恵文社一乗寺店 スタッフブログ

恵文社一乗寺店の入荷商品やイベントスケジュール、その他の情報をスタッフが発信いたします。

FABRIC STORE by chahat のお知らせ

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今週末から始まる、chahatによるインドのテキスタイル展。生地の一部を切り貼りしたchahatお手製DMを、店頭では配布しています。会期中はブロックプリントや藍染、機織などの生地が、会場を囲うように並ぶ予定です。昨年同様に、今回も測り売りですので、ご希望の長さでお求めいただけます。

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(以下、chahatサイトより)
何故だかわからないけど、若い頃から布が好きでした。高校時代にお小遣い貯めてアフリカの泥染めの布を買ったり、大学時代、旅先の沖縄でたまたま入った骨董屋で古布の端切れを見つけて有り金はたいて買い占めたり。あの時は東京に帰る2泊3日のフェリーの中で食べるものを買うお金もなくてひもじい思いをしました。かといって裁縫の知識もないのでその布で何かを作ったというわけではありません。ただ気に入った布を見つけると手に入れずには入れなかったのです。多分、DNAに布好きの遺伝子が組み込まれているのでしょう。大人になってもそれは変わりません。好きな布を見るとどうしても欲しくなります。相変わらず裁縫の技術はありませんが。
インドは布好きにとっては天国です。広大な国土でそれぞれの地域に根ざした、精緻で素朴で生き生きとした布たちが織られています。イギリスの植民地時代にいちどは途絶えたかに思えた布産業ですが、ガンジーをはじめとした優れた指導者のもと、織物文化の伝統は復活し、現代でも各地で手織りの生地が織られています。繰り返しますがインドは広い、一生かけてもまわる事は出来ません。それでも、毎年インドを訪れる度に、新しい布との出会いを求めて新しい街を訪れるようにしています。

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インドのテキスタイルに関わらず、模様なのか配色によるものか、その1枚が
どうしても気になり購入してしまった、そんな経験を持つ方は少なからずいらっしゃるのはないでしょうか。私も使う予定はないのに、縞生地ばかり集めていた時期があります。眺めても答えは出ないのですが、それも布の面白さなのかもしれません。今回並ぶ商品は、国内の生地屋さんではお目にかかれないものばかり。お目当の生地を探すというよりは、個性的な布との出会いを楽しんでいただけばと思います。

 

FABRIC STORE at KEIBUNSHA 
日程:5月27日〜6月9日
出展者:chahat
会場:恵文社一乗寺店 生活館ミニギャラリー

 

(田川)