現在ミニギャラリーでは、インドの伝統的な手仕事を活かした服作りを行うnimai-nitaiの展示会を開催しています。2014年に当店で展示いただいたのが初めてのご縁でしたが、現在は滋賀に事務所、インド・デリーにはアトリエを構えていらっしゃいます。木版手捺し染め、手紡ぎ手織りのカディー、手刺繍(カンタワーク)、これらの布を用いて、代表の廣中さんによるデザインを元に現地のテイラーさんと作り上げる衣服です。
とりわけ目を惹くのは、白地に白の顔料で手捺し染めたもの。まるで花嫁衣装のように清楚かつ華やかなこのシリーズは、光に透けると模様が浮かび上がります。かつてのマハラジャも身に纏った生地を贅沢に使った、ワンピースやカシュクール。これらブロックプリント生地はインド北西部、日中は気温が非常に高い砂漠地帯、グジャラート州アジュラックプルと、ラージャスターン州のバグルー村で生産されています。
こちらはインド東部ムルシダーバードで手織りした生地から仕立てたトップス。広いインドでは場所ごとに気候も異なり、こちらは雨に恵まれた地域。空気を含み柔らかな手紡ぎ糸で仕立てた、薄手の一枚です。同じ布地のカーディガンは日除けにも最適。まるで羽衣のような軽やかさを是非、お試しくださいませ。
NIMAI-NITAI -風に靡く布-
4月28日〜5月11日
恵文社一乗寺店 生活館ミニギャラリー
(田川)