新鋭のイラストレーター、カシワイさんの初作品集「107号室通信」。
刊行を記念して、先日ギャラリーアンフェールで作品展が行われました。
カシワイさんはtwitterやtumblrで大人気のイラストレーターさん。
私もtwitterで、ひそかにファンだったほどです。
どこか心地よくて、異世界に連れていかれそうな不思議な感覚。
シンプルな線で描かれた、この発想、構図、センス。
見る人すべてをハッとさせる魅力があります。
この「107号室通信」はトーチwebというWebマガジンで、2015～2016年に発表された漫画を収録したもの。「植物」「収集」「記憶」「宇宙」といった四つの主題で、眩いばかりの空想群が描かれています。「ある日起きると××が絶滅していた」など、普通に生きていたら考えつかないような発想の数々はただただ驚くばかり。オールカラーで描かれていますので、カシワイさんの独特の世界観を余すことなく堪能できます。パソコンのモニターを通してではなく、紙に絵が落とし込まれたからこその質感や空気感もぜひ味わっていただきたいです。
限定数ではありますが、単行本未収録の短編を収録した冊子を特典としてお付けします。
プレゼントにもおすすめの1冊です。
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（森）
