先月に初の著書『海と森の標本函』を発売された結城伸子さん。今回はその書籍に掲載されたものを含め、沢山の作品をご用意頂きました。まず目に留まるのは、ウニのランプ。おだやかなオレンジ色の灯りが、幻想的な世界を演出しています。
本書の、まるで図鑑のように詳細な記載から引用すると、
ウニの英名は『Sea Urchin』、直訳すると「海のいたずらっ子」
なのだとか。
こちらはウニの殻を用いた王冠の針山。ピンク、パープル、グリーンと自然のままに色づいている面白さ。これらの完成された美しさを壊さないようにと、心がけて制作されているそう。あちこちの浜辺を訪れては、ウニの殻や貝殻、海藻などを拾い集めているという結城さん。身近にある「たからものたち」の魅力を、私たちに教えてくれるミニフェアとなっています。書籍にも作り方を掲載している「木の実のネックレス」や「標本箱」の実物も、今回は展示いただいていています。フェアの会期は2週間、ぜひお立ち寄りくださいませ。
結城伸子『海と森の標本函』出版フェア
会期:2014年12月1日(月)~12月15日(月)
会場:恵文社一乗寺店 アンフェールフロア
(田川)