「うつわ祥見」として、鎌倉を拠点に活動していらっしゃる祥見知生さんの新刊『うつわを愛する』(河出書房新社)出版記念展を、開催しています。
昨年、長いキャリアの中で初めての作品集を上梓された小野哲平さんのお湯呑み、書籍巻頭を飾る吉田直嗣さんの鉄釉や白磁の平皿など。25名の陶芸家をひとりずつ取り上げ、その魅力を丁寧に綴る本書と同じように、染付、紅毛手、色化粧、粉引と、技法の異なる8名の作家による器が並びます。会場で気になり手にした作品がありましたら、この本の掲載ページを辿ってみても良いでしょう。一歩踏み込んだ器の知識、食卓で使う場面をより身近に想像できることと思います。
安永正臣さんの作品は祥見知生さんの同じく新刊『うつわかたち』に掲載されていますし、帽子を反転させたような焦釉リム鉢の作り手、荒川真吾さんは、うつわ祥見が太鼓判を押す、若手作家さんなのだとか。
個性的な作品が一堂に会した展示会。この機会にぜひお立ち寄り頂けましたら幸いです。
『うつわを愛する』出版記念展
1月17日〜2月3日
恵文社一乗寺店 生活館ミニギャラリー
企画:うつわ祥見
出展者:
荒川真吾 小野哲平 石田誠 尾形アツシ
安永正臣 吉田崇昭 吉田直嗣 矢尾板克則
(田川)