ギャラリーアンフェールでは、イラストレーターいちろうさんの個展「どこかのヒトコマ」を開催中です。
いちろうさんが、地元大分や現在住んでいる京都で見かけたどこかのヒトコマが、素朴な色づかい、柔らかいタッチで描かれています。
どこだかわからないけど、どこにでもあるような、なにげない穏やかな日常の風景。
キャンバス作品の他に、小さなスケッチも。
映画もお好きだといういちろうさん。お気に入りの映画をイラストにした作品はスクラップブックで手に取ってご覧いただけます。
いちろうさんの在廊時、ご希望の方には水彩画の似顔絵もされています。私もさっそくお願いしてみると、さらさらと手が動いて、パレットにどんどん色がつくられて、お話しているうちにあれよあれよととてもすてきな似顔絵を描いていただきました。ご希望の方はぜひお気軽にいちろうさんにお声かけください。
いつも通る道にあるあの景色、炊きたてご飯の蓋をあける時…日々繰り返す生活の中でいくつかある、お気に入りの瞬間。
いつも見ている風景が、なぜかその時だけやけに心に響いた小さな奇跡の瞬間。
それらはほんの一瞬のことで、はっきりとした記憶にならないほんのささやかな日常の幸せ。「そうそうこれこれ」そんな出来事がキャンバスに収められていて、形になっていなかった幸せが小さな宝箱から一気にあふれてきたような、楽しくて嬉しくてあたたかい気持ちにしてくれる展示になりました。ぜひお気軽にお立寄りくださいませ。
いちろう個展「どこかのヒトコマ」
開催期間:2017年11月28日(火)-12月4日(月)
開催時間:10:00-21:00(最終日は18:00まで)
開催場所:ギャラリーアンフェール
生活は、季節や、誰かや何かとの出会いで日々変わっていく。なんでもない生活のヒトコマだけど、そういうひとつひとつで日常はできている。そんなどこかにあるヒトコマを集めました。
いちろう
1993年生まれ。大分県出身。京都府在住。
http://ichiro5.jimdo.com/
(上田)