インドの最貧困州のひとつである、ビハール州ブッダガヤのスジャータ村の女性たちと、フェアトレード商品の開発や展開を行っているnimai-nitai。この村に暮らす人たちに洋裁の技術の指導をしながらのモノ作りです。中心となるのは、インドを代表する伝統技法、ブロックプリントによるお洋服。一概にそうと言っても、ブロック(木版)に染料をつけて捺し模様をつけたものと、ブロックに泥をつけ捺したところが防染されて、その他の部分が染まるものなど、実は生地によって工程も様々。
ブロックプリントに関しては、古今東西の更紗を紹介する本書に詳しく、nimai-nitaiさんがお世話になっているという、現地の職人さんも掲載されています。生活館にて販売していますので、ご興味のある方はスタッフまでお声掛けください。
写真にあるシャツは、雨音と名付けられた定番テキスタイル。職人さんと何度も検討を重ねて生まれたというこのデザインは、既存のブロックプリントに比べると、より洗練された印象。しかし近付いて眺めれば、版の滲みや掠れなど、手仕事ならでの味わいが見て取れます。そのせいでしょうか、全体的に温かみのある、優しい雰囲気の一着です。
サルエルパンツやスカートは、ポケットや裾部分にハンドステッチが入っているのもポイント。
ギザギザの文様が目を引くこちらのスカートも、実は木版で染めたもの。版を繋ぎ変え、このダイナミックな模様を生み出したそうです。柄と柄を重ねての着こなしも、意外に上手く調和します。気分を明るくしてくれるnimai-nitai のお洋服、是非ご覧くださいませ。
ニマイニタイの日々のよそいき服
6月11日〜6月24日
恵文社一乗寺店 生活館ミニギャラリー
nimai-nitaiスタッフ在廊予定日:
6/11(土)、12(日)、15(水)、18(土)、19(日)、22(水)、24(金)
(田川)