薄暗がりにぽうっと静かに灯る幻影たち。ギャラリーに一歩足を踏み入れるとふと違う世界に迷い込んだような、時間の流れがふっと変わるような不思議な空気感。「いつか見た雨の景色」をテーマに、硝子作家のオカベマキコさんとクラフト作家の結城琴乃さんによる巡回二人展【幻影】を開催中です。
3年前の梅雨が明けるか明けないかという同じ頃にも当店で展示をしていただき、いつも見慣れたギャラリーがなんだか違う場所のようなドキドキと、心地よい静けさを過ごしたことが印象に残っています。今回もよりお二人の世界観を堪能していただける空間になりました。
雨粒がキラキラ光る蜘蛛の巣。夢か現かいつかどこかで見たような、儚げな景色を閉じ込めたランプ。
時間の蓄積を感じさせる蜘蛛の巣が繊細なレースのように幻影を飾ります。遠い思い出を慈しむような穏やかなひととき。
お二人のアクセサリーも展示販売。針金と小さな硝子粒で作られたアクセサリーは、その繊細さが心をくすぐります。
ため息がこぼれるほど美しい空間。暑さを忘れて、どこからか聴こえる雨音にいつまでも耳をすましていたくなる展示です。どうぞお運びくださいませ。ご来場をこころよりお待ちしております。
オカベマキコ 結城琴乃 巡回二人展【幻影】
開催日程:2017年7月4日(火)-7月10日(月)
開催時間:10:00-21:00(※初日は12:00から/最終日は17:00まで)
開催場所:ギャラリーアンフェール
2013年より始まった、硝子作家 オカベマキコとクラフト作家 結城琴乃による巡回二人展
硝子と針金、異素材を融合し生まれる作品は幻影のように儚く漂います
3年ぶりの恵文社での開催となる今回は、いつか見た雨の景色をテーマに
木々に静かに落ちる雨、水滴をまとった蜘蛛の巣、息づく小さな生き物etc..を展示します
幻影ツリーやオブジェ、雨降りランプ、幻影雨粒アクセサリー他
各作家オリジナル作品を展示販売
(上田)