恵文社一乗寺店 スタッフブログ

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酒井駒子さんのあたらしい絵本『ねえさんといもうと』

酒井駒子さんのあたらしい絵本『ねえさんといもうと』が、あすなろ書房より、桜のきれいな春爛漫の4月上旬に、発行されました。

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表紙カバーの淡くてやさしいピンク色の表紙に囲まれて、長い髪を束ねた「ねえさん」と、ぽっちゃり可愛く、まだ幼さの残る「いもうと」が、なかよくシャボン玉を楽しむ姿。アメリカの児童文学家で詩人でもある、シャーロット・ゾロトウによる、ロングセラーの絵本が、酒井駒子さんの絵とともに、新たに生まれ変わりました。しなやかで子どもの目線に寄り添って描かれたような、心に浸み込むような文章に、酒井さんによる絵の魅力も満載の、贅沢な内容の絵本です。

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家族・姉妹・兄弟...いろんなつながりの中で、それぞれの役割のようなものを日々淡々とこなしていく人生もあるのでしょうけれど、時々そこから飛び出して、外の世界にひとりで羽ばたいていく[冒険]は、子ども達にとってきっと必要な「儀式」なのかもしれませんね。また、年下の家族が生まれることによって、必然的に「ねえさん」という役を与えられる[子ども]たち。彼女は「ねえさん」である前に「こども」でもあることを、改めて気付かされます。
さいごはぎゅっと抱きしめられたような、あたたかな気持ちになる絵本。ぜひお手に取って、ご覧頂けましたらと思います。

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今回の発刊にともない、酒井駒子さんに「本とこども」をテーマに描いていただいた絵を散りばめた、オリジナルペーパーを作成しました。本書をご購入の方に3枚、特典としてお付けします。およそ単行本サイズまでの、ブックカバーとしてご使用いただけます。

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春空のような、薄いブルーグレイの地に、天使の羽根を携えた子どもが夢中になって本を読んでいる姿が、あしらわれています。こちらの原画も、現在、書店壁面にて一緒に展示しています。

限定カバーをかけた本を片手に、鴨川でのんびり読書はいかがでしょうか。

※期間限定の特典となります。ご了承くださいませ。

 

(星山)