恵文社一乗寺店 スタッフブログ

恵文社一乗寺店の入荷商品やイベントスケジュール、その他の情報をスタッフが発信いたします。

書籍

今週の新入荷、5月第3週

今週の新入荷、5月第3週をお届けします。 今週まずご紹介するのは、井田千秋さんの『おさまる家』。アンティークの家具、レトロな調度品、季節の草花、お気に入りの本と洋服、あたたかい飲み物と食べものを囲む食卓の情景。童話や児童文学の世界で表現される…

今週の新入荷、5月第2週

月末に開催するユーリー・ノルシュテインのアニメーション上映会に向けた、機材確認の様子。(ここで流れているのは他の映画です。) 映画館のようにとはいきませんが、大画面でみる映像というのはやはり良いもので、機会があればこっそり閉店後にでも、ひと…

今週の新入荷、5月第1週

「Spectator」や「ソトコト」などで特集が組まれ、オルタナカルチャーの文脈でも注目される発酵。今週まずご紹介するのは、その両誌に寄稿するなど、いま最も注目される著者による発酵カルチャーブック『発酵文化人類学』。 「発酵デザイナー」という異色の…

2017年4月書店売上ランキング

越した先の大家さんがとても面倒見の良い方で驚いています。一昨日は、作りすぎたからと揚げたての唐揚げとおにぎりを部屋まで持ってきてくださいました。少し前の日本では当たり前の風景だったのでしょうか。当然、家賃は手渡し。今度はちらし寿司を作って…

滞在者の眼差しが描いた生活の街。『手繪京都日和』

昨年の秋、個人的な旅行で訪れた香港の書店の店頭で出会った一冊の本。街を南北に流れる鴨川、すぐそばを走る京阪電車、三条駅で交差する地下鉄東西線、御池~三条~四条通と接する河原町通。見慣れた街の地図上に、その土地に住み暮らす者にとってもなじみ…

今週の新入荷、4月第4週

今週の新入荷、4月第4週をお届けします。 今回まずおすすめしたい一冊は、西荻窪の雑貨店「FALL」店主・三品輝起さんの単著で、個人出版社夏葉社の新刊『すべての雑貨』。実際に雑貨店を経営する中で浮かび上がる、独自の雑貨論、消費論ともいえる著者の思考…

今週の新入荷、4月第3週

今週の新入荷、4月第3週をお届けします。 先日、弊店cottageにて開催された「ぽかんのつどい」。小説家でフランス文学者の山田稔さんを囲むかたちで文藝リトルプレス『ぽかん』に関わる方々やその読者の方々がご近所からも遠方からもたくさん来場されました…

今週の新入荷、4月第2週

春眠暁を覚えず。瞼を擦りながら、毎晩遅くまで読まなくてはならない本を少しずつ読み進めています。「積ん読」という言葉は日本独自のものだそうです。買った本、貰った本。放っておいてもいいはずなのに、奇妙な義務感に追われて読みはじめ、気がつけば朝…

今週の新入荷、4月第1週

一気に春めいてきたここ数日。今日はあいにくの雨でしたが、天気の良い日は陽が落ちても肌寒さを感じることは日に日に少なくなり、開け放した書籍フロアのドアの向こうから聞こえてくる近所の子どもたちの喚声や鳥のさえずりに季節の変化を感じ胸が躍ります…

2017年3月書店売上ランキング

気がつけば、3月も終わり新しい年度が始まりましたね。よく店に遊びに来てくれていた大学生の友人たちは、こぞって東京へと旅立ったようです。引越しのトラックの多さと、初々しい若者とその両親と思われるグループを見かけると、左京区が学生の街だというこ…

今週の新入荷、3月第5週

その週に入荷した活きの良い本をご紹介する、「今週の新入荷」。本日も盛りだくさんの内容でお届けします。 まずご紹介するのは、2016年9月から2017年1月まで、ベルナール・ビュフェ美術館で開催されていた本展の公式図録『ロベール・ドアノーと時代の肖像 …

書店内『文芸翻訳入門』フェアのご案内

店頭フェアのご案内。 私自身刊行の案内を受けてからずっと待ちわびていました。藤井光編、『文芸翻訳入門 言葉を紡ぎ直す人たち、世界を紡ぎ直す言葉たち』(フィルムアート社)。 いきなり話が逸れますが、日本翻訳大賞というものをご存知でしょうか?西崎…

今週の新入荷、3月第4週

早いもので3月も終わりが近づいてきました。 新生活に向けての準備を整える方も多いであろう時節、忙しなさの合間にもふっと一息をついて本を開き気づけばいつしか熟読を始めてしまう、そんな余白の時間を日常のなかに忘れないように持っておきたいものです…

絵本『ぼくのおじいちゃん』パネル展示のご案内

国内の絵本ではまず見かけないような色彩と、版画のような少し擦れた風合いがなんとも可愛らしいポルトガルの絵本『ぼくのおじいちゃん』(アノニマ・スタジオ)。おちゃをしたり、ピラティスやドイツ語を習ったり、友達と一緒に川べりでランチをしたり。こん…

今週の新入荷、3月第3週

毎週金曜更新。 その週に入荷した活きが良い本を紹介する「今週の新入荷」、3月第3週をお届けします。 海外文学というジャンルが「売れない」と言われる風の中にあって、過去に出版され、その後長らく絶版状態が続いていた傑作が今になって相次いで復刊され…

今週の新入荷、3月第2週

毎週金曜更新の「今週の新入荷」、3月第2週の新入荷をご紹介します。 今週まずご紹介するのは、老いにまつわる"人・物・事"をセレクトした情報誌『PERSPECTIVE from an oblique』。 介護福祉の現場で実際に働いてきた編者が、老人ホームの入居者が発した一言…

BIBLIOPHILIC BOOK ITEM FAIR

夏目漱石が「吾輩は猫である」を書き上げたときから、さらに遡ればE・A・ポーが「黒猫」を思いついた瞬間から。本と猫の相性が良いことは、私たちにとって当たり前のように認識されてきました。猫が傍にいる読書の時間は、何にも代え難い至福の時間です。 そ…

今週の新入荷、3月第1週

毎週金曜更新。 その週に入荷した活きが良い本を紹介する「今週の新入荷」、3月第1週をお届けします。 今回まずご紹介する一冊は、ポール・オースターの新刊『冬の日誌』。人生の冬を迎えた70歳の作家による肉体と感覚をめぐる回想録。「君は十歳で、」「君…

2017年2月書店売上ランキング

坂元裕二が脚本を手がけるドラマ「カルテット」。久しぶりに欠かさずにドラマを見ています。セリフの掛け合いやキャスティング、どれを取っても面白く、毎週火曜日が楽しみでなりません。中でも毎回ハッとさせられるのは、登場する料理の美味しそうなこと。…

今週の新入荷、2月第4週

早いもので2月も最終金曜日。夕陽の沈むのが日に日に遅くなり、近づく冬の終わりを感じます。寒さで足が遠のいていたものの暖かくなれば行きたい場所のあれやこれや、そこで開きたい本の顔やタイトルを思い浮かべ数え上げながら春を待つ日々です。 それでは…

『恐竜がいた』原画&恐竜展示

小さいころ、大半の少年がそうだったように、恐竜に憧れていました。 恐竜そのものになりたかったのか、ペットのように飼いならしたかったのか、大人になった今ではわかりません。そんな少年の夢ともいえる、恐竜への憧憬からキャンバス生地で立体の恐竜を作…

今週の新入荷、2月第3週

毎週金曜更新。 その週に入荷した活きが良い本を紹介する「今週の新入荷」、2月第3週をお届けします。 今回まずご紹介するのは、翻訳家の柴田元幸責任編集の文芸誌『MONKEY vol.11』。特集名は“ともだちがいない!”です。今号の目玉はなんといってもC・ブコ…

今週の新入荷、2月第2週

毎週金曜更新の「今週の新入荷」、2月第2週をお届けします。 今週ご紹介する1冊目は、"lifestyle for foodies"を掲げ、昨秋創刊した季刊フードカルチャーマガジン『RiCE』の第2号。創刊号に続き表紙を担当する下田昌克の描く鯛めしが目印の今号の特集は、そ…

フジモトマサル 表紙掲載当時の『ちくま』フェア

店内の小さな展示のご案内。 背中合わせに座り、仲良く本を読む2匹の貘のこども。 さて、このイラストからどんな物語を想像されるでしょうか。 12月の文庫化以来、当店でもたくさんの方に手にとって頂いているフジモトマサル、吉田篤弘の共著『という、はな…

今週の新入荷、2月第1週

毎週金曜日、その週に入荷した活きが良い本をご紹介。 今週の一冊目は、画家・猪熊弦一郎初の写真集『ニューヨークの壁/WALLS IN N.Y.C.』です。アンリ・マティスに学び、フランスをはじめ海外での滞在を通じてその見聞を広げた猪熊弦一郎。フランスに渡る途…

2017年1月書店売上ランキング

気がつけば、2月。 2月といえば、明日から左京区最大のお祭り吉田神社節分祭がはじまります。今年も正月に店頭に出していたお飾りを吉田神社に納める大役をまかされました。季節を感じながら働けるというのは幸せなものです。私が生れ育った土地では節分にど…

今週の新入荷、1月第4週

早いもので1月も終わりが近づいてきました。朝晩は最も冷え込む季節。暖かくした部屋でゆっくり本を読み、いつしかうとうと眠りに落ちるのもまた読書の醍醐味のひとつですね。今週も良い本がたくさん入荷しております。 今週まずご紹介したいのが、幻の漫画…

今週の新入荷、1月第3週

毎週金曜日、その週に入荷した活きが良い本をご紹介します。 先日、向田邦子が編集者たちに振る舞ったという「常夜鍋」を家で試してみましたが、醤油とレモン絞り汁を混ぜただけのシンプルなつけダレがさっぱりとしていて、まさしく毎日食べても飽きない味で…

高崎紗弥香『沈黙の海へ』発売記念写真展

飛騨、木曽、赤石。 富山湾から駿河湾まで420km。 日本海から太平洋に渡って広くのびる国内最大級の山脈、日本アルプス。最高峰は標高3,139m。森林限界を超えた地帯では、背の高い木々が育たず、岩のごろついた異様な雰囲気が漂います。 そこに息衝く崇高な…

『もう一度 倫敦巴里』と『話の特集』の特集

店内フェアのご案内。 つい先日、ナナロク社から復刊された和田誠の傑作パロディ集『倫敦巴里』。 たとえば、川端康成の「雪国」の有名な書き出しを植草甚一、野坂昭如、村上春樹ら作家やミュージシャンの文体や節で書いてみせる。007を長新太の画風で描く。…