本日から書籍フロア一角では、写真集『はたらくことは生きること』パネル展を開催しています。
海軍航空隊の整備兵として働いていた石田榮さんは、戦後、譲り受けたカメラ(蛇腹式セミコンタ)を手に写真を撮り始めました。被写体になったのは自宅からほど近い浜や農村、石灰山で働く人々です。
苦しい仕事に汗を流しながらも、彼らはそれを楽しんでいるように感じたと、石田さんは語ります。確かに歯を見せて笑う人々の姿からは、現実の過酷さよりも、むしろそれを受け止め、逞しく生きる様子が伝わります。被写体との対話が聴こえてくるような写真を眺めつつ、当時の暮らしに想いを巡らせてみてはいかがでしょう。
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(田川)