当店での展示は三度目となるシロさんの個展「prologue library」。今回も連日好評いただいています。
日本画と刺繍作品を制作されているシロさん。作品一つ一つは手の内におさまるほどの大きさなのに、そのひと針、ひと筆が生み出す、想像を超えた迫力と無限に広がる世界観に、毎回毎回圧倒されています。
木の枝、古い本の紙片、見たこともない植物や、とりどりの色を纏った表情豊かな動物たちが賑やかに。
目が離せなくなるくらい惹き込まれてしまう不思議な絵。とてつもなく不思議な風景なのに、なんだか本当に何処かにありそうな気すらしてしまうのは作品の持つ力でしょうか。
会場で流れている音楽は、今回の展示に合わせて制作されたもの。ハープやアコーディオンで奏でられる心地よいメロディは、作品の世界へ一層深く誘ってくれます。
時間も時空も越えた何処かに在るこの世界に迷い込んで、物凄くわくわくして、少し怖い、壮大な冒険がはじまるよう。まるで分厚い幻想小説を一気に読んだみたい。作品の持つ強烈な印象はギャラリーを後にしても醒めやらず、いろんな物語を紡いでくれそうです。
シロさんは会期中全日在廊予定です。ぜひお話してみてください。ご来場をこころよりお待ちしております。
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初日のみ、入場及び購入制限を設けさせていただきました。
たくさんのご来場、ご協力をいただき、誠にありがとうございました。
shiro solo exhibition 「prologue library」
開催期間:2019年12月18日(火)-24日(月)
開催時間:10:00-21:00(最終日は18:00まで)
開催場所:ギャラリーアンフェール
巨大樹のメトセラから語られる様々な物語の序章を記した紙を働き者のキツツキ達が毎日木に打ち付けている。
この場所の名は「prologue library」
ここに来た者達は自分の好きな物語を見付けて、その物語の続きを紡いでいくのだ。
http://shironiji710.webcrow.jp/nijiiro_hp/index.html
(上田)