恵文社一乗寺店 スタッフブログ

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桂ちょうば らくご会 in 恵文社

ちょうど一年前からスタートした『桂ちょうば らくご会 in恵文社』。この春も、また開催いただくことになりました。

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桂ちょうばさんは、桂ざこばさんのお弟子さんで、関西をはじめいろいろなところで活躍されている注目の落語家さん。京都市左京区出身で、中学生の頃は恵文社にも(近くにあったゲームセンターにも)よく来られていたそうです。

 

そんなご縁もあって、若い人にもっと落語を聞いてもらいたいというちょうばさんの思いで始まった、コテージでの落語会。学生さんが多い左京区なので、大学に合わせて、夏休みや冬休み期間以外に開催されています。

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一見、落語をする雰囲気じゃなさそうなコテージですが、会場をつくって舞台に座布団を置けば、なんだかやけに可愛らしい空間が出来上がります。気さくな雰囲気のちょうばさんの落語はわかりやすくて、笑って、ときどきしんみり、でもやっぱり可笑しくて。目と鼻の先ほどの近くでたっぷり落語を楽しめるとあって、この一年たくさんの方にご来場いただきました。

 

落語のしつらえは、いたってシンプル。座布団の上に座って身一つ、声や目線、上半身の動きだけで演じられます。着ているのは和服で、持っているものと言えば扇子と手拭いくらい。

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なのに、落語がはじまると、一声聞く毎にパズルがはまっていくように、頭の中で風景が組み上げられて、舞台で一人座布団の上に座って話しているだけなのに、いつの間にかそこにいる噺家の存在が消えてまるで映画でも見ているように、くるくる風景が変わって、時間も変わって、次から次へといろんな登場人物が出てくる。持っていた扇子と手拭いが、お箸や手紙、煙草やお銚子、いろんな道具になって。屋台うどんの湯気や匂い、雪夜の寒さや、うだるような暑さまで伝わってくるよう。

初めて目の前で落語を聞いた時は、何が起こったのかわからないくらい楽しくて、それこそ落語に出てくる狐や狸に騙されたような心持ちでした。体いっぱいで楽しんで、思いっきり笑って、すごいジェットコースターに乗った後みたいな気分。

 

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そんな不思議で思いっきり楽しいひとときを、一乗寺の小さなコテージで体験できるかもしれません。最近も、映画や漫画で人気の落語。生で見て聴いたらもっときっと楽しいはず。ぜひ一度おためしあれ!ご来場をこころよりお待ちしております。

 

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 △会場では趣味でされている陶芸の新作も展示!終了後のお楽しみコーナーでは手づくり豆皿が当たることも?こちらは落語にちなんだ「はてなの茶碗」とちょうばさん。

 

桂ちょうば らくご会in恵文社 vol.8
■日時
[vol.8]2018年4月20日(金)
[vol.9]2018年5月25日(金) 各回、開場18:30/開演19:00

■出演
桂ちょうば 二席または三席(約一時間)

■料金
[一般]予約1500円/当日1800円
[学生]予約1000円/当日1300円(要学生証)

■ご予約・お問合せ
[恵文社一乗寺店]
TEL 075-711-5919
コテージ予約フォーム

 

(上田)