恵文社一乗寺店 スタッフブログ

恵文社一乗寺店の入荷商品やイベントスケジュール、その他の情報をスタッフが発信いたします。

とっとりとりどり2017 のおしらせ①

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鳥取県の工芸品や食品を集めご紹介する「とっとりとりどり」を、今年も開催!
販売物を順次ご紹介していきます。


豊かな自然と清澄な水の流れる鳥取は、古くから和紙の産地として栄え、画仙紙・半紙など書道用紙の生産量は国内随一。筆の運びが滑らかで墨がかすれず、濃淡の表現が思いのままに出来ることから「(因州)筆きれず」とも呼ばれてきました。今回は、その産地のひとつ青谷町より、因州和紙の品々が届きます。

 

●大因州製紙協業組合

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便箋表紙のこの意匠に、見覚えのある方も多いはず。楮を使用した和紙として日本一の生産量を誇る大因州製紙からは、名刺や一筆箋、身近な紙文具を販売します。創業者は20代の頃に柳宗悦に出会い、 畑で採れたトウモロコシを差し上げたところ、それを包んでいた和紙の美しさを褒められたのだとか。

●長谷川憲人製紙

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長谷川憲人製紙さんは、青谷町で三代続く手漉き和紙の工房。楮紙を主に三椏、雁皮紙等を漉いており、これまでにはスペインの美術学校等で和紙を紹介、実演したことも。

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今回はこちらの紙を用いて、京都の型染作家・関美穂子さんに、手染の品々を作って頂きました。中でもおすすめしたいのは、国産楮100%の手漉き和紙を表紙に仕立てた、じゃばらノート。鳥取を訪れた時の思い出が図案となっています。写真左が『大山』、右側が『砂丘』をテーマとしたもの。日記やご朱印帳として、また写真を貼りアルバムとしてもお使いいただけます。是非会場にて、実物をご覧いただけましたらと思います。


とっとりとりどり2017
9月16日〜9月29日
恵文社一乗寺店 生活館ミニギャラリー

 

(田川)