10月の大きな出来事といえば、10月23日(日)に下鴨神社で開催された「左京ワンダーマーケット」でしょうか。左京区の店を中心に、雑貨、飲食、書籍、ライブ等なんでもありのこちらのイベントに、当店も遊びに行きがてら出店させていただきました。昼前にはすでに普段は広く感じる糺ノ森が人でいっぱいに。ご来店いただいた皆様、有難う御座いました。 またどこかで出店する際は、よろしくお願い致します。
恵文社スタッフの台車を占拠するこどもたち
さて、今回も10月の当店書籍売上ランキングをご紹介します。
1位『気になる京都3 あの店・あの場所』風の駅
2位『Arne アルネ・もう一回』大橋歩 イオグラフィック
3位『喫茶とインテリア WEST』BMC 大福書林
4位『コーヒーと小説』庄野雄治編 mille books
5位『翻訳できない世界のことば』エラ・フランシス・サンダ-ス 創元社
6位『誰も知らない世界のことわざ』エラ・フランシス・サンダ-ス 創元社
7位『京都おでかけ帖』甲斐みのり 祥伝社
8位『大人のおしゃれ14 アルネ秋と冬'16~'17』大橋歩 イオグラフィック
9位『MONKEY vol.10 映画を夢みて』スイッチ・パブリッシング
10位『〆切本』左右社
第1位は『気になる京都3 あの店・あの場所』
出町桝形商店街にある小さな観光案内所「風の駅」が発行するローカルな一冊です。今回は「京都のパン屋さん」を特集しています。京都に住む人がパン好きなのは知っていましたが、よもやパンの消費量全国1位が京都市だとは思いもよりませんでした。身近なパン通に話を聞いているような、普段使いに向いた誇張のない文章が印象的です。今時、パンや店の写真よりも紹介文の方がスペースの多い雑誌がどれだけあるでしょうか。ご近所の方、日々のパンライフの参考にされては。
第6位は『誰も知らない世界のことわざ』です。
同じく5位の『翻訳できない世界のことば』の第二弾。実はこちらの本、今年の恵文社ベストセラーです。続編となる今回は、世界中のちょっと変わった“ことわざ”をあつめ、イラストと一緒に紹介した絵本のように可愛らしい一冊です。洋画をみていて、たまにピンとこない表現に出くわすように、私たちが当たり前のように使う「猫をかぶる」なども、他の言語からみれば不思議に思える言い回しかもしれません。
9位は毎度おなじみ『MONKEY vol.10 映画を夢みて』。
今年公開されたドキュメンタリー映画『写真家ソール・ライター』で自身初となる字幕を手掛けるなど、この一年、何かと映画づいていると言う柴田元幸さんが、翻訳家ならではの視点から映画を特集します。ポール・オースターの未邦訳ドキュメンタリーなど、気になる記事目白押しです。
毎回「猿」のイラストが印象的なこちらの雑誌。今回の表紙はとびきり格好良いなぁと思っていたら、なんと手塚治虫のラフスケッチから選ばれたものだそうです。
それでは、来月もお楽しみに。
(鎌田)