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恵文社一乗寺店 スタッフブログ

恵文社一乗寺店の入荷商品やイベントスケジュール、その他の情報をスタッフが発信いたします。

高崎紗弥香『沈黙の海へ』発売記念写真展

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飛騨、木曽、赤石。

富山湾から駿河湾まで420km。

日本海から太平洋に渡って広くのびる国内最大級の山脈、日本アルプス。最高峰は標高3,139m。森林限界を超えた地帯では、背の高い木々が育たず、岩のごろついた異様な雰囲気が漂います。

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そこに息衝く崇高なまでに美しい自然に魅了された写真家、高崎紗弥香さん。初夏から晩秋にかけて御嶽山の山小屋で働きながら、1年の半分以上を山で暮らす彼女の写真集がアダチプレスから発刊されました。山中で出会うシーンを最小のシャッター数で捉えたという写真たち。彼女に撮影されるまで、誰の目にも触れることがなかったであろう美しい風景が広がります。澄み切った静寂に包まれる、自然写真、風景写真という枠を超越した大判の写真集です。

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書籍の発売前、高崎さんと、高崎さんが所属されている「GALLERYエクリュの森」の田村さんから直接書籍のご案内を頂きました。もう何年も前になりますが、私も数人の仲間とテントを背負って日本アルプスを縦断したことがあり、そのことを話すと、お二人とも嬉しそうに写真集のこと、山のことをお話くださったのが強く印象に残っています。

 

そのような縁もあって、現在書店壁面にて『沈黙の海へ』の発行を記念した小さな写真展を開催しています。古来より山には神が宿るといわれています。朝靄に包まれているような、まるで違う星に来たような。標高の高い山の頂上付近に漂う、何もない寂しさ、美しさが、高崎さんの写真には存分に写されています。神秘的で清々しい写真をこの機会に是非ご覧ください。展示は1月末まで。

 

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『沈黙の海へ』高崎紗弥香(アダチプレス)

www.keibunsha-books.com

■写真13点(カラー)
■B4変型判(279mm×406mm)、32ページ
■上製(カバーなし、帯+シュリンク)
■定価=本体5,000円(税別)
■デザイン=鈴木成一、岩田和美(鈴木成一デザイン室)
■用紙=株式会社竹尾
■印刷・製本=株式会社東京印書館(プリンティング・ディレクション=高柳昇)

 

(鎌田)