2018年4月書籍売上ランキング
2位『はな子のいる風景イメージを(ひっ)くりかえす』(武蔵野市立吉祥寺美術館)
4位『Spectator vol.41 つげ義春』(エディトリアル・デパートメント)
5位『STUDIO VOICE vol.412 見ようとすれば、見えるのか?』(INFASパブリケ-ションズ)
6位『繕う暮らし』ミスミノリコ(主婦と生活社)
7位『ATELIER to nani IROのソーイングクローゼット』伊藤尚美(文化出版局)
8位『落としもの』横田創(書肆汽水域)
9位『猪熊弦一郎のおもちゃ箱』丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(小学館)
10位『あおいよるのゆめ』ガブリエーレ・クリーマ(WORLD LIBRARY)
先月に引き続き。4/15にはサイン会を開催しました。酒井さんの作品世界をそのままに、終始穏やかな空気のまま、盛況のうちに終了いたしました。著作は引き続き販売しております。(サイン本のご用意はありません。)
2位『はな子のいる風景イメージを(ひっ)くりかえす』(武蔵野市立吉祥寺美術館)
ゾウのはなこを中心に廻るアーカイブプロジェクトを一冊の本に仕上げた類を見ない写真集。今回入荷した重版分も即完売。4/30には重版を記念した編者の松本篤さんと文化人類学者の佐藤知久さんによる対談も開催。他記事にて本書の詳しい紹介もしています。(http://keibunshabooks.hatenablog.com/entry/2018/04/30/000000)
当店のロングセラー。いつのまにか帯に大プッシュ店として恵文社の名前も刻まれるようになりました。4/9には小倉ヒラクさん、『魔法をかける編集』の藤本智士さん、ミシマ社の三島邦弘さんによる鼎談を開催。何をするにも「編集」という視点が必要だと気づかされる熱い内容でした。
4位『Spectator vol.41 つげ義春』(エディトリアル・デパートメント)
毎回人気のスペクテイターですが、今号の人気は群を抜いています。作品再録や年譜、ファン必見の一冊。しばらくは売り切らさずに並べます。
5位『STUDIO VOICEvol.412見ようとすれば、見えるのか?』(INFASパブリケ-ションズ)
こちらもファンの多い徹底した特集主義雑誌。今号ではドキュメンタリー/ノンフィクション作品・作家を特集。当店仕入分完売。版元品切。毎回「買っておけばよかった」という声をよく聞きます。
6位『繕う暮らし』ミスミノリコ(主婦と生活社)
生活雑貨を扱った売り場「生活館」にて、ダーニングや刺繍の本がよく売れています。衣食住を扱った本はやはり間口が広く、良書も頻繁に出版されています。ぜひ店頭でお気に入りの一冊をお探しください。
7位『ATELIER to nani IROのソーイングクローゼット』伊藤尚美(文化出版局)
こちらも「生活館」から。テキスタイルブランド「ATELIER to nani IRO」のスタッフと伊藤さんが考えた大人のための日常着のパターンを18点、47のバリエーションで収録した一冊です。
個人出版社が刊行した、作家「横田創」の短篇集。絶版になってしまった過去の作品を読み返し、その力量に改めて驚く。批評誌等でその名を目にすることも増え、ファンとしては嬉しい限り。手放しにおすすめします。
9位『猪熊弦一郎のおもちゃ箱』丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(小学館)
素晴らしい芸術家は、同時に研ぎ澄まされた審美眼を持ち合わせているものですが、猪熊さんが蒐集した物や、目にしてきた品々は何か特別な匂いがします。再収録された『画家のおもちゃ箱』が新刊で読める日が来るとは。
10位『あおいよるのゆめ』ガブリエーレ・クリーマ(WORLD LIBRARY)
絵本棚のロングセラー。店頭での人気は随一です。大抵の仕掛け絵本は赤ん坊を前に、数分とその原型を留めてはいられませんが、こちらはボードブックのため、すぐ壊れることがありません。
(鎌田)