ギャラリーアンフェールでは現在、京都在住 いとのいちえさんによる水彩画展を開催中です。真っ白のキャンバスの上に、透き通るように踊る美しい色彩。爽やかな初夏にぴったりのすてきな展示になりました。
目に見えず漂う香りや音、ふと生まれた気持ち、そんな風のように過ぎ去っていく儚い記憶に色をつけたら、きっとこんな色。これはどんな気持ちかな、これはこの間の花の香りみたいだな、自分の記憶と重ね合わせたりしてゆっくり眺めれば、ふわふわと心地よく、すーっと優しい気持ちになれました。
どうぞギャラリーでゆったり時間をお過ごしください。ご来店をこころよりお待ちいたしております。
いとのいちえ 水彩画展
開催期間:2018年5月15日(火)-21(月)
開催時間:10:00-21:00(初日は12:00から/最終日は18:00まで)
開催場所:ギャラリーアンフェール
心に漂う 風 音 香 声 時
記憶の中で風化し 再構築されていく心の色
いとのいちえ artist / visual designer
幼少の頃より絵画を学ぶ。
京都市立芸術大学大学院/ビジュアルデザイン修士号
在学中に英国王立芸術大学院(RCA)へ交換留学
1997年よりロンドンを拠点にAD・美術作家として活動の後、フィンランドへ移住。2004年にヘルシンキにてN60design設立し、アートディレクション・ブランディング・CI計画・CDデザイン・グラフィックデザイン・アート・写真・映像等多岐に渡り活動する。
主な仕事に、キューバの作曲家レオ ブローウェルのCDジャケット「Guitar Concerto No.5」、ムーミン作家トーベ ヤンソンの追悼記念映画「DEN STORA RESAN 」のポスター、村上春樹著「海辺のカフカ」フィンランド版挿画装丁、クラウス ハロ監督映画「Uusi ihminen 」のポスター等かある。
2008年に帰国し、東京にて「いとのいちえ」設立。名前は「縁を繋ぎゆく一枚の絵」の意。「描くこと」を軸に据え、アート・デザインの領域にて、大きな空間に広がるヴィジュアル制作から絵画、小さなカードまで、キャンバスを選ばずに活動の場を広げている。別府の野口病院の壁画制作や、レストランNogarazzaの壁画などを制作。2012年京都移住、現在に至る。
https://www.itonoichie.jp
(上田)