ギャラリーアンフェールでは現在、韓国のイラストレーター、ソク・ピーターさんによる個展を開催中です。「もし今日、聖書の中のイエスがバリスタになって来たら私にどんなコーヒーを入れてくれるのか」という問いから創作が始まったという作品群。聖書の一節と共に展示されています。
イエスがバリスタやサーファー、寿司職人になって活躍する様子が描かれたイラスト。こちらはご存知、最後の晩餐!
白と黒だけで描かれるイラストは力強く、でも描かれる線や登場人物の表情がとても柔らかく優しい。
日々の生活は楽しいことばかりではなく、誰しも辛いこと悲しいことも抱きながら生きていて、描かれる人もどこか憂いを帯びた表情。けれど誰かが淹れた美味しいコーヒーを飲んで、誰かと楽しいおしゃべりをしたら、それだけでも心が晴れたりする。人と人の優しい関係。イラストの中の皆の優しい表情に、なんだか少し心が軽くなるようです。
入口では、お一人一枚ずつポストカードもお土産にお持ち帰りいただけます。ほっと美味しいコーヒーを楽しむみたいに、どうぞのんびりお過ごしください。ご来場をこころよりお待ちしております。
ソク・ピーター個展「Jesus as Barista」
開催期間:2018年8月28日(火)-9月3日(月)
開催時間:10:00-21:00(最終日は18:00まで)
開催場所:ギャラリーアンフェール
「もし今日、聖書の中のイエスがバリスタになって来たら私にどんなコーヒーを入れてくれるのか」
この質問から僕の創作の旅が始まった。
僕が日本で旅をしている時、自分の腕を磨いていた匠たちを見かけた。
彼らが自分の技術を通して辿り着こうとした頂点はどこなのか?
匠たちは神の領域に辿り着くために腕を磨いてきた。そして神の領域に辿り着いた人が伝えようとした物語はとても単純なものだ。
全ての技は人を愛するためのものだ。
(新約聖書マルコ12:31「あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ。」
(上田)