昨年に引き続き、ミニギャラリーでは「うなぎの寝床」によるMONPE販売会を開催しています。九州筑後地方のものづくりや人の魅力を発信するアンテナショップ「うなぎの寝床」が、地元・久留米絣の工房と組んで生まれたアイテム。日本各地で販売会を行っていますので、ご覧になったことのある方、すでにお持ちの方も多いことでしょう。
もんぺと聞くと、昔ながらの農作業着が思い浮かびますが、こちらはよりカジュアルに、腰回りをすっきり細身に仕立てています。昔ながらのシャトル織機でゆっくりと織られているので、肌触りもよく、とても軽い履き心地です。締め付けも少なくリラックスして履けるのに、日常着として旅行着として、場所を選ばず使えるのが嬉しいところ。
こちらは定番柄のひとつ、「マリー・アントワネットの絣」。フランス王妃の?と不思議に思えますが、かつてフランスでも「シネ・ア・ラ・ブランシュ」として絣織りが流行し、マリー・アントワネットもこの生地をドレスに使用していたことが、1782年の生地見本帳からわかっています。その中でも彼女が愛した繊細で小柄な絣生地を、現代の久留米絣として再現した試みがこちらです。
また、今回は「セレクトもんぺ」なる1点ものも見どころのひとつ。これらは織元さんのデッドストック生地から作られたものですが、ストライプ柄や、パステルカラーのものなど、モダンなデザインもちらほら。是非見比べてくださいませ。
うなぎの寝床 MONPE販売会
7月7日-7月20日
恵文社一乗寺店ミニギャラリー
(田川)