恵文社一乗寺店 スタッフブログ

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「透明地図 -月の降る道 陽のあたる路-」田村真理・服部真季

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ギャラリーアンフェールでは、田村真理さんと服部真季さんによるガラス作品展「透明地図 -月の降る道 陽のあたる路-」を開催中です。

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2017年にはじめて当店で展示をしていただき、今回は二回目の展示となります。前回は冬真っ盛りの寒い中、雪の結晶のようにキラキラ輝くガラス作品に心が踊りました。今回は、季節変わって春。日差しや風がやわらかく感じるこのごろ、壁に並ぶ色とりどりのガラス作品は道端にぽこぽこと顔をだした小花のよう。

 

物語からころころ転がり出てきたような、ユーモアが楽しい服部真季さんの作品。「シルクロードの夢買い」「トトンタントン」…作品につけられた名前も楽しくて、作品の世界がぐんと広がります。

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水平線や陽だまりを表現したグラス。

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じっと見つめているとまるでガラスが動いているような不思議な感じのする、ぽってりとした質感。

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こちらはきれいな砂糖菓子のような、宝石のような、繊細な造形が美しい田村真理さんの作品。レースで型をとられたガラス。葉脈の標本のようなガラス。

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幻のように色づいた花の形の器や木立ちのシルエットが添えられた可愛らしい酒器。
蓋を動かした時にささやく音が心地よい小さな箱。

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いろんな色にこれから染まれる、目に見えないから自在に形を変えられる、そんな不思議な可能性、想像が掻き立てられる「透明地図」。小さなガラスの作品が集まって織りなすパズルのような地図を、ぜひ思い思いにご堪能ください。ご来場をこころよりお待ちしております。

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「透明地図 -月の降る道 陽のあたる路-」田村真理・服部真季
開催期間:2019年3月12日(火)-3月18日(水)
開催時間:10:00-21:00(最終日は16:00まで)
開催場所:ギャラリーアンフェール

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ごあいさつ
15か月の旅を経て、「透明地図」が春の一乗寺に帰ってきます。
地図にはない、知っているようで知らない風景を、硝子の器やオブジェにとじこめました。
2枚目の透明地図に会いに来てください。皆さまのお越しを心からお待ちしております。

「透明地図」
田村真理、服部真季のユニット。富山ガラス造形研究所卒業後、現在は神奈川、茨城を中心に各々活動中。ギャラリーアンフェールでは2017年以来2回目の展示になる。


(上田)