ギャラリーアンフェールではアイシングクッキー作家・塚越菜月さんによる個展「COLORS」を開催中です。
元は菓子職人をされていたという塚越さん。アイシングクッキーと出会い、アイシングクッキー作家としてイラスト、音楽、書籍などさまざまなジャンルで活躍されています。
絵とともに 額におさめられた色とりどりのアイシングクッキー。甘い砂糖で彩られたクッキーは、ふわふわひらひらと花開くように可愛らしく、時に艶やかで、お菓子とは思えないほどに表情豊か。
勿体なくて食べれないアイシングクッキーを作品として美しく飾って、3-4年は楽しめるそうです。食べられないクッキーの作品。食べ物の持つパワフルさと、儚さが美しく閉じ込められた作品は、ほぼ永久に飾っておける絵画などの作品とはまた違った愛おしさを感じます。
会場では、制作過程の映像も上映されています。クッキーというキャンバスに次々といろんな色がのせられていく様子はまるで魔法のよう。アイシングクッキーで心の負が一瞬でも抜け落ちますようにと願う塚越さんの作品。ぜひじっくりご堪能ください。
「COLORS」natsuki tsukagoshi icing cookies exhibition
開催期間:2017年9月5日(火)-12日(火)
開催時間:10:00-21:00(最終日は18:00まで)
開催場所:ギャラリーアンフェール
ドローイングに合わせてアート(美)とイート(食)を融合、チャーミングの向こう側にある生の悦びを描くアイシングクッキー作家・塚越菜月。約2年ぶりとなる個展は、自身初となる京都にて。世界に溢れるさまざまな色、「COLOR」たちが持つ無限の可能性をアイシングクッキーで引き出してゆきます。ときに華やかに、ときに艶やかに――姓名の煌きにそっと火を灯す、甘美なまでの色たちの脈動をどうか感じてください。
http://www.tsukagoshinatsuki.com/colors/
塚越菜月|Natsuki Tsukagoshi
アイシングクッキー作家
2014年春、オリジナル作品の制作を開始。以降『可愛いだけじゃ終わらない』をモットーに、お菓子を使ったアート作品を発信。心が温かくなったり、マイナスな感情がそっと抜け落ちるような"心の空間デザイン"を目指して、画面いっぱいのお菓子と概念を詰め込んだ作品を次々と手がける。今回ライヴでも共演する3ピースユニット・chocolatreをはじめ、辺見えみりプロデュースブランド『Plage』や銀色夏生、奇妙礼太郎、柴田元幸責任編集『MONKEY』、さめざめ、ニシワキタダシとの仕事や、六本木<スヌーピーミュージアム>でのアイシングクッキー・ワークショップ講師など、活動の場を着実に広げている期待のアーティスト。
(上田)