恵文社一乗寺店 スタッフブログ

恵文社一乗寺店の入荷商品やイベントスケジュール、その他の情報をスタッフが発信いたします。

宮田織物 はんてん再入荷

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昨年10月に当店で開催いただいた展示会から、引き続き店内一角にて販売している宮田織物さんのはんてん。けっして広くはないスペースでの販売に関わらず、途切れずご好評いただいており、年明けから2度目の追加納品です。先月はテレビ番組でもご紹介されて在庫品薄の中、「鼓星はんてん」3色と、「冬芽ポンチョ」3色を届けていただきました。

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こちらの袖のないタイプが、和モダンシリーズの「冬芽(ふゆめ)ロングポンチョ」。冬場の寒い台所での洗い物など、家事仕事をするときに便利です。熱を逃がさないよう、従来のものより、丈を長く胸囲を縮めた、体に寄り添う仕様。中わたは、綿にポリエステルを2割まぜた、ふっくらとしたボリューム感です。

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こちらは「鼓星はんてん」。鼓星(つづみぼし)とは、オリオン座の和名。均一の取れた美しい姿の星座の、星同士を結ぶ軌跡を色糸で表現したデザインです。一見クラシックな柄のようですが、太縞にかかる細い色糸がアクセントに、佇まいもすっきり見せてくれます。表地、裏地、中わたは全て綿100%です。

 女性向けの暖色系も揃えていますが、これまでの売れ行きを見ますと、男性のお客様が多いようです。お布団に包まれるようなあたたかさ、是非体感してみてください。生活館にて販売中です。

 

昨年10月の、はんてんフェアの様子は こちら と こちら  から

 

(田川)

早川ユミ 野生を生きるための12ジャケット

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昨日よりギャラリーアンフェールでは布作家・早川ユミさんの展示会をスタートしています。会場ではワンピース、もんぺなどの衣類や、また冷えとりグッズを展示販売しています。中でも壁面を彩るのは、昨年出版された自家製本『野生を生きるための12ジャケット 早川ユミのふくつくり1』に掲載のジャケット。襟やポケット、伸びやかな感性で布と布を縫い繋ぎ、襟元に陶製ボタンをひとつ。背中には厄を払い、祈りを込めるような背守りがそれぞれついています。文明の便利さに気づかず慣らされた心身に、野生の感覚を取り戻すこと。その大切さを早川さんは近著の『野生のおくりもの』でも述べていますが、その想いを服というかたちで表現したのがこちらです。また針山や指ぬきがセットになったお裁縫箱のセットも、サイズ違いで3種類、ご用意しています。

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今週末の2月9日、2月10日には
ちくちくワークショップ「縄文ポシェットを作る」も開催いたします。
早川さんを囲んで、手縫いのポシェットを仕上げます。
◎詳細はこちらをご覧ください。
ご希望の方は、お気軽にお問い合わせくださいませ。

 

『野生を生きるための12ジャケット』早川ユミ展
2月6日〜2月12日
恵文社一乗寺店ギャラリーアンフェール

 

(田川)

浅井洋子 椅子敷き展

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眺めているだけであたたかそう。織作家・浅井洋子さんの展示会が始まりました。並ぶ作品は全て、木綿の経糸(たていと)にウールの糸の束を結びつけて織り上げる「ノッティング」という技法で織りあげています。手織りの椅子敷きは、民藝品店などでご覧になる機会も多いかと思いますが、格子や幾何学模様が多い中、浅井さんの作品は、動物や身近なモチーフを図案にしています。今回、ご用意頂いたのは定番の「りんごの木」「ぞう」「本とねずみ」に加えて、新作の「女の子とギター」「女の子 ふたり」など、絵柄から物語を感じさせる大らかな品々。ウール糸は浅井さんが色を調整し、染めたものを使用しています。グレートーンの紫や緑、寒い季節に合うような、落ち着いた配色で目にやさしく映ります。

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定番サイズ(およそ33×33cm) 税抜22000円

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こどもサイズ(およそ25×25cm) 税抜10000円
また今回は椅子敷きに加えて横長のマットもご用意頂きました。玄関マットとして、またソファなどに敷いても。椅子敷き同様に柔らかなイギリスウールを使用しているので、素足でもちくちくしません。

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皆さまのご来場をお待ちしております。


浅井洋子 椅子敷き展
2月3日〜2月16日
恵文社一乗寺店 生活館ミニギャラリー

 

(田川)

谷内亮太 結晶の声

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左京区白川の雑貨店「ちせ」のオーナ-であり、彫金作家として活動されている谷内亮太さんのフェアを、当店アンフェールフロアにて開催しています。 普段は動物や天体をモチーフにした作品を多く手掛けている谷内さんですが、今回のテーマは結晶。菱形や六角形、星の瞬きのような小さなシルバーピアス、イヤリングを中心に揃えています。また「花の環の指環」「月の満ち欠けの指環」など細かな装飾を施したリングも。サイズ変更も承りますので、お気軽にスタッフまでお声掛けください。 会場では展示会案内状の絵を描いて頂いた森綾花さんの木炭画も展示販売しています。

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谷内亮太アクセサリー展 結晶の声
2月1日-2月15日
アンフェールフロア一角にて

 
(田川)

CHIMASKI「ALL TALKING IS SHIT」

今年もジュエリーブランド「CHIMASKI」展をギャラリーアンフェールにて開催しています。CHIMASKIは、京都造形芸術大学出身の方たちが立ち上げたブランド。毎年、京都造形芸術大学在学中の学生さんの発表も兼ねて行われています。

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CHIMASKIではお馴染みのcomet。

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葉っぱや花びらなどをシルバーと油彩で再現した本物そっくりの小さなアクセサリー。風が運んでくれる小さな幸せを身につける、ささやかなジュエリーです。

 

学生さんの作品は、毎年楽しみになるほどに皆さん思い思いに作られた発想豊かなアクセサリーが並びます。

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そばを通るとふっといい香り。“いつかとけてなくなってしまう”石鹸で作られたジュエリー。

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高校生の時に校則で決められて履いていた、好きじゃなかったしろいくつしたで作られた“誰も見たことのない服”。

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そして今回は、前回に引き続き、障害者による美術作品が所蔵された「みずのき美術館」の活動にインスパイアされて制作された作品も並びます。

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みずのきで出会った人から生まれた「最愛の恋人たち」と名付けられた100個の指輪。

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みずのきの作品から一部分を切り取って作られたキーホルダー。

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みずのきで出会った人に書いてもらった読めない文字をそのままブローチに。もらった時の笑顔から文字以上の感情が読み取れたその感覚がそのまま形になりました。

 

豪華に着飾るだけがジュエリーの役目じゃない。すぐに壊れてしまうような儚いものも、その人にとってはかけがえのない宝物だったりする。その人だけのジュエリー。ジュエリーから自分の本質と向き合うきっかけを与えてくれるようで、CHIMASKIさんと学生さんたちの展示は、毎年いつもハッとさせられます。

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ここでご紹介したのはほんの一部。まだまだたくさんの作品が揃いました。ぜひじっくりご覧くださいませ。ご来場をこころよりお待ちしております。

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CHIMASKI「ALL TALKING IS SHIT」

開催期間:2018年1月23日(火)-2月5日(月)

開催時間:10:00-21:00(最終日は18:00まで)

開催場所:ギャラリーアンフェール

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ジュエリーデザインのCHIMASKI(京都)と京都造形芸術大学空間演出デザイン学科による、ニュージュエリーと雑貨の展覧会及び販売。障害者による美術で有名な“みずのき美術館”の活動にインスパイアされた物事が揃う。

 

(上田)

 

nicoの出張ロシア雑貨店 киоск

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湯島天神近く、巨大マンション一角にある、輸入雑貨店のnicoさん。琺瑯やプラスチック食器、エプロン、ビニールバッグ、文具、紙、布、紐… 異国の物、物、物にあふれた店内は、いつ訪れてもお買い物せずにはいられません。(上写真はnico店内の様子)

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さて、そのお店が湯島から一乗寺に!2月2日まで出張ロシアフェアを開催しています。10年以上、訪れているロシアの品々。その買い付け旅行の様子は、手作りの『ロシア冊子』に詳しく、是非会場でご覧くださいませ。今回並ぶのはnico定番の首だけセーター、サローチカ(シュミーズのような薄手ワンピース)、綿パンツ(花模様が可愛らしく、タイツに合わせたりと重ね着しやすい)、路上でおばあさんが編んでいるというソックスやミトンなど。なかでも色鮮やかなスカーフは、身に付ければ冬の装いのアクセントに。15年前にハバロフスクを訪れた際は、町中、スカーフを巻いたおばあさんだらけだったそうです。その様子は『スカーフ冊子』でも紹介されている通り、あご下で結んだり、後ろに流したり、風呂敷がわりに使ったり、布使いのセンスの良さには惚れ惚れします。そんなロシアのおばあさんに倣い、自分なりにアレンジしたおしゃれをお楽しみいただければと思います。

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東京・湯島の輸入雑貨店
nicoの出張ロシア雑貨店 киоскキオスク
1月20日-2月2日
恵文社一乗寺店生活館ミニギャラリー

 

(田川)

真木テキスタイルスタジオ フェア

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現在、生活館の一角では、真木テキスタイルスタジオのミニフェアを展開しています。タッサーシルクをはじめ、綿や麻、さまざまな素材の持ち味を活かし、糸のなりたい姿を表す織物。インド・ヒマラヤ麓のふもとに設けた工房で、地元の職人さんと糸作りから織り、染め、縫製を行い、手仕事を大切にした布づくりを行っています。

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今回はあたたかなウールやパシュミナ素材を中心にご用意いただきました。ヒマラヤの険しい山々を駆け巡る在来種の羊の毛は、丈夫で暖か。その毛を手紡ぎし、織り上げた格子柄の掛け布は、ショールのように羽織ったり、首に巻いたり、腰布として使う際は、フリンジがアクセントになります。また、ピュアパシミナの細糸で織り上げたショールは、手が滑るぐらいのなめらかさが大きな魅力。動物(山羊)の毛からこんなに柔らかな布が出来上がるなんてと驚きます。是非お手に取ってその風合いをお楽しみくださいませ。

 

真木テキスタイルフェア
1月5日-1月25日
恵文社一乗寺店 生活館フロア内にて

 

(田川)