一風変わった形をしている匙。
こちらは、瓶の底に残ったジャムを、きれいにすくい取れるようにと作られた商品です。作り手である金城貴史さんが、どのような瓶でも隅々まで掬えるようにと、辿り着いたこの形。ジャムを塗った後は、瓶の口に引っ掛けておくこともできるので、匙の置き場にも困りません。はちみつや、瓶詰の調味料が底に残ってしまってもったいない、そんな時にも活躍してくれます。痒いところに手が届く、新しい形のカトラリー。使ってみたくなりませんか?
金城さんが4年以上作り続けているこの作品は、工芸都市高岡2016クラフトコンペティションで奨励賞を受賞しました。口当たりの良さ、また経年変化が美しく出るようにと、仕上まで刃物を使って作られているのも良いところ。山桜、ホオ、クリ、ミカン、カエデ、ヤマモモ、クヌギ、様々な樹種の色や表情を見比べるだけでも楽しめます。
そんな「金城貴史 木の匙 展」は、2月4日より生活館ミニギャラリーにて開催いたします。ジャム匙以外にも、カレーにちょうど良い大きめのスプーン、蓮華、おしゃもじ等を揃えています。
同展では、匙にあわせておいしいジャムもご紹介します。
一つは、菓子研究家である、いがらしろみさんが2004年、神奈川県鎌倉にオープンしたRomi-Unie Confitureの商品。(今回は6種ご用意頂きました。ラインナップは追ってご紹介いたします。)
もう一つは、東京都三鷹にて活動されているmitsukojiさんのもの。
今が旬である、金柑独特の苦味と甘みがまっすぐに感じられる「金柑とキャラメルのマーマレード」をご用意しています。果実の甘みがギュッと詰まったおいしいジャムは、お土産や贈り物にもぴったりです。
ぬくもりある手仕事に触れると、気持ちもほんのりと温かくなるようです。冷え込む季節ではございますが、皆様のお越しをお待ちしております。
金城貴史 木の匙 展
2月4日〜2月17日
恵文社一乗寺店 生活館ミニギャラリー
(秀野)