恵文社一乗寺店 スタッフブログ

恵文社一乗寺店の入荷商品やイベントスケジュール、その他の情報をスタッフが発信いたします。

ボロシル ヴィジョングラスのご紹介

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真夏の厳しい暑さが続く中、生活館に涼し気なグラスが入荷いたしました。ヨーグルトやゼリー、手作りデザート、冷たいスープやサラダの盛り付けなど、夏の食卓にはガラス容器がかかせません。1962年創業のインドの老舗ガラスメーカ-「VISION GLASS」をご紹介いたします。

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ヴィジョングラスはインドの理化学ガラスメーカー・ボロシル(BOROSIL)社が製造する耐熱グラスです。実験用ビーカーと同じホウケイ酸ガラスを用いており、その優れた耐熱性は、消費者庁の定める「家庭用品品質表示」では「直火用」に分類されます。グラスに食材を入れて直火で温めたり、沸騰させることが可能。電子レンジやオーブンに入れての調理することもできます。調理した料理を食卓へ運べば、そのまま食器としておたのしみいただけます。

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薄く繊細な造り、余計な装飾性のないミニマムさが新鮮で「飲み物を注ぐグラス」「料理を盛り付ける器」「花を活ける花器」「デスク周りの文房具入れ」など、暮らしのなかの様々なシーンでご使用ください。

 

(萩原)

夏休みにおすすめのおりがみのご案内

 

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夏休みに入り、子どもたちの元気な声が飛び交う季節になりました。
旅行でご両親やご家族連れで、当店にご来店いただくお子さまたちに、喜んでいただけそうな、名作絵本シリーズのおりがみが再入荷しました。

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絵本「スイミー」や「フレデリック」で人気のある、レオ・レオ二のおりがみは2種類をご用意。折り進めると、絵本の主人公の形になったり、塗り絵遊びができたり、お手紙にもなる、仕掛けが盛りだくさんのおりがみです。紙質も程よい厚みがあり、折り目美しい出来栄えに仕上がるのも、嬉しいですね。

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おりかたや遊びかたの説明書も付いており、とても可愛いらしい作品になります。電車や車など移動手段の中での、お子さまたちとの遊びにもちょうど良いです。

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こちらは、アーノルド・ローベルのロングセラー絵本「がまくんとかえるくん」のシリーズより。落ち着いた色合いも美しく、絵本と一緒に本棚に並べておくと可愛らしく、栞代わりに挟んでもお洒落ですね。

おりがみは日本を代表する創造性豊かな遊び。子どもだけでなく、大人の方にもぜひ一緒に楽しんでいただける面白い仕掛けも沢山あります。手を動かしものをつくる喜びを、おりがみを通して親子で沢山体感してみませんか。

名作絵本おりがみ レオ・レオニ ①
名作絵本おりがみ レオ・レオニ ②
名作絵本おりがみ がまくんとかえるくん

 

(星山)

平尾英祐 個展「詩集を抱いて」

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ギャラリーアンフェールでは、平尾英祐さんによる初めての個展「詩集を抱いて」がスタートしました。水中に遊ぶ魚たちのように涼やかに、木版画作品が壁を飾ります。

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真っ先に目に飛び込むのは、中央の大きな作品。「ひとひかげのブルーム」という素敵な名前がついています。遠く高く突き抜ける青空のような、喧騒を遮るようにどぶんと潜るひんやりとしたプールの底のような。深く爽やかな色合いが目の前いっぱいに広がってとても気持ちいい。

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今回の案内状にもなった夕焼けの灯台が描かれた作品は「compass」。思っていたより大きな作品で、全てを包み込む優しさを感じる柔らかい朱の色が印象的です。

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お隣は「kaleido scope」。漁火のような星影のような、散りばめられた光の粒が木版画で美しく表現されています。

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小さな魚が群れをなして、ギャラリーへ誘ってくれるような作品群は"memo"シリーズ。お部屋に飾りたくなるちょうどよいサイズ感の作品は、小さいながらも木版画の魅力がぎゅっと詰まっています。

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頭の中でなら自由に駆け巡らせることができる想像は、見せることができなくて、言葉にするのが難しい。そんなとっておきの景色が、手間隙かけて丹精込めて、紙の上に躍り出たよう。

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印刷の手法として古くから活躍していた木版。日本では江戸時代の浮世絵でめざましく発展したそうで、今もご存知の通り美しい作品が数多く残されています。

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すっと静かに佇む凛とした空気感を纏った作品とは裏腹に、よく見れば躍動する彫り筋。版木に向き合う作家の熱量はきっと凄まじく、そこに色をのせて紙を置きばれんをあてる、木版画ならではの一連の所作も美しい。直接描かれる絵画とは少し違って、作家と、作品と、みる人、それぞれの間に心地よい距離感がある気がします。

そういえば木版画の展示は久しぶりで、今回の平尾さんの作品を眺めていたら、そんな木版画の魅力に思いが巡りました。

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静寂の水底で微かな音をたてて漂う魚たちのように、知らない何処かでそっと飛んでいった一片の花びらのように、儚いけれど一瞬の煌めきが心に触れる。暑さをふと忘れさせてくれる心地よい空間になりました。どうぞゆっくりお過ごしください。ご来場をこころよりお待ちしております。

 

平尾英祐 個展「詩集を抱いて」
開催期間:2019年7月30日(火)-8月5日(月)
開催時間:10:00-21:00(最終日は16:00まで)
開催場所:ギャラリーアンフェール

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わたしは散歩が好きで、音楽を聴くのが好きで、絵本が大好きです。
散歩で見つけたあれこれが、音楽のもつイメージが、絵本の慈しみがわたしの作品の種です。

今回が初めての個展なので、どんな空間になるのか、わたし自身楽しみで不安です。それでも、おしゃべりをしたり、静かに見たりと、さまざまな風景を想像するととてもわくわくします。

ただ空間を漂うだけでかまいません。

その時間をときどき思い出して、何かのお力なれば幸いです。

 

 

(上田)

『大人ごはん』vol.3 刊行記念ブックフェアのお知らせ

 

 

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「食」を通して、なんでもない日々を見直す小さな雑誌『大人ごはん』。

第3号の刊行を記念し、現在書籍フロアにてブックフェアを開催しています。今号の特集は「ひとりの時間を考える」「小豆島で農村歌舞伎を観てきました」の二本立て。

 

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「日々の暮らしは、盛んに報道されるセンセーショナルな事件、ドラマチックな愛憎劇、大文字の政治経済、美しくおしゃれに整えられた暮しとは程遠く、もっと雑多で、淡々としたものの積み重ねでできています」(巻頭のことばより)

そう語る編集長・室谷明津子の気の向くまま足の向くままに出会った、なんでもない日々を暮らす人々への取材、エッセイを収録した一冊。

 

第一特集「ひとりの時間を考える」では、植本一子、ツレヅレハナコ、高橋順子によるそれぞれの「ひとりでの食事で見えてくるもの」を紹介。パートナーを亡くしたあとのごはんの時間、或いは日々の密かな楽しみであるひとり晩酌の時間…。ひとりの時間は孤独である、という凝固したイメージにとらわれることなく、ありのままに時間と向き合う大切さや底知れない愉しさについて語ります。お酒に合う絶品おつまみレシピの紹介も。

 

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第二特集は「小豆島で農村歌舞伎を観てきました」。小豆島で暮らす島人たちの、島人たちによる、江戸時代より続いている娯楽「農村歌舞伎」と、賄い・おもてなしの「わりごう弁当」について。舞台の裏側や村の暮らしを見つめ、文化とコミュニティの関わりについて考えます。

 

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また、ラテンアメリカ文学者の旦敬介と門内ユキエ夫妻によるアフロ・ブラジル料理について追求した「何食べて生きてく?」のコーナーや、『メタモルフォーゼの縁側』作者の鶴谷香央理による漫画エッセイ「元気が出るもの」などなど、淡々と流れゆく日々にそっと寄り添ってくれるおいしい小咄をたっぷりと詰め込んだ一冊です。 

読み進めていくうちにきっと、味わい深いお酒と肴を求め、自然と台所へ足が向かうはず。

 

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また今回の『大人ごはん』第3号の刊行に併せ、ひとりの時間にじっくりと向き合ってくれるレシピを収録した書籍なども同時展開。ご来店の際に、ぜひお楽しみください。

 

 

www.keibunsha-books.com

 

 

『大人ごはん』vol.3 刊行記念ブックフェア

2019年7月16日 - 8月31日

恵文社一乗寺店 書籍フロアにて

 

(韓)

 

 

イブル 新色入荷のお知らせ

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韓国のお布団、イブル。ベットやソファーに掛けたり、お子さまのプレイマットとしたり、場所や季節を問わずにお使い頂ける便利な1枚。表面(外布)は綿ですが、中綿はポリエステルなので軽く、持ち運びも簡単。この時期には、さっと床に敷いてそのままお昼寝を…。汗をかいても、洗濯機でそのまま丸洗いして頂けます。ホワイトとグレーの2色のみ、定番のシングルサイズ(115×200cm)に加えてセミダブルサイズ(150×210cm)もご用意しました。今月末にかけて、新しくヘリンボーン柄や中間色のシリーズも入荷予定ですので、お楽しみに。

特集コーナーは こちら

 

(田川)

安斉重夫 鉄の彫刻展「北欧の森の物語」

福島を拠点に鉄彫刻を制作されている安斉重夫さんの個展がスタートしました。東京や東北の他、昨年はフィンランドでも個展を開催され、今回はなんと97回目の個展!関西での個展は初めてだそうで、この機会にぜひたくさんの方にご覧いただきたい展示になりました。

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今回は「北欧の森の物語」をテーマにした作品が並びます。初日の本日も、ギャラリーいっぱいに広がる風景に、わーっと声を上げてギャラリーに惹き込まれていく方がたくさんいらっしゃいました。

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大きく広がる美しい枝ぶり、どっしりとした大木、ふわふわ揺れる綿毛、川のせせらぎ…鉄を自在に操って、形だけではなく、音や風景、豊かな色彩、空気感までも伝わってくる気がするほどに、表情豊か。溢れんばかりの素敵なお話を語りかけてくれるようです。

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とぷとぷと広がる黄金色のワインの湖に誘われて、湖畔に優しく広がる木々の梢、妖精たちが奏でる音楽、恋人たちの甘い囁き声…

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光を当てれば優しい影が浮き上がって、広がる森の風景に心が踊ります。

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こちらはマイホームと名付けられた大きな作品。丸い鉄のお家。ライトを灯して中を覗いてみてください。鉄だけど、とてもあたたかい夢のようなお家。

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「俺さまが一番!」「ねえ見て見て!」と今にも声が聞こえてきそうなどんぐりの背くらべ。個性豊かなどんぐり達につい笑顔がこぼれます。

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いろんな形が並ぶペンダント。木の上や三日月で音楽を奏でる妖精や、表情豊かな動物たち…手のひらほどの小さな額縁が胸元を飾ってくれます。塗装がされているのでお洋服に汚れがつくこともなく、安心してお使いいただけます。

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作品たちの楽しい表情やおもしろい影にちびっこも夢中!ご家族で楽しんでいただける展示は、夏休みのお出かけにもおすすめです。マネージャーをされている奥さまと二人で会期中は京都に滞在され、全日在廊していただけるとのこと。とても気さくなお二人とのおしゃべりもぜひお楽しみください。

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胸いっぱいになるくらいファンタジックで、溢れんばかりのユーモアに笑みがこぼれる、それはそれは楽しい優しい物語がたくさん詰まった展示になりました。

蝉の声が聞こえだしてそろそろ梅雨も明けそうな夏本番。店内涼しくしてお待ちしています。ぜひご堪能ください。ご来場をこころよりお待ちしております。

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安斉重夫 鉄の彫刻展「北欧の森の物語」

開催期間:2019年7月23日(火)-7月29日(月)
開催時間:10:00-21:00(最終日は16:00まで)
開催場所:ギャラリーアンフェール

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鉄の溶接により、大自然の中に生きる少年や少女、妖精の姿をファンタジックに表現、制作しました。昨年は、フィンランド・ヘルシンキで個展を開催しました。どうぞご覧下さい。


<安斉重夫メッセージ>
鉄が好きです。固くて、強いのに   
やがて、さびて朽ち果ててゆく。
まるで人間のようです。
わたしも自然(宇宙)のひとりとして
生きてゆきたい。
遊んでいる子供のように
生き生きと!

 


(上田)

空気の器 120 COLORS

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「空気の器」は、2010年の発売以来、世界各国のミュージアムショップで販売されているプロダクト。一度は目にしたことがあるという方も、多いのではないでしょうか。デザインを手がけたのはトラフ建築設計事務所です。何本もの細かいスリットの入った円型の紙を広げると、空気を包み込むように自由にかたちをつくり変えることができます。
当商品は福永紙工を代表するプロダクトですが、今回のフェアでは、紙の卸専門会社・竹尾のファインペーパー「NTラシャ」を使用したコラボ製品「空気の器120COLORS」を展開しています。日本のファインペーパーのパイオニアとして、多くのクリエイターの方々に支持され続けているNTラシャ。会場では、その器120色をすべて1点ずつ天井から展示し、その豊かな色幅と魅力を伝えています。このように、吊るしたり壁に掛けたりしてお使いいただく以外にも、ラッピングペーパーとしたり、また、お子様が絵をかいてそれを伸ばすと、器の模様になったりと、幅広くお楽しみいただけます。「120 COLORS」はフェア会場でしか購入できないものです。是非この機会にご覧ください。

福永紙工 POP UP SHOP「空気の器 120 COLORS」~airvase
7月20日〜8月2日
生活館ミニギャラリー

 

(田川)