恵文社一乗寺店 スタッフブログ

恵文社一乗寺店の入荷商品やイベントスケジュール、その他の情報をスタッフが発信いたします。

アケモドロ 夏の手ぬぐい

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染作家・アケモドロさんによる手ぬぐい展を開催しています。
これまでの夏の展示会でもご好評いただいてきた「みょうが」「すだち」「かき氷」「すいか」など、夏の風物詩を描いた手ぬぐいたち。それらに加えて、今回の新作は「アイスクリーム」と「ソフトクリーム」です。
誰もが見てわかるように記号化しつつも、その線がむすぶ形や色合いは、アケモドロさんにしか描けないもの。口に入れたとたんに溶け広がる甘さが、視覚から伝わる心地よさ。型紙を小刀で切るところから始まり、顔料の調合、染める手順により微妙な色合いを調整しています。その工程の手間を感じさせずに、手ぬぐい以上でも以下でもなく、暮らしの道具として彩りを与えてくれることが、何より美しいと感じます。

 

アケモドロ 夏の手ぬぐい
7月21日 - 8月3日
恵文社一乗寺 店生活館ミニギャラリー
◎前回の展示会に関しては こちら

 

(田川)

鴨川志野「型紙 びっくりばこ展」

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ギャラリーアンフェールでは、滋賀県を拠点に活動されている鴨川志野さんの「型紙 びっくりばこ展」を開催中です。

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型染めの型紙や切り絵が、まるでびっくり箱のようにたくさん展示されて、会場はとても賑やか。ところどころに影が映って、立体的でインスタレーションのような展示空間も。紙とはまた違う影の美しさにびっくりします。

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絵本から飛び出した影絵人形は物語に沿って展示されています。ひとつひとつ読み進めながらごらんください。

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グッズもたくさんご用意いただきました。

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たくさんの絵柄が並ぶ手ぬぐい。ハンカチより大きくて、すぐ乾いてくれる手ぬぐいはこの季節におすすめしたい必需品です。帯にはそれぞれの絵柄のコメントが入って、選ぶのが楽しくなります。

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こちらはおたのしみ、UFOキャッチャー。中にはバッチとヘアゴムいずれかが入っています。手動で動かしておたのしみください。

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こちらは色とりどりのバッグや子ども用サイズも揃えたTシャツ。賑やかな型染めの絵柄はおでかけが楽しくなりそうです。

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最終日23日には、コテージにて影絵の上映会も開催!夏の夕暮れに楽しむ影絵、お子さまも一緒に、ぜひご参加くださいませ。(定員に達し次第ご予約受付は終了いたします)

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そろそろ夏休みもはじまるころ、小さなお子さまにもたっぷり楽しんでいただる展示になりました。ご家族そろって、ぜひお出かけくださいませ。店内涼しくして、ご来店をこころよりお待ちしております。

 

鴨川志野「型紙 びっくりばこ展」
開催期間:2018年7月17日(火)-7月23日(月)
開催時間:10:00-21:00(最終日は18:00まで)
開催場所:ギャラリーアンフェール

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関連イベント『影絵「かくしまさん」上映会』
7/23(月)恵文社一乗寺店コテージにて
詳細はこちらをごらんくださいませ。(定員に達し次第受付終了いたします)
http://www.cottage-keibunsha.com/events/20180723_2/

 

(上田)

髙橋あおば クレヨン画展「parade」

ギャラリーアンフェールでは、北海道より髙橋あおばさんのクレヨン画展「parade」を開催中です。

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最初お申込みをいただいた時、小さなクレヨン画が森の中のギャラリーに飾られている写真を拝見して、森の色と遊んでいるような可愛らしい絵に魅せられたのを覚えています。

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小さい頃からクレヨンで絵を描いていたという髙橋さん。いろんな技法で思い思いに描かれる、夢のように柔らかくて美しい景色が並びます。

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会場では、高橋さんが在廊され、公開制作もされています。机の上にはいろんな色のクレヨンがずらり。小さい頃に誰もが使ったお馴染みのクレヨンや、蜜蝋クレヨン。蜜蝋クレヨンは色数が限られているので、クレヨンを溶かして混ぜて固めて、髙橋さんオリジナルの色を作られているそうです。

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この蜜蝋クレヨンを電気コテで溶かしながら塗りつけて描かれます。塗りたての絵を少し触らせてもらうとほんのり温かくてふわっとうれしくなりました。知っているクレヨンの質感とはまた違って、絵の具とも違う、見たことのないような美しい表情を見せてくれます。

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細かい模様は、塗り重ねた色を上から削って描かれているそう。小さい頃にも遊んだ記憶のある、まるで魔法みたいな技法。

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クレヨンってこんなに表情豊かでいろんなことができるんだ!と驚いてしまうくらい、心躍るクレヨンの世界が広がります。

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梅雨が去ったらうだるような真夏日が続く京都。店内涼しくして、ご来店をこころよりお待ちしております。

 

髙橋あおば クレヨン画展「parade」
開催期間:2018年7月10日(火)-7月16日(月)
開催時間:10:00-21:00(最終日は18:00まで)
開催場所:ギャラリーアンフェール

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小さなころ画用紙に何色もクレヨンを塗って上から黒いクレヨンを重ねて遊んだ。
爪楊枝でひっかくと真っ黒だった世界からカラフルな色が生まれてきたようで胸が踊った。
その時の記憶を大切にしながら、
オリジナルの技法を用いたクレヨン画を描いています。
生まれ育った北海道の四季折々の景色をモチーフに頭の中でイメージをつくり、
実際にある景色とは違う空想の世界を描いています。

髙橋あおば web:http://aoba-takahashi.net/

 

(上田)

うなぎの寝床 MONPE販売会

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昨年に引き続き、ミニギャラリーでは「うなぎの寝床」によるMONPE販売会を開催しています。九州筑後地方のものづくりや人の魅力を発信するアンテナショップ「うなぎの寝床」が、地元・久留米絣の工房と組んで生まれたアイテム。日本各地で販売会を行っていますので、ご覧になったことのある方、すでにお持ちの方も多いことでしょう。
もんぺと聞くと、昔ながらの農作業着が思い浮かびますが、こちらはよりカジュアルに、腰回りをすっきり細身に仕立てています。昔ながらのシャトル織機でゆっくりと織られているので、肌触りもよく、とても軽い履き心地です。締め付けも少なくリラックスして履けるのに、日常着として旅行着として、場所を選ばず使えるのが嬉しいところ。

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こちらは定番柄のひとつ、「マリー・アントワネットの絣」。フランス王妃の?と不思議に思えますが、かつてフランスでも「シネ・ア・ラ・ブランシュ」として絣織りが流行し、マリー・アントワネットもこの生地をドレスに使用していたことが、1782年の生地見本帳からわかっています。その中でも彼女が愛した繊細で小柄な絣生地を、現代の久留米絣として再現した試みがこちらです。

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また、今回は「セレクトもんぺ」なる1点ものも見どころのひとつ。これらは織元さんのデッドストック生地から作られたものですが、ストライプ柄や、パステルカラーのものなど、モダンなデザインもちらほら。是非見比べてくださいませ。

 

うなぎの寝床 MONPE販売会
7月7日-7月20日
恵文社一乗寺店ミニギャラリー

 

(田川)

『& Premium』掲載と『手繪京都日和』再入荷ご予約受付のお知らせ

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発売中の雑誌『& Premium』8月号は京都特集。神社仏閣とカフェやパン屋、伝統工芸とサブカルチャー、歴史的なものと今の暮らしのスタイル。ノスタルジーとコンテンポラリーが共存する「ふだんの京都」をA to Zのキーワードで巡るガイドブック。変わらないものと変わり続けるものとを内包する街の最新を、この雑誌ならではの瀟洒な構成で紹介します。住み暮らすわたしたちにも発見と楽しみを感じさせてくれる特集です。

 

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特集内、京都の本屋を紹介するページにて当店もご紹介いただいています。ホホホ座 三条大橋店さん、マヤルカ古書店さん、サヴァブックスさん、ここ数年新たに生まれた京都のカルチャー拠点の顔としてご活躍されている皆さんとともに当店の書店部門マネージャー、鎌田裕樹が誌面に登場。

 

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「"ふだんの京都"がわかる本」として、台湾のイラストレーターFanyuによる京都滞在記としてのイラストブック『手繪京都日和』をご紹介しています。

お手に取られた際はぜひこちらもご覧ください。

 

  

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 そして、本誌掲載後お問い合わせを多数いただき、現在品切れ中のFanyu『手繪京都日和』の近日再入荷が決定しました。昨春に取扱いを開始して以後、当店の京都本コーナーの新たなスタンダードとして多くのお客様に手にとっていただいた本書。まとまった冊数が入荷するのはおそらく今回が最後となります。現在、店頭/オンラインショップでご予約を再度受付中ですので気になる方はこの機会にぜひ。

 

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恵文社オリジナル特典として、本書の序文とあとがきの対訳冊子、著者のFanyuに描いてもらった当店の外観のポストカードをお付けしてのお届けとなります。

対訳は本書全体のテキストからするとごくごく一部ですが、Fanyuのテキストの魅力や台中と京都の街の関係性など、その可愛らしいイラストにあらたな文脈が生まれ、著者や台湾がぐんと身近に感じられるものとなっています。ぜひ手にとっていただけますと幸いです。

 

 

 

(涌上)

 

 

Sa-Rah BOOK RELEASE EXHBITION -Sa-Rah著書本出版記念展示会-

当店ではすっかりおなじみの愛媛のお洋服屋さん『Sa-Rah』。コットンやリネンなど丈夫で着心地のよい布を使って丁寧に作られるお洋服は、ファンの方も多く毎回好評いただいています。

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お家の洗濯機でザブザブ洗えること、シンプルだけれど可愛らしいデザイン、気になる体型をカバーして美しく見せてくれるデザイン…年齢を問わず愛されるSa-Rahさんの洋服の魅力はたくさん。

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今回は初の著書「10の型紙で着回す毎日の服」の刊行を記念して、本書に掲載された洋服を中心に展示していただきました。

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こちらは当店スタッフが本を見てさっそくこしらえたエプロン。バッククロスで着やすくて丸い裾がかわいらしいですね。好きな生地で本を見て自分で作るのもとても楽しそう!

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お仕事で、お出かけで、いろんなシーンで活躍してくれる、毎日着たいユニフォームのような洋服たち。ぜひじっくりご覧くださいませ。ご来場をこころよりお待ちしております。


Sa-Rah BOOK RELEASE EXHBITION -Sa-Rah著書本出版記念展示会-
開催期間:2018年6月26日(火)-7月9日(月)
開催時間:10:00-21:00(最終日は18:00まで)
開催場所:ギャラリーアンフェール

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このたび、Sa-Rahの初著書本となる「10の型紙で着回す毎日の服」が文化出版局より出版されました。
それを記念し、今年の春夏collectionは、本の販売とそれに掲載されたお洋服と生地を中心に毎日着回せるお洋服たちを展示販売させていただきます。
各会場では著者が初日に店頭に立ち、本の内容の説明や、コーディネートアドバイス・おすすめの生地の選び方などをお伝えする予定です。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。

 

(上田)

2018年6月書店売上ランキング

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1位『数学する身体』森田真生(新潮社)

 

2位『センネン画報+10years』今日マチ子(太田出版)

 

3位『こないだ』山田稔(編集工房ノア)

 

4位『わざわざの働きかた第3版』(パンと日用品の店わざわざ)

 

5位『はな子のいる風景イメージを(ひっ)くりかえす』(武蔵野市立吉祥寺美術館)

 

6位『どもる体』伊藤亜紗(医学書院)

 

7位『行動経済学まんがヘンテコノミクス』佐藤雅彦菅俊一高橋秀明(マガジンハウス)

 

8位『IN/SECTS vol.10 私たちのアジア』(LLCインセクツ)

 

9位『かんがえる子ども』安野光雅(福音館書店)

 

10位『あおいよるのゆめ』ガブリエーレ・クリーマ(WORLD LIBRARY)

 

 

1位『数学する身体』森田真生(新潮社)

おなじみ、独立研究者・森田真生さんの小林秀雄賞受賞デビュー作が文庫化。6月10日には森田さんによる3ヶ月に一度のトークライブ「数学ブックトーク」を開催しました。今回語られた「普遍性」についての文章が文芸誌「新潮」の7月号の寄稿でまとまっています。ミシマ社ウェブマガジンの連載「数学の贈り物」も更新されているので、あわせていかがでしょう。

https://www.mishimaga.com/books/sugaku-okurimono/000289.htl

 

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2位『センネン画報+10years』今日マチ子(太田出版)

「センネン画報」刊行10周年を記念した特別バージョン。6月23日には今日さんと編集者さんによるトークとサイン会を開催しました。オリジナルグッズは引き続き店頭で販売しております。

 

3位『こないだ』山田稔(編集工房ノア)

「記憶し」「思い出すということ」。作家・山田稔が、富士正晴、杉本秀太郎、福田紀一、鶴見俊輔ら、親しき人々回想しながら書いたメモワール。ご自身がデザインされたシンプルな装丁も美しい一冊です。先日、追加で署名をいただきました。著者署名入り本をご希望の方はお早めに。

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4位『わざわざの働きかた第3版』(パンと日用品の店わざわざ)

長野県東御市の山中に佇む、パンと日用品の店「わざわざ」が発行する冊子。今回入荷した第3版では、新たに序文と2017年のわざわざの歩みを紹介するページが加えられています。サービス、雇用形態など、店舗の方針やマネジメントについて書かれたためになる一冊。

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5位『はな子のいる風景イメージを(ひっ)くりかえす』(武蔵野市立吉祥寺美術館)

待望の再入荷。ゾウのはな子と記念写真。写真提供者たちの記憶をたどるインタビュー、飼育日記、新聞記事などをまとめ、当時の記憶とともにはな子と過ごした膨大な時間を紡ぎ直した一冊。前回入荷時は瞬く間に完売しました。

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6位『どもる体』伊藤亜紗(医学書院)

当店のグッドセラー『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(光文社新書)の著者最新刊。徹底した観察とインタビューから「吃音」の謎に迫った一冊。それにしても、医学書院の「シリーズケアをひらく」は名著揃いです。店頭に多数ご用意しています。

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7位『行動経済学まんがヘンテコノミクス』佐藤雅彦菅俊一高橋秀明(マガジンハウス)

理性的な人の経済的営みを前提にした伝統的経済学から、人間の心理に着目した新しい行動経済学へ。わかりやすく漫画として描いた一冊。著者のひとり、研究者/映像作家の菅俊一さんの『観察の練習』(NUMABOOKS)も合わせておすすめします。

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8位『IN/SECTS vol.10 私たちのアジア』(LLCインセクツ)

大阪発ローカルカルチャーマガジン。文化的空間としての本屋、インディーズミュージック、デザイン、アート、美味い飯。ローカルな層でお互いに手をとりあうアジアカルチャーの姿が浮かび上がります。

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9位『かんがえる子ども』安野光雅(福音館書店)

半世紀にわたって絵本を描いてきた画家・安野光雅からのメッセージ。あれこれ考えるくせをつける。自分で考える。正しい答えを求めすぎる時代を生きる私たちに、大先輩からの金言。書店壁面にて同時発売された『旅の絵本Ⅸスイス編』のパネル展を開催しています。

keibunshabooks.hatenablog.com

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10位『あおいよるのゆめ』ガブリエーレ・クリーマ(WORLD LIBRARY)

当店絵本棚の一番人気。残念ながら現在重版中につき品切れ中です。8月には重版分の入荷を予定しています。

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それでは、また来月もお楽しみに。

(鎌田)