恵文社一乗寺店 スタッフブログ

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天久聖一×よシまるシン『ロゴゴ展』開催中!

心待ちにされていた方も多くいらっしゃったと思います。新年10日からギャラリーアンフェールにて、天久聖一×よシまるシン『ロゴゴ展』開催中です。

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2010年より「ロゴドリル」において、世間にあふれる言葉と架空の造語をロゴとしてデザイン、発表してきたお二方。本展では「象形文字の誤解釈」をテーマに、漢字をモチーフにしたシュールでポップなオリジナルロゴ作品がならびました。

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普段の生活の中で目にするロゴやロゴマークは、なにを売っているお店か、なにを作っているところかなどの情報がひと目で伝わるようにわかりやすく図案化されているものです。
文字の起源のひとつ「象形文字」は、ものの形、様子などから形作られた文字で、それぞれの部首の形が文字の意味を知る手掛かりになるのですが、このオリジナル漢字『ロゴゴ』はそういう思考を軽く分断。同居するはずもないような部首(?)の構成に思考は解き放たれ、新しい脳の回路が開かれるのを感じました。

不思議なことに、一度分断され解き放たれた思考が、象形文字を読み解くような動きをし始めたりもします(DNAに組み込まれているのでしょうか)。ですがその結果全く違ったところにたどり着くというか(いったいどこなのか)、新たな意味さえ帯びていることに衝撃を覚えたり。友達としょうもない話をしながら新しい遊びを思いついたりする時の、脳が活性化していくあの感じ。『ロゴゴ』にそんな仕掛けがあるのかないのかわからないけど、これは発明だ!と思いました。

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作品は販売しています。アクリルマウント加工で美しく映えています。”置きやすい”アクリルキューブ、ステッカー6種類も。お部屋に職場に『ロゴゴ』を。

展示初日にはお二人によるオープニングトーク。まずコテージで「ロゴドリル」を皆さんで見ながらロゴゴ制作に至ったお話。それから展示会場へ移動して、それぞれの作品にまつわるお話、解説をしていただきました。ヤンキーとサンリオが融合した「ヤンリオ」という新語も生まれ、新しい遊びを教えてもらったような、楽しい時間を過ごしました。

会期:1月10日~1月23日
会場:ギャラリーアンフェール

 

(友田)