恵文社一乗寺店 スタッフブログ

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日常茶飯 展/川瀬智子 瀧本あゆみ 垣内彩希

ギャラリーアンフェールでは、3人の陶芸作家による展示「日常茶飯 展」を開催中です。

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今回出展されている、垣内彩希さん、川瀬智子さん、瀧本あゆみさんは共に京都精華大学で陶芸を学ばれています。今回は「食卓を彩る器」を共通テーマに制作された三者三様の作品が並びます。

 

垣内彩希さんの作品。

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垣内さんは、普段は花器を制作されることが多いそうで、なるほど、お花のようにいつもよりちょっと美しく盛り付けたくなるシンプルで美しい造形の器が揃いました。淡いブルーとホワイトのコントラストが目を引きます。

 

川瀬智子さんの作品。

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川瀬さんは、土の質感が心地よく手に伝わってくる素朴な佇まいの印象。一つ一つ表情がちがう淡い色合いがとても美しく、手にとると心がほころぶような優しさを湛えています。この器だから何を盛り付けようかと考えるのが楽しくなりそう。

 

瀧本あゆみさんの作品。

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瀧本さんは「加飾すること」をコンセプトに制作されています。一つ一つ丁寧に手を加えられ、どこか民藝陶器のような素朴で凛とした美しさが際立ちます。食べ終わった後も器を眺めていたくなるような小さな楽しみをもたらしてくれそう。

 

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それぞれの作家さんの作品に、お料理を盛り付けた写真も展示されています。一つ一つの器に合わせて作られたとっても美味しそうなお料理は、京都・円町にお店をかまえる「食堂souffle」さんの提供。撮影、ディレクションは、同じく京都精華大学に通い自らも陶芸作家として活躍されている野田ジャスミンさんによるもの。自分の食卓風景を想像して、ついお腹の虫が動き出します。

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三人それぞれに食卓を思い描いて制作された、日々の食卓で使いたい器。どんな器でも食事はできるけれど、お気に入りの器で食べるごはんは、作ること食べることにわくわくしたり、食べる所作がちょっと美しくなったり、そしてより美味しくなる気がします。ぜひお家の食卓を思い浮かべながら、食器棚の仲間探しをお楽しみくださいませ。ご来場をこころよりお待ちしております。


日常茶飯 展/川瀬智子 瀧本あゆみ 垣内彩希
開催期間:2018年2月27日(火)-3月5日(月)
開催時間:10:00-21:00(最終日は18:00まで)
開催場所:ギャラリーアンフェール

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今展覧会では、陶食器の三人展を行います。

日々の食卓には、人それぞれの形があります。それらを作りあげる料理やうつわ、その食卓を囲む人々は所代わり違う姿を持っています。うつわには様々はデザインがあり組み合わせはいろいろ。デザインの異なる食器を用いてお盆に乗せるのは昔からの日本の食事文化でもあります。作家3名の異なるデザインの食器から、新しい食卓の仲間を見つけにいらして下さい。

京都精華大学素材表現学科陶芸コース
川瀬智子 瀧本あゆみ 垣内彩希

 

(上田)