恵文社一乗寺店 スタッフブログ

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煮込み料理の本

立春とは言いますがまだまだ底冷えして、冬の厳しさを身に染み入るように感じる、今日この頃です。とにかく温まりたい!と身体が要求するので、家に帰るとまず、暖房器具をつけて手をほぐしてから、お台所に立ちたい。春待ちの冷え切った体に嬉しい、あったか煮込み料理の本を集めたフェアを、生活館書棚で展開しています。

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冬のお台所って、火が付いていないと寒くて仕方なくて、物悲しい気分になるから、とりあえずお鍋を引っ張り出すご家庭も多いのではないでしょうか。世界各国お鍋は数あれど、生活館では今回「ストウブ」のお鍋を使ったお料理の本を多く取り揃えております。

「ストウブ」のお鍋の歴史は古く、1974年仏・アルザス地方のシェフたちによって考案されたそうです。お鍋としての機能はもちろん、見た目もお洒落です。『ストウブでひとりごはん、ふたりごはん』(サルボ恭子著/大泉書店)は、和洋問わず、美味しくてあまり難しくない素材を活かしたものから、本格的な料理までご紹介されています。この本の特徴は、レシピ毎にお鍋のサイズの案内付きなので、ストウブをこれから使われる方や、初めての方にもおすすめです。

もう1冊『「ストウブ」でいつもの料理をもっとおいしく!』(今泉久美著/文化出版局)こちらの本の特徴は、加熱時間と放置時間の案内があること。鋳物のお鍋は、火を消した後も頑張ってお仕事してくれます。こちらはご家族の多い方に。

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個人的におすすめなのは『フランス人が好きな3種の軽い煮込み。』(上田淳子著/誠文堂新光社)本格的なお鍋がなくても、フライパンで仏蘭西家庭の定番料理「ソテー/フリカッセ/スープ」が作れてしまいます。こちらはお鍋に仕事してもらうのではなく、短時間で仕上げる煮込み料理が紹介されています。レンズ豆とベーコンのスープが15分で出来るなら、普段の会社帰りにでも、ささっと作りたくなりませんか。

他にも見ているだけでお腹が空いてしまうような本が揃いました。あたたかくて、美味しくて、滋養にみちたお料理を作り、あともう少しで来る春にそなえて、体をいたわってあげましょう。

 

(星山)