恵文社一乗寺店 スタッフブログ

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「リサ・ラーソンフェア」

生活館の扉を開いてすぐのスペースにて、「リサ・ラーソンフェア」を開催しています。

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1931年にスウェーデンで生まれた、世界的な陶芸家でありデザイナーのリサ・ラーソン。
彼女の名前を知らずとも、2010年に発売された絵本『BABY NUMBER BOOK』に登場した、しっぽまでシマシマ模様の猫「マイキー」なら見たことがあるという方は多いのではないでしょうか。

彼女のライフワークともいえる、動物をかたどった陶器の人形をはじめ、日本各地の伝統工芸とコラボレーションして生まれた商品や、暑い季節に欠かせない注染や手捺染の手ぬぐいなどを多数ご紹介しています。

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リサ・ラーソンの代表作でもあるライオンシリーズ(復刻版)や、「ミア」と名付けられたぽってりとした猫の人形は、サイズ違いで展開しています。
また、今回の展示のために、別注で2960(ふくろう)個限定の「スウェーデンの森の白いふくろう」も入荷。シリアルナンバー入りで、オリジナル巾着が付属しているので、贈り物にもぴったりです。

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陶器だと破損が心配な小さなお子様のために、オリジナルの雰囲気をそのまま再現したぬいぐるみも取り揃えています。小さなライオンにはボールチェーンがついています。

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「スケッチシリーズ」と呼ばれるこちらの商品は、80歳を超えた今でもなお、日々たくさんのスケッチを描くリサ・ラーソンの膨大なアーカイブの中からセレクトしたニューライン。素朴な手書きの線から、彼女独特の動物の表情やシルエットを生み出していく様子を垣間見ることができます。
ちなみにこちらは、当店でもおなじみの日本の琺瑯メーカー・野田琺瑯製。冷凍から直火まで対応できる優れものです。

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「ジャパンシリーズ」は、日本文化に関心を寄せ続けてきたリサ・ラーソンが、彼女ならではの新たな視点で日本の伝統工芸とコラボレーションするシリーズです。震災直後の、「日本に想いを届けたい」という彼女の願いがきっかけとなったそうです。

東京の「かまわぬ」の注染手ぬぐいや、京都で反物を作っている「京朋」の手捺染手ぬぐい。シックな色合いが、普段使いにちょうどいい。

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佐賀で400年以上続く、透き通るような白磁や華やかな絵付けが特徴の有田焼で作られた箸置き。また、長崎でこちらも400年以上の歴史を持ちながら、近年モダンな作品も登場している波佐見焼で作られた豆皿やおもうさるの根付。おもうさるは、2014年から始まったリサの干支シリーズ第3弾で、「おもう」という言葉は「思う・想う・念う・憶う・懐う」。人間のあらゆる感情や意識を表現しているのだとか。

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リサ・ラーソンは、1950年代に益子焼を世にひろめた民藝運動の主導者の一人、人間国宝の濱田庄司氏と出会って以来、日本の文化に強い興味を持ち続けているそうです。益子焼で作られた平皿と湯のみは、ブラウンとブルーからお選びいただけます。

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こちらは特に人気のある陶器のヴィンテージ作品「Liten Katt」を基に誕生したソルト&ペッパー。岐阜の美濃焼で1つ1つ手作りされています。

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ぽってりとしたフォルムはそのままに、名作陶器がキーホルダーや型抜きのポストカード、付箋になりました。こちらのカードは120円切手で郵送できます。
また、デスク回りにあると楽しいステーショナリーも多数揃えています。

 

「リサ・ラーソンフェア」は、生活館にて8月30日(火)まで開催しています。ぜひお立ち寄りください。

 

(河島)