承ください。

会場内で販売する焼菓子に関して:
こちらは整理券は不要です。開場後、ご自由に入場いただき、お会計ください。

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(掲載写真・日置武晴『くわしくて ていねいな お菓子の本』より)

会場ではお持ち帰り用の焼菓子も販売。 同時期に、当店店内一角にてパネルフェアも開催しています。あわせてお立ち寄りください。

菓子工房ルスルス サイト
カフェファソン サイト

 

(田川)

書店内展示のご案内:写真集『Swimming Pool』パネル展

書店内展示のご案内。

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スロヴァキアの女性写真家、マーリア・シュヴァルボヴァーの写真集『Swimming Pool』国内版が発売されました。スロヴァキア国内の10の水泳施設で撮影されたこちらの作品集。絵画のような、水彩パステルの色彩。未来を思わせる被写体、直線的な建築。不思議な世界、異質な空間。どこか未来的で、懐かしい。

 

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撮影の舞台となったいずれの水泳施設もスロヴァキアの社会主義時代の機能主義建築とよばれる無機質な建物です。直線的なタイルやプールを背景、キャンバスとして、配置された人物との間に生まれる微妙なバランス。彼女の写真が未来的な要素を持ちながら、シュルレアリスムの気配を感じさせる理由はここにあります。(改めて眺めていると、競泳水着、水泳帽という出で立ちもSF的。)

 

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子供の頃、親に連れて行かれた屋内プールは、初めて体験した身近な異世界でした。やけに反響する声が天井から聞こえるようで、緊張したのをよく覚えています。彼女はスロヴァキア人で、こちらは日本人。もちろん原体験が重なるわけもないのですが、プールという無機質な空間は等しく特別な郷愁を与えるように思えます。

 

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1988年生まれの彼女は、チェコスロヴァキアの共産党支配を実際に体験していません。それでも身の回りを取り巻くようにその名残を感じながら育った彼女は、生れ育った国を表現する方法として、当時の建築にフォーカスをあてました。

 

色々と書きましたが、この写真集を目の前にして、得られる感情が全てです。海外の写真集が国内版として発売される機会はそう多くありませんし、新しい写真家であればなおさらです。奥深くもキャッチーな一冊。普段、写真集を買う習慣が無いという方にこそ手にとっていただければと願っております。書店奥、暖炉上の壁面にて『Swimming Pool』のパネル展を年末まで開催中です。真冬にプールの写真集、いかがでしょうか。

 

写真集『Swimming Pool』パネル展  ー2018年12月31日まで

www.keibunsha-books.com

『Swimming Pool』

著者:マーリア・シュヴァルボヴァー

発行:青幻舎 ¥3800(税抜)

(鎌田)

Glass Studio ARGO 教室展

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ガラス作家・矢作理彩子さんが主宰されている大阪のガラス工芸教室「Glass Studio ARGO」による教室展をギャラリーアンフェールにて開催中です。キルンワークと呼ばれる電気窯を使って、様々な技法で制作されたガラス作品。受講生の皆さんそれぞれに個性あふれる作品が並びます。

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入口には主宰の矢作理彩子さんの作品。大きな筒状のガラスの塊。ずっしりと鎮座する迫力とは裏腹に、分厚いガラスを通り抜ける柔らかな光が美しい。

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続いて受講生の方々の作品がずらり。

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こちらは「KEIBUNSHA」のストリートサイン!鮮やかなブルーが目を引きます。

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中を覗くとウサギやリスが隠れている器。

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猫が閉じ込められたガラス。

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こちらは素敵な考え事をしているちいさな猫。

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小さなガラスの引き出しの中に広がるシルバーの町。

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キャンドルホルダーになる小さな塔。

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おもちゃ箱をひっくり返したような色とりどりのガラス。

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それぞれに添えられた素敵なタイトルもぜひ一緒に味わいたい作品たち。抽象的な形のガラスからは、かすかな優しい音が聴こえてくるような気がします。

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じっと眺めていると、雪の夜にあたたかい布団の中でみる不思議な夢の中にいるよう。
ほっと優しい光を灯してくれるガラス作品が並びました。

師走の最中、ちょっと束の間、ゆったりとした気持ちでどうぞお楽しみくださいませ。ご来場をこころよりお待ちしております。

 

Glass Studio ARGO 教室展
開催期間:2018年12月11日(火)-12月17日(月)
開催時間:10:00-21:00(最終日は17:00まで)
開催場所:ギャラリーアンフェール

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2011年に設立され、大阪市内で活動をしている
ガラス工芸教室Glass Studio ARGO展を開催いたします。
キルンワークと呼ばれる電気窯を用いて制作された受講生の方々の作品は、
耐熱石膏型を用いたガラス鋳造のキャスティング技法と、
色板ガラスを構成し焼成するフュージング技法で制作されています。
それぞれの手から生みだされた、色とりどりの美しいガラス作品をご観覧下さい。

Glass Studio ARGO 主催 矢作 理彩子

※最終日は17:00までとなります。

12月15日(土)には、関連イベント【POP-UP FOOD & GLASS MARKET】をコテージにて開催!ぜひ合わせてお楽しみください。
詳細はこちら